自社のホームページ制作を計画するものの、Web制作スキルに自信がなく外部の制作会社に依頼するしか手段がないという企業もあるはずです。

とはいえ、Web制作を依頼すると規模にもよりますが数十万円と膨大な費用が発生します。Web制作に割り当てられる予算が厳しく、結局着手できないことに悩みを感じていませんか。

Web制作スキルと予算どちらも障壁になっているのであれば、ホームページ制作ツールの活用をオススメします。無料ホームページ制作ツール「Webnode」は、Web制作に関するスキル不要で利用できるのが特徴です。

今回、「Webnode」の基本的な機能や使い方をご紹介します。

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Webnodeとは

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https://www.strikingly.com/?locale=ja

「Webnode」は、個人用ホームページブログやメディア、企業のコーポレートサイト、ネットショップなど様々なジャンルのホームページに対応できるホームページ制作ツールです。

テンプレートを選択し、公開時のデザインと同様のプレビュー画面から作ることができるため、HTMLCSSのようなWeb制作スキルに自信がなくとも簡単に制作することができます。

ジャンル別に提供されているテンプレートはシンプルなものから画像を多用したリッチなデザインまで揃っているため、好みのテンプレートを選択後、画像素材やテキスト素材を差し替えるだけで完成させることができます。

ネットショップを運営する場合など別途有料プランへの加入が必要になりますが、無料で多くの機能を利用できるため、導入を検討時、「とりあえず試してみる」というのも良いのではないでしょうか。

基本機能や料金

Webnodeは基本的に無料で主要な機能が利用できるホームページ制作ツールです。無料でありながら広告非表示、独自ドメイン移管サポート対応など、一般的なホームページ制作ツールと比べて、設定できる機能の幅が広いという特徴があります。

サーバー容量を増やしたい場合や高度なカスタマイズを行い方向けに有料のプレミアムプランも4種類提供されています。まず無料版を利用した上で、機能に物足りなさを感じている場合に検討してみると良いでしょう。

無料で利用できる機能は以下です。

【無料で利用できる機能】
・広告の非表示
・100種類以上のデザインテンプレート
・独自のSEO対策向け機能
・独自ドメインの移管サポート対応

既に所有しているドメインをWebnodeへの移管する場合や新規ドメイン接続をする場合、プレミアムプランへ申込みが必要です。また、プレミアムプランでは新規ドメイン登録料金が1年間無料になるコードが付与されます。

その他、プレミアムプランの詳細に関しては公式ホームページにある「プレミアム プランと料金 - Webnode」をご確認ください。

Webnodeの会員登録の方法

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Webnodeの会員登録の方法をご紹介します。

Webnodeトップページの下部にある「ホームページを作成」というボタンをクリックします。すると、会員登録情報を入力するフォームが表示されます。

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入力フォームに、任意の「ウェブサイト名(サブドメインに使用)」「メールアドレス」「パスワード」を入力しましょう。すると、会員登録案内のメールが届きますので、認証URLをクリックすると本登録が完了します。

Webnodeの基本的な使い方

目的のジャンルに合わせてテンプレートを選択する

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Webnodeへの会員登録を終えると次に行うのがテンプレートの選択です。まず最初に「ホームページ」か「Eショップ(ネットショップ)」という2つのジャンルから選択します。

個人、ビジネス問わずホームページブログ制作をする場合は「ホームページ」を選びましょう。

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テンプレートは「ビジネス」「個人向け」「ブログ」「食とレストラン」「ミュージック」「ポートフォリオ」のように各ジャンルから選択することができます。

今回は、企業のホームページ制作という想定で「ビジネス」からテンプレートを選択します。

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「法律事務所」のホームページをイメージしたテンプレートを選択しました。

ここに表示されている「法律事務所」や「工務店」というテンプレートは必ずしも自社のジャンルと合わせる必要はありません。

あくまで「そのジャンルをイメージしたデザイン」という認識で利用してみましょう。

タイトルや本文などテキストを入力する

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テンプレートを選択すると、ホームページの編集画面に遷移するためのポップアップが現れます。この時点で、先ほど選択したテンプレートが反映されており、会員登録時に入力したウェブサイト名がサブドメインとして生成されます。

「編集をスタート」をクリックし、ホームページ内のテキスト等を編集してみましょう。

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Webnodeでは、テキストレイアウトを編集する際、HTMLCSSを入力する必要は一切ありません。例えば、タイトルを変更したい場合は、プレビュー画面に表示されているタイトルをクリックし、そのままテキストを入力するだけです。

タイトルに限らず、全ての項目をクリックと入力で完結させることができます。

日本語Webフォントでデザインにアクセントをつける

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また、Webnodeは無料でありながら8種類の日本語Webフォントを利用できます。明朝やゴシック系のフォントだけでなく「「けいふぉんと!」|すもももじ」のようなユニークなフォントもデフォルトで搭載されています。

個性的なフォントはホームページ全体の雰囲気を変えてしまうため、あくまで自社の雰囲気に合わせて選定してみましょう。

レイアウトのサイズ変更などを行ってデザインの調整を行う

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本文の入力欄は、タイトルと同様にクリックした上で任意の文章を入力するだけでサンプル文を変更することができます。

見出しの調整や太字、リスト化などをテキスト入力部に表示されたメニューから選択するだけで簡単に反映することができます。

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テンプレートを選択した時点で既に本文を入力する欄はレイアウト済みです。しかし、実際に本文を入力すると、文章のバランスに違和感を感じることもあるでしょう。その場合、レイアウトの幅や高さの変更を行います。

レイアウトを変えたい入力欄の枠をマウスでドラッグすることで幅や高さを変更します。

「公開」をクリックしてホームページを公開する

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ひと通りの編集作業を終えたら、編集画面の右上に表示されている「公開」をクリックします。すると、全ての変更箇所が保存されホームページとしてインターネット上に公開されます。

公開後も編集を続けることができるため、万が一入力ミスや設定ミスなどがあってもすぐに修正を行えます。

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公開されたホームページがこちらです。編集画面と同様の画面が表示されました。ワープロソフトを使うように更新し、その変更点がそのまま反映されるため、「制作時と完成後の雰囲気が違う...」というミスが置きにくいのもWebnodeの特徴です。

管理画面から独自ドメインやGoogleアナリティクスへの連携も可能

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ホームページのデザインやコンテンツの変更は上述の方法で行えます。

独自ドメイン等の設定を行いたい場合は、編集画面右上に表示されている「設定」という項目をクリックしてみましょう。「設定」からは、独自ドメイン設定やメールアカウントの変更や別ユーザーへの編集権限付与、プラン変更などが行えます。

まとめ

無料ホームページ制作ツールは様々な企業から提供されています。一般的に無料で利用できるツールの多くは、有料プランとの差をつけるため一部の機能に制限を設けている場合が殆どです。

Webnodeも有料プランと比べて機能に制限を設けていますが、独自ドメインに対応しているほか広告を非表示化させることができます。そのため、今後WordPressなどその他のツールに移行する場合でもドメインを変更しなくて良いため、導入しやすいと言えるでしょう。

HTMLCSSを利用して1からホームページ制作をするのに比べ、カスタマイズ性こそ劣りますが、すぐにホームページを作りたいと考えているWeb担当者にとって使い勝手の良いサービスと言えるのではないでしょうか。

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