コンテンツマーケティングを最近勉強し始めた人の中には、記事を書きたいけれど、そもそも人手が足りない時間が足りない、とリソース不足に陥り、出だしから泥沼にはまってしまった・・・という人もいるのではないでしょうか。
そのような時は、動画を作成してみるのも1つの手です。

フォレスターリサートのジェームズ・マククイヴィー教授の研究によれば、たった1分の動画であっても、180万語に相当する価値があるといいます。
もちろんこれは英語で180万語ですが、一般的なブログメディアの3600記事分に相当します。
1分の動画と同じような影響力をブログ記事で与えるには、1時間に平均して1ページを書くとしても、150日間休みなしで書き続けなければならないことになります。

しかし、企業として公開する動画を作成するとなると、専用機材や高度な編集技術が必要で難しそうだと感じる方が多いかもしれません。

内容にもよりますが、実はiPhoneでも一定の品質を保った動画を作成できます。
今回は、10分程度でコストをかけずにiPhoneで魅力的な動画を作る方法をご紹介します。

iPhoneで動画を作成する簡単7ステップ

iPhoneと無料の動画編集アプリがあれば、10分程度である程度の品質の動画を作成できます。
以下より、動画を作成する手順を7つに分けて解説します。

1. iMovieをダウンロード

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スクリーンショット:2017年10月

まずは、動画編集アプリをダウンロードしましょう。

動画編集アプリInShotVideoShowなど、人気アプリが多数あります。
0.1秒単位でトリミングしたり、音声のボイスオーバー機能(字幕を自動で生成してくれる機能)など、無料ながら多機能がものが豊富です。

初心者にとって使いやすいアプリiMovieでしょう。
もともとは有料アプリでしたが、2013年以降、無料で利用することができるようになっています。

タイトルやトランジション、スローモーションや早送りなど、基本的な機能のほとんどが揃っています。
AirDropやiCloud Driveを使えば作成した作品を簡単に共有できるので、すぐに自社メディアに掲載できるのも便利です。

2. 新規プロジェクトを立ち上げる

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スクリーンショット:2017年10月

iMovieのダウンロードが完了したら、さっそくアプリを立ち上げて、新規プロジェクトをタップします。
タップすると「ムービー」か「予告編」が選べます。

予告編は、映画の予告編のような動画をテンプレートに沿って作成できるので、かっこいい動画を5分程度で作成することができます。
一方、ムービーはビデオや写真などを組み合わせて、イチからオリジナルムービーを作成するときに選択します。

ここでは録画したものをつなぎ合わせるため、「ムービー」を選択しましょう。

3. 編集したいメディアを選択

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スクリーンショット:2017年10月

すでに撮影済みの動画を選択する場合には、ここで選択をします。
動画だけでなく、写真を選択して、視点を動かしたりトランジションで切り替えたりすることができます。

選択が終わったら、*「ムービーを作成」*をタップします。

4. テーマを選択する

動画編集画面に移動します。
バックミュージックはないものの、これだけでも十分動画としてそのまま使えますが、ここではテーマを選択して飾ってみましょう。

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スクリーンショット:2017年10月

画面右下にある*「歯車」のマークをタップすると、プロジェクトフィルタテーマ*、テーマ曲を選択することができます。

5. オープニングムービーを挿入する

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スクリーンショット:2017年10月

事前に5秒から10秒程度のオープニングムービーを作成して最初に差し込むと雰囲気が出ます。

iOS 11からは画面の録画機能にも対応しているので、ここではイラスト作成アプリで文字を書いて、iMovie側で2倍速再生させてタイトルにしています。
オープニングムービーは、1度作成しておけば、何度でも使用できるので便利です。

また、場合によってはエンディングムービーも作成しておくといいでしょう。

6. 文字や音楽、トランジションなどの調整

基本的に、この段階でほとんど動画は完成されていますが、文字を入れたり、用意した音楽を流したい場合には、iMovieを操作して編集していきます。

7. 完成ボタンを押す

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スクリーンショット:2017年10月

編集が完了したら、「完成」ボタンを押して、動画を保存します。
保存した動画は、AirDropなどでパソコン側に送信したり、直接YouTubeにアップロードしたりすることができます。

ここまでの操作に慣れてくると、10分を切るほど非常に短い時間で多くの動画を作成することができます。

作成した動画は、SNSに流したり、オウンドメディアに貼り付けたりして、活用しましょう。