2019年3月6日追記

Opera Mailは現在、配布を終了しています。

Opera Mailに代わるメールソフトの選び方は、こちらの記事で紹介しています。
メール配信システムの選び方

【元記事】大量のメール送受信・検索の軽快さが魅力!軽量なメールクライアント「Opera Mail」の使い方

ビジネスメール実態調査2016によると、仕事で利用しているメールソフトの第1位は、シェア39.93%のGmail(Google Apps含む)です。

場所を問わずアクセスできる利便性は大きな魅力ですが、Web版のメールクライアントの利用を禁じられている会社など、ダウンロード型のメールクライアントが必要な場合もあります。

Opera Mailは、ブラウザのOperaの製作元であるOpera Softwareが提供する、無料のダウンロード型メールクライアントです。軽量で、柔軟にビューをカスタマイズできるのが特徴です。

今回は、軽量なメールクライアントであるOpera Mailの使い方についてご紹介します。

参考:
「ビジネスメール実態調査2016」発表 プレスリリース|ITproマーケティング
  

目次

  1. Opera Mailとは
  2. インストール方法
  3. Opera Mailの使い方
    1. メール設定
    2. 署名設定
    3. 画面説明
    4. ラベル
    5. 新規メール作成
    6. アドレス帳
    7. 迷惑メールの振り分け方
  4. まとめ

  

Opera Mailとは

operamail-tool_-_1.jpg
http://www.opera.com/ja/computer/mail

Opera Mailは、ノルウェーのOpera Softwareが提供するメールクライアントです。

元々は、WebブラウザのOperaに内蔵されたメールクライアント機能でしたが、2013年からはブラウザとは切り離され、独立したソフトとしてリリースされました。

● Opera Mailの特徴

・軽量な無料メールクライアント
・POP3やIMAPなどを含む、様々なプロトコルに対応
・メールレイアウトビューのカスタマイズ
・RSSフィードリーダーとしても機能
・Windows・Macに対応
・ラベル・検索機能
・迷惑メール振り分け・学習機能
・Thunderbird・Outlook Expressなど、他メールクライアントからのインポート機能

Opera Mailは、Windows・Macの両方に対応し、ストレスなく起動・メールの送受信・検索ができる軽量さが特徴です。Gmailのようなラベル振りわけや、添付ファイルの種類ごとのメール閲覧も可能で、迷惑メール振りわけにも対応しています。
  

インストール方法

下記では、Opera Mailのインストール方法についてご説明します。

operamail-tool_-_2.jpg
TOPページの「今すぐダウンロード」をクリックすると、使用中のOSに合わせたインストーラーがダウンロードされます。

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続いて、ダウンロードが完了したらインストーラーを実行します。
  

Opera Mailの使い方

ここではGmailアカウントを使った設定方法を説明します。

メール設定

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Opera Mailでの設定の前に、Gmailの設定を行います。Gmailアカウントを右上の歯車アイコン >「設定」をクリックします。

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「メール転送とPOP/IMAP」タブにて、IMAPアクセスを有効にして保存します。

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次に、Gmailアカウントの2段階認証をオンにします。右上のユーザーアイコンを選択し「アカウント」をクリックします。

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「ログインとセキュリティ」をクリックします。

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2段階認証をオンにした上で、アプリパスワードをクリックします。

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アプリ名は「その他」を選択し「OperaMail」など入力して「生成」ボタンをクリックします。

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表示される16桁のアプリパスワードをコピーし「完了」をクリックします。

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ここからは、OperaMailの設定を進めます。メールを選択し「次へ」ボタンをクリックします。

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アカウントで使用する名前とメールアドレスを入力し「次へ」ボタンをクリックします。

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ログイン名として先ほど入力したメールアドレスが表示されていることを確認し、Googleアカウントで生成した16桁のアプリパスワードを入力します。Gmailアカウントのパスワードを入力しないよう、注意しましょう。

IMAPを選択したら「完了」ボタンをクリックします。エラーが表示されず受信メールの取得が進めば、設定は成功です。
  

署名設定

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メニューにて、ツール > メールアカウントをクリックし、署名を追加したいアカウントを選択したら「編集」ボタンをクリックします。

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「送信」タブを選択し「署名の編集」ボタンをクリックします。

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メール下部に表示したい署名を入力し「保存」ボタン、「OK」ボタンの順にクリックします。
  

画面説明

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OperaMailの画面説明は下記のとおりです。

①:②の左サイドバーにおけるメール・アドレス帳表示を切り替える
②:未読・受信ボックス・ラベルなどが表示
③:②の左サイドバーで選択したフォルダやラベルに含まれるメール一覧
④:③のメール一覧で選択したメールの本文
⑤:③で選択したメールに対して、返信・既読化・迷惑メール処理・削除・ラベル付与などの処理を行うボタン

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ウィンドウ右上の歯車アイコンから、メールレイアウトビューを切り替えられます。3ペインで並ぶビューのほか、メール一覧とメールプレビューが上下に並ぶビューやメールプレビューが表示されないビューがあります。
  

ラベル

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メニューにて、メール > ラベルを選択し「新しいラベル」ボタンをクリックします。

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ラベルの名前を入力します。「次のビューで一致」右側のプルダウンをクリックし、Gmailアカウントを選択すると、Gmailで設定しているラベルを選択できます。

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メールの送受信者やタイトルに含まれる文字などを条件に、ラベルを作成するには「規則の追加」ボタンをクリックし、条件を入力します。

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作成したラベルは左サイドバーに表示されます。
  

新規メール作成

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新規メールを作成するには、左サイドバー上部の「新規作成」ボタンをクリックします。

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新たに開くタブにて、新規メッセージを作成します。メールの宛先・件名・本文などを入力します。クリップのアイコンでは、ファイルを添付できます。メールが完成したら、左上の紙飛行機アイコンの「送信」ボタンで送信します。
  

アドレス帳

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左サイドバー上部の「アドレス帳」をクリックすると、左サイドバーのメールとアドレス帳の表示を切り替えられます。

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左サイドバー上部の+(プラス)アイコンをクリックすると、プロパティーウィンドウが開きます。名前・メールアドレスなどを追加し「OK」ボタンをクリックすると、新しいアドレスを追加できます。
  

迷惑メールの振りわけ方

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迷惑メールを振りわけるには、メール一覧で迷惑メールに振りわけたいメールを選択し、画面上部の手のひらアイコンをクリックします。

operamail-tool_-_28.jpg
誤って迷惑メールに振りわけられてしまったメールを解除するには、左サイドバーで迷惑メールを選択し、該当のメールを選択して、手のひらアイコンをOFFに切り替えます。
  

まとめ

Opera Mailは、無料のメールクライアントです。2017年時点ではスマホアプリ版は存在しませんが、Windows・Macの両方に対応し、軽い操作性が特徴です。

そのほかの有名なメールクライアントとして、Microsoftが提供するOutlookや、Firefox製作元のMozillaが提供するThunderbirdなどがありますが、起動・大量のメールの送受信・検索の軽快さにおいては、Opera Mailが特に優れています。多機能よりも読み込みや動作の早さを重視する方には、オススメのメールクライアントです。