情報過多の現代において、文章で相手になにかを伝えるだけではなく「視覚的に伝える」ことも重要なことです。

自分に置き換えて見た時に、多くの情報を目にする中で記憶に残りやすいのは「自分自身や身近な人、社会にとってインパクトのある情報・ほかの人に共有したくなる情報・視覚に強烈な印象を残した情報」などがポイントとなっているのではないでしょうか。

「自分自身や身近な人、社会にとってインパクトのある情報・ほかの人に共有したくなる情報」については情報そのものの内容や質に左右されますが「視覚に強烈な印象を残した情報」については、ある程度はコントロールすることができます。

その手段のひとつが「ワードクラウド」です。

最近はTwitterアカウントのツイートを分析してワードクラウドを作成するサービスが流行したため、一度は目にしたこともあるのではないでしょうか。

今回は、そもそもワードクラウドとはなにか、についてご紹介します。
あわせて無料で作成できるツール5選と、各ツールの簡単な使用方法も紹介しますので、参考にしてみてください。

ワードクラウドとは

ワードクラウドとは、文章中での頻出単語を複数選出し、頻度に応じて大きさや色、フォントなどを変えて図解する手法のことを指します。

文章をすべて読まなくても頻度単語からテーマや内容を視覚的に表示することができるため、例えば企業が運営しているブログのトップにワードクラウドを表示することでどのような情報を発信しているのか、ユーザーがひと目で分かるように示すなどの活用方法が可能です。また、アクセス分析を行う際にも活躍します。

Google Analyticsから検索キーワードをExcelファイルでダウンロードする方法は一覧で確認できるため細かい分析を行うには適していますが、直感的にどのようなキーワードユーザーがホームページを訪れているのかを把握したい場合には見づらくなってしまいます。

このような時にワードクラウドを使用すれば、キーワードの大きさや色などで瞬時にデータを把握することが可能です。

ワードクラウドを簡単に作成できるツール5選

1.クロクモ

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クロクモ

Twitterアカウントのツイートからワードクラウドを作成できる無料ツールです。
Twitterアカウントでログインするだけで使用可能です。

ログインを完了すると、すぐにツイート内容の分析が開始され、即座にワードクラウドが生成・表示されます。
作ったワードクラウドは、Twitterで共有することもできます。

step1.

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まず「クロクモ」のページを開き「Twitterでログインしてつくる」をクリックします。

step2.

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ワードクラウドを作りたいアカウントでログインします。
連携アプリを認証するか問われますので、問題なければ認証ボタンをクリックしてください。

step3.

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ワードクラウドが作成されます(上画像は筆者のTwitterアカウントでワードクラウドを作成した図です)。
「結果をツイート」をクリックして、Twitterに共有することも可能です。

普段どのようなキーワードを多くツイートしているのか思ってもみなかった結果になることもありますので、定期的に自分のアカウントや運用している企業アカウントを振り返る機会として活用してみてはいかがでしょうか。

2.WordArt.com

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WordArt.com - Word Art Creator

こちらは、豊富なテンプレートの中からワードクラウドが作成できる無料ツールです。海外サービスなので英語表記されていますが、使用方法は非常に簡単です。

ワードクラウドの形状や表示フォント、カラーなどの自由度が高いため、例えば自社ホームページブログなどのトップに表示するためにデザインにこだわりたい、という場合にオススメです。

step.1

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サイトを開き、「CREATE NOW」をクリックします。

step.2

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編集画面が表示されます。「WORD」タブでは、ワードクラウドに追加する文章などを入力することができます。

「Add」をクリックして直接入力しても構いませんが、基本的には「Import」をクリックして表示されたボックス内で「Text}を選択して文章をコピー&ペーストするか「Web」を選択して分析を行いたいホームページなどのURLを入力することをオススメします。

step.3

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このツールではワードクラウドの形や使用するフォント、カラーなどを自由に設定することができます。

「SHAPE」タブではワードクラウドの形を、「FONT」タブでは文字のフォントを、「LAYOUT」タブでは文字の配置を、「STYLE」タブでは色などその他設定が可能です。

「SHAPE」「FONT」については、パソコン内に保存している形やフォントを追加して使用することもできます。
その場合は各タブ内の「Add」をクリックして追加してください。

設定がすべて完了したら、「Visualize」をクリックします。

step.4

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分析が終了すると、画面右側にワードクラウドが表示されます。

こちらは海外サービスですので、日本語で記載されたキーワードも英語に変換されている場合がありますので注意してください。
ワードクラウド上部の「Edit」をクリックすると、ワードクラウド内のキーワードの位置を動かしたり色を変更したりすることも可能です。

作成したワードクラウドは、画面上部の「SHARE」からFacebookやTwitterなどの各種SNSへ共有できるほか、結果をホームページ上に表示するためのコードをコピーすることもできます。

3.E2D3

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E2D3 (Excel to D3.js)

こちらは、Excel上でワードクラウドを作成できる無料アドインです。

Excelではアドインを使用しなくてもワードクラウドを作成することができますが、簡単に作成するならアドインの使用がオススメです。

難しい操作はありませんので、例えばGoogle AnalyticsからExcel形式でキーワードをダウンロードしたけれど視覚的に分析したい、というような場合に使用してみてはいかがでしょうか。

step.1

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Excelを開き、挿入タブから「ストア」をクリックします。

step2.

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ストアの検索欄で「E2D3」を検索し、表示されたら「追加」をクリックします。

step3.

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追加後、Excel上にE2D3のウィンドウが表示されます。画面をスクロールしてワードクラウドにカーソルを合わせると「可視化する」というボタンが表示されますので、クリックします。

step4.

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サンプルデータとサンプルのワードクラウドが表示されます。このように、こちらではセルの情報を元にワードクラウドを生成します。

こちらのセルを書き換えることでワードクラウドが作成できます。

別で入力したセルをワードクラウドにしたい場合、「データ範囲を再設定する」をクリックすることで、参考元の範囲を変更することもできます。

4.テキストマイニング

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テキストマイニング

こちらは、シンプルなつくりで誰でも利用しやすいワードクラウド作成サービスです。

「対象ファイル」の「ファイルを選択」をクリックしてファイルをアップロードするだけで解析することができます。WordファイルやExcelファイルには対応していないため、特にMacユーザーの方にはオススメのサービスです。

5.ファンブライトラボ

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ファンブライトラボ

こちらは、指定したホームページ内のキーワードをワードクラウドとして可視化することができるサービスです。

解析したいホームページURLユーザーエージェント、出現頻度、順位、サイズなどを指定したら「Check」をクリックしてください。こちらのサービスでは、ワードクラウド上に表示したくない除外キーワードを設定することも可能です。

なお、1時間あたり30回(SNSログイン版では1時間あたり60回)までの使用となっていますので注意してください。

まとめ

ワードクラウドを使用すれば情報を視覚的に捉えることができるため、大まかな分析を行いたい場合には非常に便利です。

また記事内でご紹介した活用方法以外にも、例えばプレゼンテーションでユーザー分析の結果を提示する際に生データを掲載するよりもワードクラウドに変換したデータを掲載した方が聞き手に伝わりやすくなることもあります。

もちろんデータを細かく分析することも重要ですが、短時間で効率よく把握したいならワードクラウドを使用してみてはいかがでしょうか。