まとめ:ユーザーの環境と目的に合ったUIを

今回のテストでは、まず「トップページの直帰率を改善したい」という課題から、「トップページから次に誘導したい画面はどこか」「そこへの導線はユーザーにとって分かりやすいか、すぐに見つけやすいか」という順でUIの改善点を探しました。

ファーストビューのチェックは、サイトの直帰率改善で最も重要とも言えるでしょう。
ユーザーはページが表示された数秒で「このページが自分の興味に合っているか」「自分の知りたいことはこのページで解決するか」などを判別し、少しでも違和感を感じたらすぐに離脱してしまうものです。

そのため、ファーストビューには必ずユーザーに次に取ってほしい行動や、伝えたいメッセージが、分かりやすく入っていることが重要です。

サイトによってはヒートマップツールなどを導入し、ページのスクロール率を細かく分析しているかもしれません。GTMを使っていれば、Google アナリティクスでページのスクロール率計測を簡単に実装することができます。

また、そこまで細かくツールを使えない…という場合でも、自サイトのユーザーが使っている画面サイズの種類とシェアGoogle アナリティクスで確認することができます。
まずは自分のパソコンで同じサイズにして自サイトを確認し、「もっと改善できることはないか?」と探してみましょう。