体験型サービスの動画広告における成功事例

それでは今後Instagramでどのような動画広告が伸びていくのでしょうか。

Instagramの広告の特徴として、写真を中心としたSNSとして登場したため有形商材でおしゃれに演出しやすいものが相性がいいです。例えば、今でもファッション系のアイテムやスイーツなどの広告は見かけることが多いでしょう。

一方で、写真を中心としたSNSのInstagramの動画視聴が増えることで、ファッションや飲食系の有形サービスではない、無形のサービスやプロダクトをもつ企業にもInstagram上でアピールするチャンスが期待できます。

例えば、Airbnbは現地に暮らす人が企画・案内するローカルな体験ができる「Experiences on Airbnb」という新しいサービスの認知度向上のために15秒の動画広告シリーズを作成し、インスタグラムストーリーズ上で配信しました。

その結果、広告想起率(ヒントなしでも調査対象が広告を思い出してくれた確率)の向上や旅行・観光の旅行先選定時に利用するサービスでAirbnbを挙げた回答者の数が上昇するなどの効果がありました。

まとめ

ジャストシステムの『動画&動画広告月次定点調査 2018年総集編』 から、動画や動画広告の利用が伸びていることが分かりました。その中でも、Instagramの動画と動画広告視聴は著しく伸びています。今後は写真ではなかなか伝わりづらかった体験型のサービスやプロダクトをもつ企業にもチャンスがありそうです。