SaaS(サース、サーズ)は種類ごとに呼び名が異なる?

SaaSの種類分けについてはさまざまな意見がありますが、上述したサービスをSaaSと総称するのが一般的です。OS・ミドルウェアも、サーバー・ストレージも、ソフトウェアもSaaSに含まれています。

サービスの含有範囲によって「SaaS(Software as a Service)」「PaaS(Platform as a Service)」「IaaS(Infrastructure as a Service)」というそれぞれの言葉を使い分けることもありますが、どちらかと言えば用途によって使い分けられることが多いようです。

例えば、開発用プラットフォームのクラウドサービスにはPaaSという言葉を、オンラインストレージなどにはIaaSという言葉を用います。

SaaS(サース、サーズ)の有名ツール

SaaSとして提供されているツールの中から、国内外で有名なものを紹介します。

G Suite

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G Suite

Google AppsはGoogleが提供するアプリケーションパックです。
メーラーの「Gmail」、スケジュール管理ツールの「Googleカレンダー」、オンラインストレージの「Googleドライブ」、ドキュメント編集ツールの「Googleドキュメント」、チャットツールの「ハングアウト」など多くのアプリケーションがパッケージされています。

アカウントは組織単位で管理できるため、業務との親和性が高いツールと言えるでしょう。クライアントアプリもありますが、インターネットさえあればブラウザ上からも利用可能です。

参照:600円から利用できる!Googleのビジネス向けプラン「G Suite」の登録方法を解説

Dropbox

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Dropbox

DropboxはDropbox, Inc.が提供するオンラインストレージサービスです。
シンプルな操作性と共有の自由度の高さから、数あるオンラインストレージサービスの中でも高く評価されています。

パソコンだけではなくスマートフォンやタブレット用にもクライアントアプリを開発するなど、幅広い端末をカバーしているツールです。

Evernote

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Evernote

Evernoteはオンラインメモのツールとして爆発的に普及しました。デバイスを意識せずシームレスにメモをアップロードできるツールとして人気です。チームでの利用に最適な「Evernote Business」というサービスも提供されています。

参照:業務効率化が加速!ビジネスの質を変えるEvernoteの便利機能30選

Salesforce

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Salesforce

Salesforceは、主に顧客管理や営業支援用のツールを展開しているアメリカの企業です。同社のツールはすべてクラウド経由で提供されています。世界的なシェアをほかすSaaSです。