LINEのMAUは8200万人を超え(2019年9月時点)、いわばインフラの一つとなりました。

LINEはショップカードやLINE payによる支払いなどサービスが拡充し続けており、今後より人々の生活の一部になっていくでしょう。

それに伴って、企業のLINE公式アカウントの活用法は変化しています。

一斉配信でWebサイトに誘導するだけでなく、お問合せの自動化やそれぞれのお客様向けにカスタマイズしたメッセージやクーポンの自動配信によりセールスとマーケティング活動をオートメーション化できるようになっています。

今回はLINE公式アカウントを使った顧客管理の自動化と、セールス&マーケティングオートメーションを実現するLINE活用法の3つのポイントをご紹介します。

目次

  1. LINEでCRMの自動生成
    1. LINEによるCRMとは
    2. LINEによるCRM自動生成のメリット
    3. LINE友だちの流入元を計測
  2. 活用事例
    1. ファッションEC業界
    2. 飲食業界
  3. CRM自動生成に必要な3つのプロセス
    1. LINE+チャットボット
    2. LINE+anybotのミニアプリ
    3. セグメント&オートメーション設定

LINEでCRMの自動生成

LINEによるCRMとは

顧客管理システム「CRM(Customer Relationship Management)」を管理するツールは数多くあります。

LINEによるCRMでは、LINE内で行う会話や、QRコード読み込みによる行動を元に顧客を管理できます。

つまり、anybot を利用することで、従来の性別や居住地などの基本属性のほか、趣味趣向や日常の行動をCRMデータとして保存し、顧客情報を自動保存することが可能です。

image3.png

【図】LINE内の会話でCRMの自動生成イメージ - anybot

LINEによるCRM自動生成のメリット

LINEによって顧客管理をすれば、電話番号やメールアドレスと同様にLINE友だちのアカウント自体が連絡先となるため、継続的にLINEからのアプローチが可能です。

また、その他の趣味趣向や行動によって自動生成された顧客情報をもとに、ターゲットとするセグメント(属性)でのグループ分けを自動化できます。

image7.png

【図】CRM生成からグループ分けの自動化 - anybot

LINE友だちの流入元を計測

LINE公式アカウントの運用に anybotを利用すると、LINE友だちなどの流入元を計測できます。

anybotのミニアプリは、LINEやFacebook、Webサイトなどのオムニチャネルで利用でき、人気アプリ内にミニアプリとしてアプリの機能を持たせられます。

詳細はこちら

image2.png

【図】LINE友だちの流入元を計測 - anybot

活用事例

ファッション業界

anybotを使ったファッション業界のLINE活用事例を見ていきましょう。

LINE公式アカウントで以下のようなことが実現できます。(一部のみ紹介)

  • 商品検索
  • お問合せ自動化
  • お気に入り商品・店舗登録
  • セグメントごとにクーポン配信
  • 会員機能
  • レンタルカート&決済

お客様のグループ分け自動化から、かご落ちフォロー、キャンペーンの自動フォローアップなどを設定できます。

また、EC(オンライン)でも店舗(オフライン)でも、URLやQRコード読み込みから、会員登録やキャンペーン申込ページに誘導する瞬間にLINE友だち追加が実現。

QRコードごとの計測で、店舗ごとのLINE友だち数のほか、キャンペーン申込状況を把握することも可能です。

image8.png

【図】LINEでOMO戦略 - anybot

飲食業界

anybotを使った飲食業界のLINE活用事例を見ていきましょう。

LINE公式アカウントで以下のようなことが実現できます。(一部のみ紹介)

  • メニューをLINE上に表示
  • 座席予約、注文から決済までLINEで完結
  • お気に入り店舗登録
  • セグメントごとにクーポン配信
  • シフト申請・管理

お客様だけでなくアルバイトスタッフのグループ分け自動化をはじめ、店舗ごとでクーポンやメッセージ配信が可能です。

また、QRコードを読み込んで、アップセルや次の来店を促すキャンペーンに促すと同時にLINE友だちを増やすことが可能になります。

image5.png

【図】お客様情報取得とともにLINE友だち追加を同時に実現 - anybot

CRM自動生成に必要な3つのプロセス

ここであげた活用事例のほか、教育業界、メーカー、車業界など、様々な業界の企業に応用が可能です。

LINEによるCRMに必要な3つのプロセスを見ていきましょう。

1:LINE+チャットボット

LINE公式アカウントにチャットボットを活用し、会話によるCRM自動生成をはじめましょう。

チャットボットで会話を促し、性別や居住地などの基本属性以外に趣味趣向やお気に入りなどの細かい情報を取得できます。

チャットボットというとテキストによる会話を想像する方が多いですが、 anybotであればタッチで会話を進める画像(イメージマップ)を誰でも簡単に作れます。お客様が選択肢をタッチした時点でCRMに自動保存がされます。

詳しくはこちら

anybot.png

【図】 anybotでつくるLINEのチャットボットイメージ

2:LINE+anybotのミニアプリ

anybotのミニアプリをつかって、行動によるCRM自動生成をしましょう。

ミニアプリURLやQRコードを個別生成し、以下が計測可能です。(一部のみ紹介)

  • LINE友だちの流入元
  • イベントの予約・参加状況
  • 広告の効果測定
  • キャンペーン申込状況

その他にも、ミニアプリを使うことで、他のLINEの友だちに共有を促すことが可能となり、LINEを使った口コミ効果を狙えます。

お客様がURLをクリックしたりQRコードを読み込んだ瞬間にCRMに自動で保存されるので、企業はオフラインイベントの手動タグ付けを行う手間を省くことが可能です。

image6.png

【図】 anybotのミニアプリでお客様の行動でCRM自動生成

3:セグメント&オートメーション設定

セグメントの設定
LINE上の会話による情報と、ミニアプリを使った行動による情報をもとにCRMを自動生成したのち、ターゲットとなる条件を使ってセグメントグループを設定しておきましょう。今後の対象ユーザーも自動保存されます。

セグメントグループを元に、LINEの固定メニュー(リッチメニュー)を出し分けたり、セグメントごとにメッセージやクーポンを配信することが可能です。

オートメーション設定
LINE上のアクションやオフラインの行動によるセールス&マーケティングオートメーションを設定しましょう。

「イベント参加のQRを読み込んだ1日後に自動でフォローアップアンケートを送る」など、今まで手動で行っていたフォローアップも設定しておきましょう。

LINE公式アカウントの活用法は、今後もより進化していくでしょう。外部ツールを使って、企業のビジネス活動に沿った活用法をぜひ取り入れていきましょう!