ラジコで進化するラジオCM

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営業の質向上「リスナーの可視化」が可能に

ferret:ラジコのユーザー数は着実に伸びています。ラジオCMにも変化や影響はありましたか。

手塚氏:これまで首都圏のラジオ局は、ビデオリサーチ社による2ヶ月に一度、1週間かけて日記式で行われる「ラジオ個人聴取率調査」を指標としていました。ですがこれは調査期間以外の時期に関しては推察するしかなく、リアルタイムでの分析とはいえません。
しかし、現在はラジオ広告配信の効果を高める取り組みとしてラジコデータマネジメントプラットフォーム(ラジコDMP)の活用をしています。ラジコDMPを活用した解析によって、リスナーの性年代属性に加えて、今まではわからなかったリスナーの趣味・趣向や価値観までもがリアルタイムのデータとして得ることができます。
現段階では試験的な運用ですが、これによっていままでわからなかったリスナーのインサイトが「可視化」できるようになったのです。
ラジコDMP.pngラジコオーディオアドセールスシート_202001版_第3版

ferret:ラジコDMPによって得られたデータはどのように活かされているのですか?

手塚氏:データは番組制作だけでなくクライアントへの営業にも良い影響を与えています。これまでは番組のリスナー層をなんとなくのイメージでクライアントに説明していた部分を、リアルタイムのデータベースで提案できるようになったので、より納得感のある形で、ラジオCMの価値をクライアントに伝えられるようになりました。

ferret:今後ラジオCMはどのように発展していくのでしょう?

手塚氏「ラジコオーディオアド」の普及が予想されます。これは地上波放送のラジオCMとは別に、ラジコDMPのデータを基にラジコユーザー属性に応じて最適な広告に差し替えて個別配信するサービスです。
これによってよりターゲティングの高い広告配信を可能とし、今後は「1再生いくら」といったようにインターネット広告同様のデジタルフォーマットにのっとった広告形態になるかもしれません。
ラジコオーディオアド.pngラジコオーディオアドセールスシート_202001版_第3版

手塚氏:しかし、ラジコユーザーはまだまだ全体のラジオ聴取者の一部に過ぎません。今後、ラジコユーザーが増加して全体に占める比率がさらに高まれば、ラジオも本格的にデジタルオーディオアドとして確立していくでしょう。