Instagram(インスタグラム)

特徴

写真を加工して投稿するSNSで、通常のフィード投稿と24時間限定で公開するストーリーズ投稿があります。動画も公開でき、テキストは最大2,200文字まで投稿可能。シェア機能はなく、親密な間柄で楽しむSNSとして人気を集めています。ハッシュタグ検索して情報収集するユーザーも多いです。

機能とユーザー特性

主な機能はプロフィール、ストーリーズ、フィード、ダイレクトメール、発見タブ。月あたりのアクティブユーザー数は国内で約3,300万人、男女比は10~30代は女性が6割、40~60代は半々。ボリュームゾーンは20~40代ですが、50代も多いです。ただ、利用率は圧倒的に若年層が高く、10代が6割、20代が5割、30代が4割、40~50代が3割、60代が2割と、年齢層が上がるにつれ利用率が下がっています。

タイムライン表示のアルゴリズム

フォロワーが投稿したコンテンツやフォローしているハッシュタグに関連するコンテンツが表示されるフィードと、「いいね!」やフォロワーの関連性に応じて自分が興味関心を持ちやすい投稿がリコメンド表示される発見タブがあります。ストーリーズはフォロワーの投稿だけが時系列に表示されます。

2020年には、上記の特徴に加えて以下のようなアルゴリズムに更新されています。

  • いいね!よりも「コメント」が重視される
  • 「定期的な投稿」を行うことでタイムラインの上位にコンテンツが配置される
  • 「動画の優先」は行われない

単純にいいね!の数を集めるよりも、共感性を高めてコメントを増やしたほうが攻略しやすいことは、マーケティング戦略において大きな影響を与えそうです。単発ではなく、定期的な更新・フォロワーとコミュニケーションを取るという事が重要なポイントになります。

LINE(ライン)

特徴

国内最大のメッセンジャーアプリで、メッセージ配信とタイムライン投稿ができます。テキストは最大1万字まで投稿できますが、動画は最大1分まで。ニュース機能もあり、さまざまな話題をピックアップすることも可能です。企業は「友だち登録」してもらうことで情報発信できるため、「友だち登録でLINEスタンプを無料配布」などでプロモーションに活用しています。

機能とユーザー特性

主な機能はメッセージとタイムライン。月あたりのアクティブユーザー数は国内で約8,300万人、男女比は半々です。ボリュームゾーンは30~50代ですが、利用率は10代が8割と多く、20~50代が7割、60代も6割が使用しています。

タイムライン表示のアルゴリズム

メッセージ配信はユーザーと「友だち」になりフォローされれば、設定した時間に情報を届けられます。ただ、一方的な発信になるためニーズに合わないと「多すぎる」「いらない」などと判断されブロックされてしまいます。
タイムライン投稿は友だち中心に届けられ、反響があれば友だち以外にもレコメンド表示されます。ただ、タイムラインを見ないユーザーも多く、メッセージ配信のように確実に届けられるとは限りません。

YouTube(ユーチューブ)

特徴

世界最大の動画共有サービス。スマホで気軽に動画を視聴できるため、移動中やスキマ時間などに暇つぶしで視聴するユーザーが多いです。近年、YouTubeに動画を投稿し、動画内で配信される広告から収益を得て生計を立てるYouTuberが増え、若年層に影響力を持つインフルエンサーも多数生まれています。
動画はコストと手間がかかるため企業チャンネルはあまり普及しておらず、企業が影響力を持つYouTuberにプロモーションを依頼するPR動画が増えています。

機能とユーザー特性

主な機能はチャンネルと動画コンテンツです。月あたりのアクティブユーザー数は国内で約6,200万人、男女比は半々。ボリュームゾーンは30~50代ですが、利用率は10代が約8割、20~50代が約7~8割、60代も約6割とLINEに近いユーザー特性です。

タイムライン表示のアルゴリズム

タイムラインは存在せず、チャンネルに投稿した動画が検索に引っ掛かれば視聴されます。また、関連動画として他の動画の再生ページにリコメンドされるケースもあり、類似動画から新規ユーザーが流入することも。興味関心を持たれやすいよう、サムネイルタイトルをキャッチ―にするのが有用です。
ユーザーにチャンネル登録してもらえば定期的に視聴するリピートユーザーになり、ファン創出につながります。また、反響が良ければYouTubeのホーム画面や急上昇ページに動画が掲載され、露出度が一気に上がり拡散するでしょう。

タイトル、説明、タグを最適化し、SEO最適化を実行し、定期的に動画を投稿することは特に優先すべきマーケティング戦略です。優先順位が上がり、再生時間やコメント数が増えるとさらに優先されるという好循環に期待できます。YouTubeはGoogleの一部である事を念頭に置きましょう。