Keep Distance Rulerが開発された経緯

Keep Distance Rulerはどのように生まれたのでしょうか。開発者の寺島圭佑さんは以下のように語っています。

世界中のニュースで「ソーシャルディスタンス」を目にして、提唱されている約2m(約6 feet)は自分にとってどれくらいの距離なのだろうか? その距離を世界中の人々は知っているだろうか?と疑問に思ったことがきっかけでした。近所のスーパーに行った際、海外では大きく報じられている「ソーシャルディスタンス」が全くケアされていないことに気がつきました。必要とされている行動は割とシンプルなのに、できていない人が多いのが現状です。「ソーシャルディスタンス」を保つための何か分かりやすいガイドがあれば、手助けになるのではと思い、開発に取り掛かりました。最近のAR技術ならオブジェクトの3Dサイズをかなり正確に表示できることを知っていたので、ARを使った約2mのモノサシを作ることにしました。』
引用:『ソーシャルディスタンス』を測る|AR定規「Keep Distance Ruler」、開発の裏側といま|PARTY|note

一つの何気ない疑問から、今の社会を救うアイデアが生まれました。

デザインのこだわり

Keep Distance Rulerはデザインのこだわりとして、日本だけでなく海外でも利用されることを前提に作られました。「ソーシャルディスタンス」として推奨される距離の表現が、海外では”約6 feet”、日本では”2m”とされています。日本語の表現である”2m”をベースに、”約6 feet”も併記したデザインにして、使い方が一目でわかるように検証を繰り返し、現在のデザインになりました。

またデザイン面だけではなく、公開スピードにもこだわりがあります。急速に感染が広まるコロナに対抗するためには、適したサービスをいかに早く世に出せるかがカギになってきます。そのためKeep Distance Rulerはアプリにせず「USDZ」形式にしました。アプリだと開発や審査に時間かかってしまうため、必要とされているタイミングにリリースできないことを考慮したローンチ方法です。

参考:『ソーシャルディスタンス』を測る AR定規「Keep Distance Ruler」、開発の裏側といま

Keep Distance Ruler使い方を紹介

Keep Distance Rulerを利用するためのステップは5つあります。ぜひ以下の手順でインストールして、一人一人が感染防止に向けた取り組みを進めていきましょう。

ダウンロードページにアクセス

ダウンロードボタンをクリック

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上記のような画面が表示されますがこれで正常です。
ダウンロードボタンをクリックします。

ダウンロードアイコンをクリック

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すると許可を要請されるので「許可」をクリックします。
その後ダウンロードが始まります。右上のダウンロードアイコンをクリックすると、iOSのAR Quick Look機能を使って表示されます。

ダウンロードしたファイルをタップ

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ダウンロードすると上記のように表示されます。

足形に足を合わせる

iPhoneで地面を認識すると、自動的に正しいサイズでARが表示されるので足形に足を合わせましょう。AR自体の拡大縮小を行う必要はありません。

パソコンではなくスマートフォンで行う必要がありますので、ぜひお手持ちのスマートフォンでダウンロードしてみてください。

参考:『ソーシャルディスタンス』を測る AR定規「Keep Distance Ruler」、開発の裏側といま