その他のBIツール

上記でご説明した3つが無料で利用できるBIツールの主ですが、その他の便利なBIツールも紹介します。

Zoho Analytics

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出典:BIと分析ソフトウェア | オンラインレポートツール – Zoho Analytics

Microsoft Excel、CSV、HTML、JSON、XML、テキストファイルなどのスプレッドシートやフラットファイルからデータをアップロードでき、さらにかんたんなドラッグ&ドロップ式のインターフェイスでデータを視覚的に分析し、洞察に富むレポートとダッシュボードも作成できます。チャート、ウィジェット、ピボットテーブル、表形式のビューといった多様な構成要素がりようできるので、レポートとダッシュボードを簡単に作成できます。

オンプレミスで無料プランがありますが、ユーザー数が1名のパーソナルプランで、レコード/行の数が25,000、ワークスペース数が5という使用制限があります。

Pentaho

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出典:Pentaho:日立

企業内のデータ、センサーデータ、SNSのデータなど、多種多様なデータを統合し、さまざまな観点で分析するためのデータ統合・分析基盤です。データを抽出・準備・ブレンドする「データ統合基盤」、統合したデータを分析・可視化する「データ分析基盤」の2つの基盤により、データ収集から分析・活用まで行えます。

また、各種データの取り込みや加工の部品をドラッグ&ドロップにより配置でき、さらに配置した部品を矢印でつなぐことで、処理の流れを視覚的に表示できます。100種類以上の豊富なデータ抽出・準備・ブレンド部品が用意されており、主要なデータベースとの接続もすることができます。

自社の用途や条件からBIツールを選択しよう

記事にて紹介した無料で使えるBIツールは、自社の状況により選択しやすいのではないでしょうか。

マーケティング寄りの用途が中心で、GoogleアナリティクスをはじめとしたGoogleサービスを利用していれば、Google データポータルをはじめに試したいところです。Microsoft Power BIは、無料で使えるPower BI DesktopがWindows版のみであることは導入検討に影響するでしょう。ダッシュボードの共有にも有料のPower BI PROにするべきなので、このあたりが完全無料で便利とはいかないところです。そして、FineReportレポートは、帳票に重きを置くなら2名までの同時利用でも魅力的です。

迷う場合は、優先順位をつけて興味を持ったBIツールを試してみるべきです。実際に触れてこそわかる魅力はたくさんあります。BIツールを使って活きたデータ活用を実現しましょう。