「#stayhome」から「#enjoyhome」に。注目の巣ごもり消費ビジネス
新型コロナウイルスの流行後、*「#enjoyhome」**「#おうち時間」*などのハッシュタグがSNSでも盛んに使われるようになったことからも分かる通り、いかに家で過ごす時間を楽しむかに重きをおいた消費活動やライフスタイルを考える消費者が増えています。
こうした「巣ごもり消費」をポジティブな視点で考えると、ビジネスやサービスの可能性は無限大に広がるかもしれません。ビジネスを企画をする上でも、販促キャンペーンを行う上でも、考えてみたい「#enjoyhome」な暮らしを応援する注目のサービスや商品を紹介します。
注目の「巣ごもり消費」サービス
おうち時間を楽しめる巣ごもり消費は、企業のマーケターなら注目しているキーワードかもしれません。今まではなかなか普及しなかったサービスも、「#enjoyhome」の機運の高まりとともに、改めて注目されている今。サービスを考える上で大切なのが消費者心理にどれだけ寄り添えるサービスか、という点です。ユニークなものから、今後の業界を変える可能性を秘めたものまで、注目したいサービスを紹介します。
オンラインレッスンサービスのプラットフォーム「MOSH」
自宅で過ごす時間が増えると同時に、運動不足や健康に不安を抱く消費者が増えたこともあり、オンラインでできるヨガレッスンや筋トレ動画へのニーズ・関心が高まっています。また、自宅で楽しめる趣味を持とう、と楽器演奏や手芸などを始める人も増えています。
コロナ以前であれば、新たな趣味を始めるためのきっかけとして「教室に通う」という選択肢もありましたが、外出自粛期間が長引く中では教室に通うことは難しいもの。また、ジムやフィットネススタジオなども休業する事態となっていました。
出典:MOSH
こうしたニーズを受けて、今注目されているのが、インターネット上でオンラインレッスンなどのサービスを販売する人のためのプラットフォーム「MOSH」です。ヨガや筋トレなどのフィットネスのみならず、モテメイク講座、ダイエット、パーソナルスタイリング、整理収納講座などバリエーションは実に豊富。自営業やフリーランスとして活動するインストラクターたちの新たな収入源としても注目されています。
インスタグラムとの連携も簡単で、メニュー作成や顧客管理、決済、予約管理などをスマートフォンで完結できる使いやすさも魅力です。
こうしたサービスの普及により、今後ますますオンラインレッスンは広がっていく可能性を秘めています。
参考:MOSH公式サイト
自宅でウェディングフォト!?「宅婚式BOX」
出典:”おうち”で本格的にオシャレな前撮りができる『宅婚式BOX』が誕生!全国へ発送開始。 ♯ENJOYHOME
おうち時間を楽しむサービスとして、そのユニークさから注目したいのが、結婚式の前撮り写真を自宅で撮影できる「宅婚式BOX」です。レンタルドレス事業を営む、株式会社drerichが2020年4月末にスタートしたこのサービスは、コロナにより結婚式やフォトウェディングができないカップルのために企画されました。
最安価格19,800円でドレスやタキシード、小物、撮影機材、スタジオセットを自宅に郵送。スタイリストによるヘアアレンジのアドバイスなども受けられます。
スマートフォンで気軽に結婚式の前撮りを楽しめる「宅婚式BOX」は、これからのサービスの在り方を考えさせられるユニークな取組みです。
参考:drerich
エンタメ業界もLIVE配信やWebコンテンツに注力「#吉本自宅劇場」
新型コロナの影響でライブやイベントの中止や延期など、大きな打撃を受けているエンターテイメント業界でも、自宅で楽しむコンテンツの配信など、新たな取り組みを始めています。アーティストがYouTubeやInstagramなどでライブ配信を積極的に行うなど、その手法はさまざまですが、吉本工業株式会社では、「#吉本自宅劇場」と銘打って、コンテンツを積極的に配信。
出典:【6月/東日本】芸人オンライン呑み会『スナック吉本』~芸人がスナックのママに~
クラウドファウンディング「SILKHAT(シルクハット)」を通じて、芸人のオンライン結婚式のリアルタイム配信や、芸人オンライン飲み会など、自宅にいながらにして吉本芸人たちとの交流やエンターテイメントの発信方法を模索しています。
参考:#吉本自宅劇場
#吉本自宅劇場 芸人仲間が自宅からオンラインで余興披露!「世の中を明るくするため」に! バンビーノ藤田、オンライン結婚式 5月25日(月)12:00より受付スタート!
グッドアイデアな「巣ごもり消費」商品
ヤフー・データソリューションによれば、4月1日~5月10日の期間中、通販サイト「ヤフーショッピング」で取扱高が伸びているカテゴリーは、“ダイエット・健康”がトップで伸び率は前年度比率で約4倍に。次いで“本や雑誌、コミック”などの書籍が約2倍、ゲームやおもちゃが1.68倍となっています。また、6位に“楽器や手芸、コレクション”がランクイン。前年から1.54倍も増えています。
出典:ヤフー・データソリューション「Yahoo!ショッピングから見える巣ごもり消費の動向」
このように、巣ごもり消費に後押しされて消費が増えている商品は、自宅で楽しめる本やゲーム、ヘルスケア、そして自宅でも楽しめる趣味アイテムであることがわかります。巣ごもり消費で注目が集まっている商品には、具体的にどんなものがあるのでしょうか?
自宅で過ごす相棒に「バーチャルペット」
出典:タカラトミー
コロナ流行に伴って、改めて注目を集めているのが「バーチャルペット」です。話しかけると言葉を理解して動いたり返事をするバーチャルペットは、新しいアイテムではないものの自宅で一緒に過ごせる点が消費者からも支持されているようです。
実際に、先述のヤフー・データソリューション調べによれば、「ヤフーショッピング」でバーチャルペットの販売高は、前年度比で約3.7倍。子どもだけでなく、自宅で過ごす時間が増えた単身者や高齢者からも支持されているのかもしれません。
シェフの味を自宅で再現!? 「ミールキット」
自宅で過ごす時間が増えると同時に、外食の機会が減っているアフターコロナ。外食産業にとっては、頭の痛い事態です。そんな苦境を乗り切るヒントとなるのが、自宅で気軽に料理を楽しめるミールキット。レシピと材料がセットで販売されており、自宅で作り方を見ながら料理を作る時間から楽しめるミールキットは「#enjoyhome」にぴったりの商品です。
ミールキットの販売は、「Oisix(オイシックス)」や「らでぃっしゅぼーや」のように、食材宅配サービスをこれまで手掛けてきた企業のものと思ってしまうのは、もったいないかもしれません。
例えば、レシピ動画配信サービスとして、2020年4月にアプリの累計ダウンロード数2,200万を誇る「クラシル」では、では、「kurashiru store(クラシルストア)」にて冷凍のミールキットを販売しています。ラインアップはそれほど多くないものの、動画を見ながら調理できる点は大きなメリット。
出典:カジュアルイタリアン「カプリチョーザ」人気メニュー「トマトとニンニクのスパゲティ」ミールキット販売
もちろんミールキットの販売は、飲食店でもチャレンジできる戦略です。海外でも本格的にミールキット販売に力を入れる企業が増え、日本ではカジュアルイタリアンを提供する大手チェーン「カプリチョーザ」が2020年5月18日からテイクアウト販売にて人気メニューのミールキット販売をスタートしています。
また、Oisixでもミシュラン星付きレストランのシェフとコラボをしたミールキット「Oisixおうちレストラン」の販売を2020年5月28日からスタート。UMAMI BURGER、ベンジャミンステーキハウス、鳥幸など人気店とのコラボ商品も展開していく予定と公表しています。
参考:クラシルストア
カジュアルイタリアン「カプリチョーザ」人気メニュー「トマトとニンニクのスパゲティ」ミールキット販売
一流シェフとのコラボ企画「Oisixおうちレストラン」で販売開始(5/28~) さらに、UMAMI BURGERなど人気店3社の商品も販売へ
#enjoyhomeから新たな価値観・サービスを生む
まだまだ予断を許さないコロナ禍を乗り切るための、これからのヒントは*#enjoyhome*。
新型コロナによるネガティブな影響は計り知れないものがありますが、ポジティブにこの状況を楽しむ姿勢を企業として提示し、新たな価値観やサービスを生み出すチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
巣ごもり消費者について知る
<7つの巣ごもり消費者タイプ別>今後の需要に応える商品・サービスは?
外出自粛が長引き、巣ごもり消費が増えるなか、具体的にどんな商品やサービスの需要が増しているのでしょうか。株式会社エヌケービーが2020年に行った巣ごもり消費者に関する調査によると、巣ごもり消費の需要は、7つに分類できると報告しています。記事では、上記7つの巣ごもり消費タイプ別に需要に応える商品・サービスを紹介します。
【調査データ】最も商品購入に繋がるSNSは「LINE」。巣ごもり消費者の実態とは?
株式会社ジャストシステムは、2020年2月26日〜2020年2月29日の期間で17〜69歳の男女1,100名を対象に、Eコマース(ネット通販)とアプリコマースに関する月次定点調査を実施した。新型コロナウイルスの影響による、テレワークや外出自粛のため、今後ますますECサイト経由での商品購入の機会が増加傾向になると予想される。今回の調査結果から、自宅で過ごす巣ごもり消費者の実態が見えてきた。
巣ごもり消費の第二の波はあるか。アフターコロナ時代の消費行動に合うサービスとは
新型コロナウイルスによる自粛生活でライフスタイルが大きく変わり、新しい商品・サービスを利用するきっかけが生まれ、消費行動に変化が生まれています。自粛前半は、自宅で快適に過ごせるようなサービスの需要が増していましたが、これからのアフターコロナ時代に伸びるサービスは何でしょうか?今後も高い需要が見込まれる注目のサービスを取り上げ、「どんなサービスが消費者から求められているのか」という成長の要因を分析していきます。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- キャンペーン
- キャンペーンとは、インターネット上のサイトにおいて、ファン数を増やし、購買行動を促すためにおこなう懸賞キャンペーンなどのマーケティング活動のことです。キャンペーンにはファン数を増やすだけでなく、ファン獲得以上のリアル店舗の来店者数を増やす、資料請求者を増やす、実際の購買を増やすなどの目的があります。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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