発売以降、ずっと世間の関心を引き続けている

[図2]
図2_Googleトレンドと緊急事態宣言の関係.jpg
[図2]は、Googleトレンドで、検索ワード「あつもり」の推移を示したグラフです。

参考:Google トレンド

3月20日のソフト発売以降、検索数が急増しています。先に述べた通り、ソフトの週別販売数自体は、発売後10日間で最大の山を記録しました。

しかし、検索ボリューム自体は「緊急事態宣言(外出自粛期間)」中もほぼ同水準で続き、外出自粛期間が終わった後もそれほど低下していないことがわかります。これは、「既に買った人が遊び方について何らか検索を続けている」、それに加えて「世の中で『あつまれ どうぶつの森』が売れていることを知って、気になっている人が情報を検索する状態が継続している」の両方の要因が存在すると推測できます。

ソフト自体の週別販売数だけを見ていると、発売当初に大きな山を迎えて、その後は落ち着いた状態で横這い、というグラフに見えますが、「検索行動の継続(=人々の関心の継続)」という観点で見ると、発売から現在に至るまでずっと世の中で話題になっている様子が伺えます。

SNS上の口コミ数は右肩上がり

[図3]
図3_#あつ森 Instagramハッシュタグ投稿チャート.jpg
[図3]は、Instagram上のハッシュタグ「#あつ森」のボリューム推移を示したグラフです。

SNS上で広がっている口コミ数の推移を見てみましょう。上記のグラフは、Instagram上のハッシュタグボリュームを調べることができるツール「Instant Trends」を使って「#あつ森」投稿数のチャートを作成したものです。

データは期間5/30~6/11で生成していますが、ずっと右肩上がりの状態が続いており、その数は352,000件にも上ることがわかります。

Nintendo Switchには、ゲーム画面のスクリーンショットを取り、FacebookかTwitterと連携してSNSに投稿できる機能が搭載されています。そこで投稿した写真が、TwitterやFacebookのみならず、Instagram上でも数多く投稿されている様子が伺えます。
 
参考:“今”この瞬間のインスタグラムのトレンドをランキング!

[図4]
図4_「#あつ森マイデザイン」Instagramハッシュタグチャート.jpg
[図4]は、Instagram上でハッシュタグ「#あつ森マイデザイン」のボリューム推移を示したグラフです。こちらは、同じく「Instant Trends」を使って「#あつ森マイデザイン」というハッシュタグ投稿数のチャートを作成したものです。

「あつ森マイデザイン」とは、ゲーム内にてドット絵で自分だけのオリジナルデザインを作ることができる機能。作ったデザインは自分のアバターにフェイスペイント、服、帽子などにして着用させたり、部屋の家具などに実装可能です。ゲーム内で自分だけのおしゃれを楽しむことができる、というもの。

また、ゲーム内でのさまざまなアクティビティで「たぬきマイレージ」を貯めると、拡張機能を購入でき、デザインの幅がさらに広がっていきます。

こうした各自のゲーム内での創意工夫をSNSに投稿することにより「見て見て!こんなデザインを作ったよ!」「かわいいでしょ!」「オシャレでしょ!」といったプレイヤー同士のコミュニケーションが、Nintendo Switchの外であるSNSにもどんどん広がっているのです。

#あつ森マイデザイン Instagramハッシュタグ関連投稿.jpg
出典:#あつ森マイデザイン
参考:あつ森攻略|あつまれどうぶつの森