若者だけが楽しむSNSじゃない！TikTokの企業活用が活発に

TikTokの企業活用が活発になった理由

ますます企業活用が進むTikTok。従来のインフルエンサーを起用したキャンペーンから、企業自身が発信を広めるような活用方法になったその理由について解説します。

ユーザーの年齢層が広がっている

TikTokの企業活用が活発になった背景には、TikTokのユーザー層が広がり、投稿ジャンルも幅広くなったことで、参入障壁が下がったことが挙げられます。

10代〜20代前半という若年層から、その若者の親世代や祖父母世代も動画に出演するようになっているのをご存知でしょうか？意外なことに40代男性の利用者が増えるなどして、より幅広い年齢層の利用が増えてきているのです。

参考：TikTok、40代男性のユーザー増で10代の割合減少…“フェイスブック化”する可能性も？

もはやTikTokは若者のためだけのSNSだけではありません。

ユーザー参加型によりクリエイティブ欲を刺激

ほとんどのTikTokユーザーには「有名になりたい」「話題になりたい」というモチベーションがあります。そこからクリエイティブな動画を作るようになり、創造性がさらに磨かれていくようになったのです。

ユーザーのクリエイティブ欲を刺激するには、ユーザー参加型のプロモーションやキャンペーンが効果的。そのことに気付いた企業が、こぞってユーザー参加型の企画を打ち出し始めています。

広告と投稿の見分けがつきにくい

TikTokでは通常の投稿に混じってスワイプで広告が出てくる仕組みですが、広告が自然すぎるため、投稿との見分けがつきにくいという特徴があります。

それならば、広告をたくさん配信するよりも、自社アカウントでより多くの動画コンテンツを投稿し、アカウントを育てていく方が集客効果や認知効果が高くなる場合も。先ほど紹介した東京カレンダーがその事例です。

InstagramやYouTubeでも、近年は企業アカウントからの発信が増えています。TikTokでも同じ波が来ると予想されるでしょう。

Social Goodな活動もできる

日本赤十字社の事例では「リズムに合わせた心肺蘇生法を教える」というSocial Goodな活動を紹介しました。Social Goodとは、社会に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスのことです。

若者に人気なTikTokを活用して、リズムに合わせ楽しみながらメッセージを伝えることができれば、若者の教育にもなるでしょう。

TikTokではSocial Goodな活動もできるため、社会貢献をしたい企業にとって役立つツールとなります。

今後の企業活用に注目

TikTokはユーザーの「暇を潰したい」「有名になりたい」「面白いことをしたい」「人生を楽しくしたい」といった、あらゆる欲求を叶えてくれるSNSに成長しています。

TikTokユーザーのニーズを掴んだ動画の投稿やキャンペーン、プロモーションなどの活用で、企業にも良い成果をもたらしてくれるでしょう。今後はより企業活用が進み、TikTokは要注目のSNSになるかもしれません。

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