
「TikTok」を活用したマーケティングと企業の活用事例
- 2018年12月4日
- ニュース
10代〜20代の若者を中心に人気が急上昇中の「TikTok」は、ビジネスにおいても有効に活用できます。
しかし、新しい形のSNSであるためどうやって マーケティング に活用すればいいのかわからない方も多いでしょう。
今回はTikTokを マーケティング に活用する方法と、実際の企業の活用事例について紹介しましょう。
「TikTok」とは
TikTokとは、スマートフォン向けのショートムービーSNSです。15秒程度の動画を撮影し、フィルターや特殊効果などで加工・編集して投稿できます。
動画を投稿できるSNSは複数ありますが、TikTokに投稿される動画は音楽に合わせて口パクしたり踊ったりする動画がほとんど。口パク動画がメインで投稿されるSNS、という点で他のSNSと差別化されていると言えるでしょう。
「TikTok」が若者に人気の理由
TikTokは10代の若者を中心に大ブームを巻き起こしています。その人気の理由は何でしょうか?
世界最大の動画プラット フォーム 「YouTube」では、自分でネタを考えて動画を撮影し、加工から編集までする必要があります。誰でも動画を投稿できる無料サービスではありますが、視聴される動画を投稿するには一定のスキルやセンスが必要となります。
一方でTikTokは、あらかじめ音楽やフィルター、特殊効果などの加工 ツール が揃っています。
投稿者は音楽を選び撮影、少し加工してそのまま投稿できることから、動画投稿ハードルが下がっているのです。
また、新規投稿の動画がたくさんの人の目に触れる可能性も高く、いいねやコメントがつけてもらいやすい点も若者の心を掴んでいる理由のひとつでしょう。
「TikTok」を活用した マーケティング 手法とは
このTikTokを使って マーケティング を行うことで、特に若年層に向けたアプローチをしていくことができます。
Tik Tokを使ってどんな マーケティング ができるのかを紹介します。
若年層に人気の インフルエンサー を起用
インフルエンサー マーケティング で使われるSNSといえばInstagram、 Twitter 、YouTubeがメインでした。
しかし現在、TikTokにも「ティックトッカー」と呼ばれる インフルエンサー が登場しています。
これらの インフルエンサー を起用し、TikTokのメイン ユーザー である若年層にアプローチしていくことが可能です。
広告 出稿
「TikTok」では、 アプリ を開いたときやおすすめ動画を見ている途中で広告が表示される仕組みになっています。
画面全体を占有するこの動画 広告 は、多くの人に視聴してもらえるため、上手に利用すれば消費やサービスの印象を強く残しやすいでしょう。
ただし、動画の視聴中に強制的に表示される 広告 は、不快に思われることもあります。視聴者が不快に思わない動画 広告 の作成が必要となってくるでしょう。
TikTokを キャンペーン に活用
Twitter やInstagramなどに写真を投稿するSNS キャンペーン と同じように、TikTokを活用したSNS キャンペーン も登場しています。商品や自社のキャラクター、音楽などを使い動画を作成してもらい、特定のハッシュ タグ をつけた投稿を促すものが多いようです。
参考:
TikTokで人気のキャンペーンとは?企業のプロモーション事例をもとに解説
「TikTok」を活用した企業事例
続いて、実際にTikTokを活用した企業事例を紹介します。
1.AbemaTVの プロモーション 活用事例
株式会社サイバーエージェントは Twitter などのSNS→TikTok→AbemaTVという流れで プロモーション を行いました。
「今日好きダンス」を作り、 Twitter などのSNSから プロモーション をスタート。そこからTikTokへの流入を促しています。
TikTokは構造上外部サイトに遷移させづらいため、他のSNSからTikTokに流入させる必要があったのです。
TikTokでブームが起こったあと、種明かしとして「これは『今日好きになりました』のダンスです」とAbemaTVに ユーザー を流していったんですね。
参考:
TikTok活用で視聴数が160%UP!AbemaTVの若年層向けマーケティングに迫る
2.リボンでありがとうチャレンジの事例
コカ・コーラ社はハッシュタグとTik Tok特有の「チャレンジ」を利用して「#リボンでありがとうチャレンジ」という キャンペーン を行いました。
キャンペーン 内容は、「#リボンでありがとうチャレンジ」を付けて「ありがとう」の動画を投稿するというもの。
Tik Tok 広告 ではTik Tokで有名な インフルエンサー を起用し、 ユーザー に動画投稿を促しています。
他にも審査に選ばれた ユーザー は渋谷の屋外ビジョンで投稿動画を流してもらえる、QUOカード1,000円分プレゼントなど魅力的な商品で一般 ユーザー を巻き込む キャンペーン となっています。
参考:
コカ・コーラ リボンボトルpresents #リボンでありがとうチャレンジ
3.toB向けのサービス開発事例
インターネット広告 会社の株式会社サイバーコミュニケーションズでは、TikTokと 広告 パートナー契約を締結し、企業向けに若年層を対象としたTikTok 広告 出稿サービスを開始しました。
広告 プロダクトの開発から企画、ディレクションまで、全般的にTikTok 広告 の出稿をサポートしています。
参考:
CCI、Tik Tok向けのコンテンツ開発および広告販売を強化するための広告パートナーシップ契約を締結
「TikTok」の マーケティング 活用は幅広い
TikTokはまだまだ生まれたばかりのSNSではあるものの、 マーケティング への活用方法は幅広いです。
若年層向けの マーケティング や プロモーション 、または企業向けのサービス開発など、TikTokでできることはたくさんあるでしょう。
自社でTikTokを マーケティング に利用したい場合には、単純な 広告 出稿だけでなく、 インフルエンサー やハッシュ タグ を活用した方法なども考えてみてはいかがでしょうか。