ホームページの集客力を高めるためにSEOは不可欠です。自社でSEOを実施している企業が増えていますが、手が回りきらない場合はSEO業者への依頼を考えることもあるかと思います。

しかし、悪質なSEO業者に依頼したばかりに大きな被害を受けたという事例は数々出まわっており、「SEO業者は全て詐欺業者」というイメージがついてしまいかねないほど、悪質なSEO会社が横行していた時もありました。

2012年にGoogle検索エンジンが実施したペンギンアップデートパンダアップデートにより、そのようなSEO業者の多くは淘汰されましたが、現在でもまだまだ悪質なSEO業者は存在するのが実情です。

今回は、良いSEO業者と悪いSEO業者の判断基準を解説します。(ここでは、良いSEO業者=ホワイトハット、悪いSEO業者=ブラックハットという定義でお話しします。)

SEOにおける全ての評価基準となるのはGoogleのガイドライン

SEOは「検索エンジン最適化」と訳される通り、検索結果での露出を増やす一連の施策を指します。日本国内の主要な検索エンジンGoogleとYahoo!の2つですが、Yahoo!はGoogle検索エンジンアルゴリズムを採用しているため、SEOGoogle検索エンジン最適化と言えます。

Googleは、検索エンジンに評価されるための基準を全てウェブマスター向けガイドラインに記載しています。基本的にはこちらの内容に沿う施策がホワイトハット、違反するような内容がブラックハットとなります。

ウェブマスター向けガイドラインは非常に長いですが、SEO会社への依頼をお考えの方は、悪質な業者に騙されないためにもしっかりガイドラインの内容を把握しましょう。

参考:
ウェブマスター向けガイドライン - Search Console ヘルプ

Googleウェブマスター向けガイドライン全34項目補足情報まとめ

Googleウェブマスター向けガイドライン全34項目補足情報まとめ

2012年から激変の時代となったSEO業界。最近では、年末に向けパンダアップデート、ペンギンアップデートの更新が立て続けに行われました。 これらのアップデートにより、スパムと呼ばれる違反行為に関する監視の目は厳しくなり、Googleが目指すユーザーにとって有益な検索結果を表示する傾向が、より一層近づきました。

悪いSEO業者(ブラックハットSEOを行う会社)の特徴

主な施策

外部リンクの設置

現在もリンクに対する評価は高いため、外部リンクを増やせば比較的短期間で検索順位が上昇する可能性はあります。しかし、「外部リンクを◯本設置する」というようなプランを打ち出しているところは原則全てブラックハットSEOとみなして問題ないでしょう。

外部リンク施策が、リスキーだという認識が広まった今は「外部リンクの質が良く、自然リンクのように設置するからブラックハットとがみなされない」とアピールする会社もありますが、どのようなリンクであれ、自作自演リンクを設置する時点でペナルティを受ける危険性があるので手を出さないほうが懸命でしょう。

キーワード含有のみを意識した質の低いコンテンツを大量に作成

内部施策として、ホームページ内のコンテンツを増やすプランを提供している会社も増えてきましたが、コンテンツ施策だから安心、ということはありません。対策キーワードの含有率のみを意識した支離滅裂な文章(ワードサラダ)を生成してくる場合があります。

コンテンツの質が低いかどうかを判断するには、まずキーワードに沿った内容になっているか、ユーザーに有益な情報が含まれているかどうかというところを基準にしてみましょう。コンピュータが生成したような内容に乏しい文章をホームページに追加してもSEO的な効果が狙えないどころか評価を下げる要因になってしまいます。

悪いSEO業者と判断できるポイント

外部リンクの品質の良さをアピール

先にも説明したとおり、外部リンクはいくら質がよくてもペナルティの危険性が常につきまとうのでどのように説明されても警戒しましょう。

ドメインとIPの分散率が高い」「アンカーテキストを自然に設置できる」とアピールされても危険性は変わりません。

ビッグキーワードでの上位表示事例を提示してくる

外部リンク提供を明言していなくても、検索数の多いビッグキーワードでの上位表示事例を全面に押し出してくる場合は、外部リンク利用を疑った方がいいでしょう。(もしくは外部リンクすら使わず何もしないという非常に悪質な会社も存在します。)

ホワイトハットSEOにおいては、ビッグキーワードでの上位表示を狙うことはほぼ不可能でしょう。(元々サイトパワーがあるホームページであれば可能性はありますがごく一部です。)そもそも、ホワイトハットSEOにおいては、ビッグキーワードでの上位表示は本質的ではありません。

早期の上位表示を謳う

外部リンクを使わない場合、早い段階で効果が見えることはほとんどありません。
「1ヶ月程度で結果を出す」とアピールする会社は警戒しましょう。

良いSEO業者(ホワイトハットSEOを行う会社)の特徴

主な施策

コンテンツマーケティング(ロングテールSEO)

ホワイトハットなSEOとは、Googleのガイドラインに違反しない施策のことで、ブラックハットSEO以外を指します。つまり、

・自作自演の外部リンクを設置せず
・質の良いコンテンツ作りを行う

サービスであればホワイトハットということになります。

記事制作を外注する会社を選ぶ4つのポイント

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コンテンツマーケティングを行う上で重要なのが、継続して記事を発信していくことです。 継続的な発信をするために、記事を制作会社に外注してつくってもらうのも手段としてあります。今回は記事の制作代行をしてくれる制作会社を選ぶポイントを紹介します。

良いSEO会社だと判断できるポイント

被リンクは自然リンクの獲得のみにフォーカス

外部リンク提供は行わず、被リンクを獲得できるようなコンテンツ構築を提案してくる会社はホワイトハット側と判断できます。

そもそも、外部リンクが評価基準となっているのは、「外部リンク=他者から紹介されるほどの価値があるサイト」という論理が働いているからです。他者からの評価を上げれば被リンクが増え、Googleからも評価されるので、他者から評価されるコンテンツを構築することが、Googleの推奨する本来の被リンク対策です。

検索順位ではなく、トラフィック量の増加を重視

外部リンク対策がメインだった時代は、特定のキーワードを選定し、そのキーワードをピンポイントに狙って上位表示させるという手法が一般的でしたが、コンテンツメインのホワイトハットSEOでは特定のキーワードだけでの上位表示は狙いません。

主軸となるキーワードを決め、そのキーワードに関連するロングテールキーワードでの露出を増やし、トラフィックを獲得ていくことが目的となります。

事例を紹介される際、「◯◯で何位」というような内容ではなく、施策開始後の流入数の変化がわかるようなデータを開示してくるような会社であれば、施策そのものがホワイトハット寄りと判断できます。

良いSEO業者を選ぶには正しいSEOの知識が必要

悪いSEO業者と良いSEO業者の違いについて詳しく解説してきました。悪いSEO業者に発注してしまうパターンの共通点としては、「発注する企業(担当者)自身にSEO知識がない」ことが挙げられます。

SEOの歴史を学び、現在のGoogleがどの様な評価基準で検索順位を決定しているかを学べば、悪いSEO業者に騙されることはありません。SEO業者を探す前に、一通りSEOの勉強をしておくと良いでしょう。

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SEOの基礎から応用までを体系立てて学ぶための情報を紹介します。SEOに本腰据えて取り組もうとしている方はぜひチェックしてみましょう。

ユーザーファーストなコンテンツ作成ができるSEO業者を選ぶべし

悪いSEO業者と良いSEO業者の判断ポイントは、「コンテンツメインかどうか」、更に言うと「エンドユーザーを見据えているかどうか」に集約されます。

SEO会社にとってのクライアントだけでなく、クライアントが抱える顧客の利益まで考えることができるような会社であれば、まずブラックハットな手法には陥らないはずです。
Googleのガイドラインにも、ユーザーの利益を考えて規定されているので、ホワイトハットSEOかどうかはユーザーファーストかどうかと同義だと理解しましょう。

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