ホームページのでの集客を行うとき、SEOでもリスティングでも絶対に欠かせないのが「対策キーワードの選定」です。
皆様、キーワード選定はどのように行っていますか?
自社のサービスだけを分析対象にして選んでしまっていませんか?

ビジネスを行ううえで競合調査は欠かせませんが、それはホームページキーワード選定でも同じです。
競合のホームページの状況を知ることで、狙うべきキーワードが見えやすくなるからです。

今回はキーワード選定時の競合調査をするうえで見なければいけないポイントと、そのポイントを簡単に調査できる無料ツールを3つご紹介します。

競合調査する上で見るべきポイントは?

キーワード選定の為の競合調査で行うのは下記の3つです。
・まずベンチマークする競合を見つける
・競合がどのようなキーワードで対策しているかを知る
・競合が対策しているキーワードの検索ボリュームを調べる
・キーワード自体の競合数を調べる

ベンチマークするべき競合を見つけ、その競合のページがどのようなキーワードを狙いにいっているのかを把握します。
それらのキーワードの検索ボリューム・キーワード自体の競合数も調べて、対策する余地のあるキーワードを絞り込んでいきます。

この一連の作業を行ううえで便利なのが、以下で紹介する4つのツールです。

競合の選定に便利な、他社のホームページのアクセス状況がわかる「Similar Web」

TOPページURLを入力するだけで、そのホームページのアクセス状況がグラフと数字データで提示されます。
チェックするのは
・アクセス数
・流入キーワード(どのような検索キーワードで流入しているか)
の2点で十分です。
競合になりそうなホームページをいくつかピックアップし、それぞれをSimilar Webに入力してアクセス数を調べます。
楽天やAmazonといった超大手をベンチマークしても、分析対象にしづらい場合があるので、なるべく自社サービスのターゲットユーザーが重複しており、規模も近いホームページを選定し、自社よりアクセスが多いところをベンチマークしましょう。
そしてベンチマークした競合ページの流入キーワードを調べ、どのようなキーワードでのアクセスが多いかを調べます。

※ただし完全に正確なデータが取れるわけではないので、あくまで参考データとして認識しておきましょう。

http://www.similarweb.com/

キーワード検索ボリュームを調査できる「Yahoo!キーワードアドバイスツール」「Google 広告キーワードプランナー」

競合ページの流入キーワードを調べたら、今度はそれらのキーワードの検索ボリュームがどの程度なのかを調査します。
Yahoo!検索エンジンでの検索ボリュームを調査する際はYahoo!プロモーション広告の中の1つの機能である「Yahoo!キーワードアドバイスツール」を、Googleの場合はGoogle 広告内の機能である「Google 広告キーワードプランナー」を使いましょう。

Yahoo!プロモーション広告Google 広告リスティング広告運用のツールなので多機能で少し使い方が複雑ですが、Ferretが提供しているカリキュラム内にそれぞれの使い方を順を追って説明している項目があるのでそちらを参考にしてみてください。

Yahoo!キーワードアドバイスツールの使い方
Google 広告キーワードプランナーの使い方

キーワードの競合数が予測できるGoogleの検索機能「allintitle」

検索ボリュームを調べたら、今度はそのキーワードで対策している競合の数をみましょう。
Googleの検索窓に「allintitle:○○○(キーワードを入力)」と入力し検索すると、入力したキーワードがタイトルに含まれているホームページの一覧が表示され、その総数も確認することができます。
タイトルに対策キーワードを入れるのはSEOの基本的なテクニックです。ですので、

タイトルに入っているキーワード=そのキーワードで対策している

と予測できます。
このように対策キーワードの検索ボリュームと競合数を導き出すと、対策候補キーワードを下記の3つに分類できます。

1.対策しにくそうなキーワード(競合が多く、検索ボリュームも多い)
2.対策しやすいキーワード(競合が少なく、検索ボリュームが多い)
3.対策する余地のないキーワード(競合が少なく、検索ボリュームも少ない)

この中で狙うべきなのは言うまでもなく2です。
綺麗に見つからない場合がほとんどですが、この指標を参考にしてキーワード選定をすると、自社のホームページだけを分析対象とするのに比べてはるかに狙うべきキーワードが見えやすくなります。

キーワード選定時の競合調査は必須ですが、その後もSimilar Web等を使って競合の状況を把握しておきましょう。
ビジネスで勝つために、敵を知ることは大変重要です。