「ソーシャルテクノロジーによる生活者マーケティングの実現」を支援するアライドアーキテクツ株式会社にて、SNSプロモーション支援事業のマーケティング・営業・コンサルティング部門責任者を担当している鈴木です。

今回は拡大しているTwitterマーケティングの中でも、急激に増加しているTwitterキャンペーンについて解説をいたします。弊社の支援実績だけでも、2019年は前年比約2倍にも及ぶキャンペーンが実施されるなどニーズが急増しており、今回はその増加背景と各社のシーン別の実施事例について紹介します。

「キャンペーンをやらない」デメリットが明確に SNSキャンペーン需要が急増した理由とは

まず、SNSを活用したキャンペーン施策の需要が高まっている理由を解説いたします。

様々なプロモーション施策があるなかで、SNSマーケティングにおいてキャンペーンは、「生活者との接点総数をより多く増やす」という役割を担っています。通常投稿を通してアカウントから頻繁に情報発信をしても、フォロワーが少なければ多くの人に情報を届けることは難しいため、生活者との接点を増やすことが非常に重要です。そのため、SNSマーケティングでは、生活者との接点を増やすためのキャンペーンが重要な施策となるわけです。

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一方で、SNSキャンペーンで多くのユーザーと接点を増やすことについて、「懸賞目的だから、自社の売上に貢献しないのではないか」といった懸念の声をいただくケースもあります。
これに対し、弊社にて実施した「Twitter企業アカウント利用に関する意識調査」によると、SNSキャンペーンへの参加経験がないユーザーに比べ、キャンペーンに参加したことがあるユーザーは、圧倒的に「商品・ブランドの理解度や好意度」「購買意欲」が、向上していることがわかっています。

また「懸賞応募用アカウント」でキャンペーンに参加したユーザーも、SNSキャンペーンへの参加経験がないユーザーに比べれば圧倒的に好影響が出ていることがわかっています。

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こういった結果から、「懸賞ユーザーが多いから」という不安からキャンペーンを避けるよりも「キャンペーンをやらない」デメリットへの注目度が高まり、結果的に多くの企業様でSNSキャンペーンの導入が進んでいるのです。

Twitterキャンペーンが注目される2つの理由

今ご紹介したSNSキャンペーンの中でも、Twitterを活用したキャンペーンが人気を集めています。その理由は大きく2つあります。

①媒体自体が持つ幅広いユーザー属性×拡散性

第1回目の「SNS利用実態調査から見る、いま企業がTwitterに取り組むべき理由とその取り組み方」でも説明した通り、Twitterは性別や年代関係なく幅広い利用率を誇ります。また、リツイートの機能に代表するように情報拡散されやすい媒体特徴を持つため「生活者との接点総数をより多く増やす」目的で実施するSNSキャンペーンとの相性が非常に良いという特徴があります。

②企画や商材に左右されないオートリプライツールの登場

ここ数年で、「フォロー&リツイートorハッシュタグツイート」すると、Twitterが提供するAPIを活用して自動的にリプライが返信される「オートリプライツール」が登場しました。これに即時抽選(インスタントウィン)機能を搭載したキャンペーンシステムとTwitter広告を組みあわせてキャンペーンを実施することで、キャンペーンの企画内容や商材に大きく左右されることなく「生活者との接点総数をより多く増やす」のパフォーマンスを最大化できるようになました。

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