GoogleAdsenseは、運営するサイトへ簡単に設置できる広告配信サービスです。簡単に設置できるとはいえ、設置方法を誤ってしまうと規約違反に抵触する可能性もあり、その場合はアカウント自体が凍結されてしまいます。

凍結されてしまえば、今後サービスを利用できないばかりか、今までの報酬も受け取れなくなってしまいます。そんな事態を避けるためにも、GoogleAdsenseの設置方法に関するポリシーを理解し、安全な運用を心がけましょう。

今回は、初心者が犯しやすい規約違反について解説します。

広告の配置に関するポリシー

GoogleAdsense設置方法に関する規約違反7例

1. 「広告」「スポンサードリンク」表記なし

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コンテンツ内にGoogleAdsenseを設置する際に注意すべきポイントとして、しっかりと「広告」などの表記をGoogleAdsenseのすぐそばに記載しましょう。
表記されていないと、ユーザーにGoogleAdsense広告コンテンツの一部と誤認させてしまう可能性があるため、規約で順守が求められています。

記載する文言としては、「広告」「スポンサードリンク」と記載するのが一般的となっています。

2. 閲覧したファーストビューの大半が広告

閲覧した際のファーストビューが、GoogleAdsenseの広告で占めるような、クリックを誘発することを目的とした設置はNGとなります。
例えば、スマートフォンでサイトを開いたときに、画面の大半がGoogleAdsenseで占められており、コンテンツを閲覧するためにはスクロールが必要となっているような状態は規約違反とされています。

スマートフォンでの具体的なサイズで言えば、300×250以上の設置ユニットはNGとなるでしょう。
もしスマホのファーストビューGoogleAdsenseを設置したいのであれば、レスポンシブかモバイルバナーを選ぶことをオススメします。

3. 他のコンテンツと広告が重なっている

レイアウトの関係で、他の画像などとGoogleAdsenseが重なってしまうことがありますが、これも規約違反となる場合があるので、コンテンツとの間隔はしっかりと確保しましょう。

4. ユーザーが誤クリックする位置に設置する

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他のコンテンツをクリックしようとして、誤ってクリックしてしまう場所に、GoogleAdsenseを設置するのも誤クリックを促しているとみなされます。
その場合、凍結となる可能性があります。
例えば、ランキングコンテンツの近くに設置し、あたかもコンテンツの一部だと誤認してしまうようなものが該当します。

意図がなくても、誤クリック目当てだとみなされる事もあるので、GoogleAdsenseの周りのコンテンツには注意した方がいいでしょう。

5. ポップアップに広告表示

ポップアップ広告を表示するようなことを、GoogleAdsenseを使って行うことはNGです。
ポップアップGoogleAdsenseの広告を表示させる方法は、指示こそしていないものの、偶発的にクリックを発生させるような行為となります。

6. スクロール追従で広告を表示

ポップアップを利用したGoogleAdsenseの表示と同様に、クリックを促す行為とみなされてしまい、凍結の要因になることがあります。
他の広告サービスでは許可されている場合もありますが、GoogleAdsenseでは禁止事項の一つです。

7. 規定数以上の広告を設置

初心者がやってしまいがちなミスのひとつが、GoogleAdsenseの設置ユニットを設置し過ぎてしまうことです。
設置ユニットは、1ページ内に貼れる数が決まっており、それ以上は表示されない仕様になっています。
具体的には以下の数までが設置できます。

  • コンテンツ向け広告ユニット:3個
  • リンクユニット:3個
  • 検索ボックス:2個

ただしアクセスが多い場合などは、設置数増加の提案をGoogle側からされる場合もありますが、基本は上記の数までです。
設置のし過ぎに注意しましょう。