リアルBlaboを想定したワークショップ

横山氏:
ではワークに入っていきます。
今日はリアルBlaboをやってみようかということで、3つお題を用意しているので、
その中から1つ選んで考えていただきます。

今回出されたテーマのうち、2つはBlaboで出題されているもの、もう1つは椎谷氏からの提案によるものでした。

テーマ1:寝ござ

Q:インテリアショップで、この寝ござなら使ってみようと思ったあなた。
どんな風に店員さんにすすめられたから?*

テーマ2:日本茶

Q:あまり日本茶を飲まないあなたが家でも飲むようになった!?
どんなきっかけがあれば、家でも飲むようになる?

テーマ3:お守り・神社

椎谷氏:
全国に神社が無いところはないですよね。1番参拝者が多いのは伊勢神宮で、次は出雲大社。これは由緒ある神社です。
継続的に人が集まる仕掛けがあるんです。

でも、どこの神社でも必ずストーリーがあります。

鳥取の伊奈波神社というのがあって、因幡の白兎の神社なんですね。
そこでうさぎの耳の形をしたお守りがあるんですが、めっちゃ売れてるらしいんですよね。
神社ベースで、お祭りとか、お守りとか、何か仕掛けられるんじゃないかなという風にお題を出しました。

ワークショップ実施&登壇者からのフィードバック

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5人一組のチームに分かれてお題を1つ選び、15分間でアイデアをまとめ、1分間で発表するワークショップが実施されました。
結果、「お賽銭の効果を見える化するスマホゲーム:頂上神バトル」「お守りを衣服にする神様ファッション」「お茶フェス」など、ユニークなアイデアが発表され、それらに対して坂田氏、椎谷氏からフィードバックがありました。

アイデアの良し悪しを判断する基準とは?

坂田氏:
個人的には、ハロウィンに神様ファッションとか、宗教戦争ぽくて好きです(笑)七福神がハロウィンに出てくるとか個人的に好きですが、
アイデアの良し悪しは「誰のどんな課題を解決しているのか」という視点で見ています。
アイデアは僕の中の定義では「解決策の糸口」です。
クエスチョンとアイデアが対になっているように、誰の課題に対してミートするためのアイデアなのかを考えないと、思いつきなのかアイデアなのかわからなくなります。

例えば、お茶のテーマの場合、お茶屋の店主がクライアントで、お茶をより多くの若者に飲んでほしいんだと言われた時に「お茶フェス」がその方の問題を解決するのか、店主が本当に抱えている課題は何で、そこにミートしているのかどうか。

誰の課題を解決しようとしているのかという視点を持つといいですね。

突飛なアイデア×継続性があればマーケティング的に成功する

椎谷氏:
僕が思うに、思いつきのアイデアは全然良いんですよ。でも皆さんまともですよね。
正面から言ってますよね。
突発的で真逆のこととか。バカバカしいものとか。
そういうのをもうちょっと欲しかったですね。
要は、今までにあるような考えは、多分やったはずですよ。

でも爆発してないっていうのは、まあいかなくてもわかっちゃうようなものなんですよね。
ただ、渋谷のハロウィンのように、行かなきゃわからないようなこと、それハロウィンじゃないじゃんていうような、
「それ神社じゃないじゃん」みたいな高校生のような。

あとは継続性。
それって毎年継続するよねとか、人を誘いたくなるよねのような伝わるものであればビジネスとして成り立ちますよね。
人が二回目三回目来るようなものであれば、新しいぶっ飛んだものでもマーケティングとして成功ですよね。

それならどんな場所で、ぶっ飛んだアイデアでも地域を継続的に活性化できるんじゃないかなと思いました。

坂田氏:
そうですね。誰のって考えちゃうと普通になっちゃうと思うんで、ぶっ飛んだアイデアを教えてもらえれば。