フィードバックを受けたうえで2回目のワークショップへ

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坂田氏と椎谷氏のフィードバックを受け、再び同じチームで15分間のワークショップを行いました。
発表では「表参道や銀座にお茶を届ける「茶ラバン」」「テラスハウスのお寺版「寺スハウス」」など、再度ユニークなアイデアが発表されました。
2回目の発表を受けて、椎谷氏はネーミングの重要性について、坂田氏は企画段階でやりがちなミスについて言及されました。

ネーミングの重要性

椎谷氏:
ネーミングは重要ですね。ネーミングで中身はほぼ半分以上決まる。
覚えられるようなネーミングじゃないと消えていく。いかに耳に残って、明日の朝覚えているか。

だから、「茶ラバン」ていうのは伝えやすいですよね。
そこから、継続したり拡散したりするのはどうすればいいのか。

あとは「寺スハウス」も耳に残りましたね。

問題から目を逸らさない

坂田氏:
いろんなチームにちょっとずつ入って話を聞いてたんですが、ついついやっちゃいがちなのがそもそもの問題を変えちゃうっていうパターンなんですよね。
自分が出したいアイデアのために問題を創るっていう。
でも問題は変わらないんですよ。その問題にどれだけ真摯に向き合えるか。
問題を変えるのが一番楽なんですよね。

例えば寝ござの場合、工場の制約など色々なものがあるなかで、問題から逃げれない人たちに対して、どれだけ向き合えるか。
変えられない問題を家業として持っている人に対して何ができるのか。
アイデアを出す前に、ここを解決するべきという芯を見つけて、そこから逃げずに解決しようとするのが案外重要で。

そもそもこんな短時間でソリューションなんて出るわけないんですが、問題から逃げないことが重要だと思っています。
僕は逃げれても、クライアントは逃げれないから、コンサルタントとしてずらさずにやらなきゃなと。

椎谷氏:
何か壁があると、脇にいきたくなるんですよね。自分事じゃないところに居場所を作ろうとしてしまう。他人のところってよく見えるんですよ。
でも、自分事じゃないから他人事になっちゃうんです。

つまり、その企画がクラウドファンディングに出た時、自分がお金を出せるかどうかなんですよ。
そういう風に自分事にならないと、アイデアってうんこですから。
客観性があるビジネスっぽいものより、自分が欲しくてしょうがないものを作った方が最後は勝つと思いますね。

熱量がないと薄っぺらなアイデアになって、点数は良くてもビジネスとしてはうまくいかないです。

まとめ

マーケティングとは、ユーザーのニーズを理解し、ユーザーの問題を解決するビジネスを行うための手法です。
しかし、実際のマーケティングは企業側のみで行われているものが少なくなく、生活者視点が欠けている場合がほとんどです。
ユーザーニーズを把握するために市場調査やアンケートを行っても、表層的な意見に偏りがちなのが実状です。

坂田氏は、そのようなマーケティングにおける問題を解決するために、一般ユーザーが企画段階から参加できるプラットフォーム「Blabo」を創り出しました。
共創マーケティングは非常に理想的ですが、忘れてはいけないのは、坂田氏も言及されていたように「素人発想のアイデアと企業の課題を繋げるのはマーケターの役目」だということです。
マーケティングである以上は、やはりプロのマーケター視点が不可欠です。

ただ単純にユーザーの意見を取り入れるということではなく、それがどのような問題解決に繋がるのかをしっかり見極められる視点が重要です。
また一方で、坂田氏、椎谷氏が指摘していたように、「アイデアを優先してそもそもの問題を変えてしまわないようにする」のもマーケターの重要な役割です。

一般的に、アイデアを考えるのは楽しいですが、問題解決は難しいものです。そのような状況では、問題をすげ替えてしまう事象は企業の規模関係なく起こりえます。(実際、今回行った短いワークの中でも起こっていたようです。)
議論にブレが起きないよう、自分たちが取り組むべき問題を明確にすることがマーケティングの第一歩なのかもしれません。

一般ユーザーを巻き込み、多くのアイデアを募ることのできる共創マーケティングは、アイデアが枯渇しがちな地方の活性化だけでなくあらゆる面で社会に影響を与える可能性を持っています。

ユーザーのアイデアを活かすも殺すも、企業の課題を解決できるかどうかもマーケター次第です。共創マーケティングが広がれば、ますますマーケターの重要性は高まっていくでしょう。

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