リスティング広告のクリック率を上げる方法

リスティング広告のクリック率を下げてしまう理由を踏まえて、クリック率を上げるために押さえておくべきポイントを解説します。

わかりやすい特典を入れる

「半額キャンペーン」「20%オフ」「入会金無料」など、広告文にわかりやすい特典を入れるとお得感が増し、ユーザーの興味を惹きつけることができます。一般的なチラシやDMなどをイメージする良いでしょう。

ただし、これは実際に特典を導入しなければ行えません。販促キャンペーンを考え、その内容に応じて魅力的な単語をリスティング広告テキストに入れるようにしてください。文末は避け、できるだけ文頭に入れて目立たせるのが効果的です。

限定感を出す

特典同様に、限定感を出すのもユーザーの興味を惹きつけるポイントになります。例えば「今だけ〇割引」「~日まで特別セール」というように期間を限定すると「今チェックしておかなければ」という心理が働き、その場ですぐクリックする人が増えます。

それ以外でも「本店限定」「通販限定」など何らかの限定感を出すことで「ここでしか買えない」という特別感がプラスされ、ユーザーの目に留まりやすくなります。クリック率を上げたい時は積極的に「限定」というキーワードを活用しましょう。

広告表示オプションを活用する

リスティング広告で「広告表示オプション」を活用することにより、メインのテキストリンクの下に複数のサブリンクを表示できます。

例えばアパレルECサイトのリスティング広告の場合であれば、メインはECサイトのトップページへのリンク、サブには「ワンピース」「スカート」「パンツ」「コート」などを表示させ、検索結果画面から直接詳細ページに誘導することが可能です。ユーザーのニーズにピンポイントでアプローチできるでしょう。

広告表示オプションは無料で設定できるうえに、広告の表示面積が増えるので目にも留まりやすく、広告ランクも上がるためクリック率が上がります。リスティング広告を活用する際は、広告表示オプションも必ず活用しましょう。

ターゲットを見直す

そもそもリスティング広告のターゲット設定が間違っているせいでクリック率が下がっているケースもあります。例えば実店舗を持っているブランドでは、普段のメイン顧客と同じ層をターゲットにしてしまいがちですが、ネット通販を利用する層とはズレている可能性があります。

今、パソコンの前でそのキーワードを検索しているのは誰なのか、どんな層なのかをイメージしたうえでターゲット設定するようにしましょう。

除外キーワードを見直す

キーワード選定の際に「とにかくクリックされるようにしよう」と考える企業は多いのですが、ニーズがない層にクリックされないようにするのも大切です。

リスティング広告はクリック単価なので、誰がクリックしても広告費用はかかってしまいます。できる限り無駄なクリックは減らし、見込み顧客にだけクリックされるようにするのがベストです。

そのポイントとなるのが除外キーワードです。除外キーワードは「広告を表示させないキーワード」で、登録するキーワードより多くするのが理想です。メインキーワードに対してネガティブな印象を持っている人が検索する可能性もあるので、例えば「悪い」「ダメ」「使えない」といったネガティブキーワードは除外キーワードに登録するようにしましょう。