オープンソースのCRMツール5選

1.非営利団体向けの強力な名簿管理ツール「CiviCRM」

「CiviCRM」は、非営利団体での利用を前提としたCRMツールです。データベースに登録された人々や団体などとのやり取りを記録したり、団体の会員管理をしたり、各団体のサイトでのカンパ要請を管理するといった機能があります。

データベースに蓄積された情報は、Webブラウザでどこからでも参照したり、管理することができるので、さまざまな場所から複数のスタッフが利用することができます。

参考:CiviCRM Japan

2.メジャーCRM製品と比較しても遜色ない「F-RevoCRM」

「F-RevoCRM」は日本の大手有名企業でも導入実績があるオープンソースのCRMツールです。

セミナーや展示会等を管理する機能から、顧客・案件管理といったSFAの機能、見積書作成や受発注、請求書を管理する販売管理と顧客対応のプロセス全体をカバーし、お問い合わせ対応やクレーム、契約管理などでも利用できます。

「統合型CRM」を実現しており、メジャーなCRM製品と比較してもほとんど遜色ありません。利用できる機能が数多くありますが、実際の業務に合わせて必要な機能のみ選択して、シンプルスタートできます。

参考:CRM(顧客管理)ならオープンソースのF-RevoCRM

3.複数ソリューションの中から、自社に適したプロダクトを選べる「sugarCRM」

「sugarCRM」は、アメリカの会社が提供するオープンソースCRMですが、日本語化されたサイトも公開されています。

CRMツール、SFAツール、MAツールなど複数のソリューションを提供しており、大企業向け製品、小規模企業向け製品といった中から自社に適したプロダクトを選べます。

よって、さまざまな機能を選択できることになりますが、例えば「小規模企業向けCRMツール」を選べば、自社に蓄積された顧客データを一元集約できます。さらにその上に、セールスオートメーションや、レポート機能を含めたシステムを構築できる、といったことが可能になります。

参考:sugarCRM

4.Salesforceの代替を目指すプロダクト「SuiteCRM」

「SuiteCRM」は、世界で400万人以上のユーザー数を誇る、PHP製のオープンソースソフトウェアです。CRMツールとして世界的に有名な「Salesforce」の代替を目指すプロダクトだとも言われています。

リード管理、リード育成、生成されたレポートから、顧客に対する「次の打ち手」への洞察を得るなど、CRM・SFAツールとしての基本的な機能を一通り備えていると言えます。大企業向け、中小企業向け、非営利団体向けのソリューションをそれぞれ提供しています。

参考:SuiteCRM - Open Source CRM Software Application for Businesses

5.AI搭載で営業活動の自動化をアシスト「VtigerCRM」

新興企業から大企業まで、世界30万社以上で導入されているプロダクトです。Webサイト、メール、ソーシャルメディア、電話、展示会などから見込み客や販売に関する問い合わせを収集し、リードを一元管理できます。

AIを搭載し、リードスコアリングを活用してホットリードを特定し、営業がフォローすべき優先順位を付けるなど、見込み顧客を適切な営業担当者に自動ですばやく割り当てます。このように、他の市販のCRM・SFAと同じような機能を豊富に搭載しています。

参考:CRMソフトウェア| 顧客関係管理システム-Vtiger CRM