フリーCRMツール8選!無料で使えるCRMツールを厳選して紹介
マーケティングを効率的におこなうためには、顧客との向き合い方が重要となります。特に一度獲得したリストの扱い方によって、その後のビジネスの伸び方が変わってくることも珍しくないでしょう。
しかし顧客の情報ひとつひとつに手作業でアプローチすることは、時間的にも作業効率的にも得策とはいえません。そこで注目されているのがCRMツール。顧客情報をまとめて管理し、コミュニケーションを円滑にする効果があります。
企業でも多く導入されていますが、いきなりコストをかけてまで利用するにはハードルを感じる人もいるでしょう。そこで、この記事では無料のツールを厳選して8つ紹介していきます。有料版との違いも紹介するので、参考にしてCRMツールの導入に役立ててください。
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CRMツールの種類
まずはCRMツールの種類について触れておきましょう。ツールには2種類あり、そのどちらを選ぶかで活用する範囲が変わってきます。そこで最初に大まかな分類を理解して、ツールの活用の準備を進めていきましょう。
オープンソース型
無料で幅広い機能を活用したいのであれば、オープンソース型のツールを活用するのがおすすめです。ソフトウェアが無料で提供されているだけでもありがたいといえますが、最大の特徴は必要な機能に応じてソースコードを改変できる点といえます。
自社の活用方法に適した機能を拡張するというニーズにも応えることが可能です。コストをできるだけかけずに、CRMツールを最大限活用したい場合は、オープンソース型のものから探していくとよいでしょう。
クラウド型
クラウド型はオープンソース型と違い、サービスの提供元のサーバーにアクセスすることで利用可能です。導入のコストが少ないことから、今すぐにでも活用していきたいといった場合に適しています。
インターネットを活用していることから、端末を選ばず活用ができるので使いやすいでしょう。ただし外部のサーバーに情報を預ける形になるので、セキュリティ面で心配となるケースもあります。慎重に選択してください。
有料版と無料版の違い
今回は無料版のツールを紹介していきますが、本来は有料のものを活用するのがおすすめです。そのため知識として無料と有料の違いについても触れておきます。違いがわかった上で自社に最適なものがわかれば、どちらを活用しても満足度は高くなるでしょう。それでは早速見ていきましょう。
無料版の機能には限界がある
無料版では機能に制限が設けられているケースがあります。オープンソース型は自社で拡張していけば問題ありませんが、クラウド型では十分な機能が活用できなくなることもあります。
それぞれのツールによってメリットとデメリットがあるので、有料・無料にかかわらず効果を出せるものを活用するのがおすすめです。そこでまずは無料版から試してツールの使用感を試し、有料版に移行するなどの流れをとっていくのがよいでしょう。
有料版はサポートが充実している
CRMツールを活用する目的を考えてみましょう。顧客とのコミュニケーションを円滑にして、業績を伸ばしていくことが主な目的と考えられます。有料版のツールを活用すると、結果を出すために必要なサポートが受けられる可能性が高いです。
ツールを導入したとしても、いきなり使いこなすのは難しいでしょう。ツールを効果的に利用するための補助があれば、最短距離で結果を出すことにつながります。これらはツールの満足度にもつながるので、導入前に確認しておくのがおすすめです。
有料版は成果につなげるための重要な機能が利用できる
有料版と無料版の違いとして簡単に想像できるのが、機能の差でしょう。CRMツールで結果を出すためには、ツールを通して得たデータを分析し、次に活かすことが求められます。有料版ではこれらの工程を助ける機能が拡張されていきます。
CRMツールを活用して業績を伸ばした企業がいますが、その多くも有料版の優秀な機能の恩恵を受けています。予算に余裕があり、自社の目的に沿ったツールがあるのであれば、一度有料版を試してみるのもよいのではないでしょうか。
CRMツール導入のメリット
ではCRMツールを導入するにあたってのメリットについても紹介してきます。どのような利点があるのかを知っておくことで、ツールの比較をする際の指標が獲得できるからです。それでは3つの視点から解説していきます。
顧客とのコミュニケーションを円滑化
CRMツールを活用すると、顧客情報を一括で管理することが可能です。これまで別々に管理していたものをツールの中で完結できることから、顧客の属性に合わせた緻密なアプローチが実現します。
顧客情報を適切に扱うことで、マーケティングの質は大きく上がるでしょう。そのためのツールとして、CRMツールの導入はビジネスで大きな意味をもたらします。MAツールなどとの連携ができるものを活用すると、相乗効果も見込めるでしょう。
手間を削減し業務効率を促進
CRMツールは重要な顧客情報を1つの場所に集められるので、簡単に情報を整理できます。これにより業務効率の改善につながり、結果につながるまでの時間を大幅に削減できるでしょう。またオープンソース型であれば、自社内でメンテナンスもできるので、トラブル対応のストレスも軽減できます。
ツール自体の機能を最大限活用することを通して、これまでの煩わしい作業から解放され、本当にやるべき分析業務など、重要な意思決定をおこなう時間に充てることが可能です。ツールの機能と合わせて使うことで、分析業務のやりやすさも変わるでしょう。有効活用してビジネスを拡大しましょう。
データを共有することで自社内の意思疎通を図れる
CRMツールは顧客情報を管理するツールですが、会社内で情報を共有しやすくする側面もあります。部署が複数に分かれている会社の場合、顧客情報の扱いに差が生まれてしまいます。1つの部署からアプローチした顧客に、別の部署から同様の内容が送られてしまうこともあるでしょう。効果的に顧客にアプローチしていくためには、適宜情報を共有しておくことが求められます。
そこでツールを通して情報を共有しておけば、必要事項については記録されていきます。ツールの導入によって会社全体のコミュニケーションコストが下がり、マーケティングの質も高めていけるでしょう。
おすすめのフリーCRMツール8選
ではおすすめのCRMツールを無料のものに限定して紹介します。オープンソース型とクラウド型の2種類合わせて8つのツールを厳選したので、ツールを選ぶ際の参考にしてみてください。
SuiteCRM
新しく登場したCRMツールとして注目されているのが、SuiteCRMです。CRMとして有名なSalesForceの代替ツールを目指して運用されており、ビジネスツールとしては使い勝手のよい設計となっているのが特徴です。
セールス・マーケティングなどの複数の要素を管理することが可能で、活用していくことでやるべきアクションを可視化することもできるでしょう。ただし英語表記となっているので、英語が苦手となっている場合は注意してください。
formrun(フォームラン)
無料から使えるCRMツールです。また、フォームを作成できることも特徴で、問い合わせフォームや資料請求フォームの作成から顧客管理までを一貫して行うことができます。
フォームから届いた情報は管理画面に「カード」として蓄積され、顧客ステータスの管理や対応状況の可視化を行えます。コストを抑えつつ、チームで顧客管理をしたい企業におすすめです。
F-RevoCRM
有名なCRMツールをもとにして開発されたF-RevoCRMは、オープンソース型のため、拡張性と自由度が高いツールです。日本企業で活用されることを想定して設計されているので、無料で導入できるツールとしては使いやすいでしょう。
コストと手間をできるだけ抑えつつ、CRMツールを活用していきたい企業は試してみてください。
SugarCRM
世界で1万社以上の導入実績を誇るCRMであるSugarCRM。もともとはアメリカで誕生したツールではありますが、日本語マニュアルが用意されているなど、英語に苦手意識がある場合でも扱いやすい側面があります。
オープンソース型としてリリースされていますが、日本語での情報源が豊富であることもおすすめとなる理由です。カスタマイズや導入するにあたって情報は極めて重要なものです。これを母国語で集められるのは、ツールを活用する上で大きなアドバンテージといえます。
Fullfree
クラウド型のCRMツールとして提供されているFullfree。ツールを新しく導入するときに重要となるのが、継続して活用できるのかという点です。FullfreeはシンプルでわかりやすいUIとなっており、カスタマイズ性も高い設計となっています。
他のツールとの連携も可能になっているので、情報をツールで管理するという目的を考えると有力な候補となるでしょう。
フリーウェイ
比較的安価なCRMツールであるフリーウェイでは、無料版でも1,000データまでを蓄積しておくことができます。簡単に項目を設定することもできるので、自社で目的に合わせた活用が可能です。
セキュリティにも力を入れており、クラウド型を活用する際に心配される課題もクリアしています。また有料版も比較的安価となっているので、大規模な利用をしないのであればおすすめのツールです。
Ambassador Relations Tool
CRMツールの多くがCRMとしての機能しかないところで、Ambassador Relations ToolではMAツールの機能も利用可能です。本来別になっている2つのツールが1つになっていることで、マーケティングの利便性が高まります。
定期的なアンケートメールを無料でおこなえるなど、無料から優秀な機能を体験可能です。また豊富なテンプレートを活用することで、簡単な操作がサポートされます。クラウド型で多機能なものを探しているのであれば、試してみるとよいでしょう。
HubSpot CRM
クラウド型として有名なツールの1つであるHubSpot CRM。CRM以外にもマーケティングに活かせる他のビジネスツールもあるため、連携することで自由度の高い動きを実現することが可能です。
無料で利用できる機能も充実しており、コンタクト管理やスケジュール設定など多くの機能を利用できます。100万件の情報を蓄積させておくこともできるので、最初のCRMツールとしては使い勝手のよいものとなるでしょう。
CRMツールを選ぶ際のポイント
8つのツールを紹介しましたが、ここではCRMツールを選ぶ際のポイントを紹介します。ツールを選定する際には、今回紹介したもの以外のツールも比較対象とすることでしょう。指標を多く持っておくと、比較の精度もあげられるので参考にしてみてください。
自社のマーケティングに適しているか
もっとも重要なことが、自社のマーケティングに適しているのかという点です。有名なツールであったとしても、ゴールとしている結果につながらないのであれば意味がありません。目的を明確にしたうえで、適したものを選択しましょう。
今回紹介したものは無料のツールとなっているので、複数のものを試してみるのも対策として有効といえます。
使いやすいツールであるか
ツールはあくまで使うことが大前提です。使いやすいツールであることは必ず確認しておく必要があります。英語表記で作業効率が落ちるのであれば、日本語表記のものを選択し、レイアウトが見づらいのであれば、見やすいツールを探すようにしましょう。
このように自社での運用を継続的におこなえるツールであるかを突き詰めてください。
サポートが充実しているか
ツールを使いこなすためには、サポートが充実していることも求められます。機能が充実していたとしても、それを活用する方法がわからなければ作業が停滞してしまうでしょう。不明点が見つかった時に、解決するための手段があるかどうかも事前に確認してみてください。
CRMツールで効率的なビジネスを
CRMツールの導入は、業務の効率化とマーケティングの質の向上に影響を与えます。しかし、いきなりすべての機能を使おうとするとコストもかかり、非効率的な運用につながりかねません。そこで今回紹介した無料のツールを試してみてください。
まずは無料でツールに関しての使いやすさや機能を体験し、比較検討しながら最適な1つを見つけてもらえれば幸いです。
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- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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- CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、直訳すると顧客関係管理となります。
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- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
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- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
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