旅が原体験にある人は、これからの時代の働き方、生き方にマッチする

西井:会社として、何かおもしろい制度などありますか?

清水:うちの会社は、旅するオフィスという制度があって、出社しなくてもいいルールになっていて、タイムカードも存在しません。

また、旅をするなら会社をいつでも休んでもいいという制度があります。

西井:いい会社ですね、私が転職したい(笑)。それはやっぱり「旅」を軸とした会社だからですか?

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清水:ベースは「旅を広める会社なのに、自分たちが旅をしてないのはどうなんだ。東京のオフィスにこもって仕事しているのはカッコ悪い」と思ってます。また、「オフィスで仕事をする意味ってなんだっけ?」っていうのを突き詰めて考えた結果なんです。

ひとつの例で言うと、ヨーロッパと仕事をするのに、こちらで何時に働いたほうがいいとか、アメリカで働くにはこちらはどのくらいの時間に動いたほうがいいというのがあるので。

そもそも、定時時間の9時から18時まで働くみたいなことでは絶対グローバルで戦えないと思っているんですよ。だから、働くのはどこでもいいということにしています。

もちろん、何も用事がなかったら会社に来てほしいですし、来たほうがいいこともたくさんありますので。
それはベースにしつつも、僕も明日から大阪に出張に行ったり、海外に仕事に行くこともあるので、自分が会社にいないことを前提にちゃんと働けるようにしています。

例えば、ちょっと集中してアイデアを出したいから、鎌倉のカフェに行って仕事をするというのもアリです。

旅行のために休んでいいというのは、有給だったり無休だったりする場合もあるんですが、「旅」をメインにした会社ですから、旅行にはどんどん行ってほしいという思いがあります。

もうひとつ、スーパーフレックスタイムのような制度を導入しています。働く時間帯は自分で選んで、早く来て早く帰ってもいいし、昼に来て遅くまでやってもいい。

西井:そういう働き方の多様性というのは今後出てくると思いますし、それを受け入れていく必要があると思います。

多様性を受け入れられる会社があればあるほど、優秀な人材が集まってくると思うんです。
優秀な人は、自分がやりたいことをやるためにどんどん独立したりしますよね。そういう人の受け皿をちゃんと作っていくというのがすごく大事なことです。

自分の会社もそういうふうにしていきたいなと思っています。一方で、他の人と触れ合っている時間が長くないと、なかなか成長できないという面もあって、まだ発展途上の人たちをどう成長させるかというのがキモだなと思っています。

清水:本当にその通りです。

会社として成果を出すというところと、一方でこういう風な働き方でやりたいというところがあります。いわゆる軍隊の会社を作って売上を出すのは簡単なんです。何時から何時までちゃんと働いてください、こういうことをやってくださいといってやらせるのは経営として簡単です。

だけど、僕が言っているのはそうじゃない。自由に働いて結果を出すというのは難しいんですが、基本的にやりたいという気持ちがあります。

なんで毎日出社しなければいけないんだろう。これだけインターネットが発達しているのに、出社することに意味があるんだろうかというのも含めて、いい悪いではなく、それに向き合って考え続けるということはすごい大事なことだと思っています。

西井:僕も外に出ていることが多いので、基本的にあまり会社にいないんです。たまに会社に行くと、社員と「久しぶりー!」という状態です(笑)。

清水:一般的な会社だと難しいかなと思います。

でも、僕たちは元々旅が好きなんで、相性はいいと思うんですよ。場所は関係ないとか多様性を受け入れるとか、全部旅なんです。

だから、僕は旅が原体験にある人は、これからの時代の働き方、生き方に合っている。旅の経験が生きるということをすごく思っています。