テクノロジーとあらゆる分野が融合した先にあるものは?-イノベーター発掘プログラム「INNOVATION WORLD」収録現場レポート
左から、m-flo ☆Taku Takahashi氏、VERBAL氏。
ITテクノロジーの進化はとどまるところを知りません。
人工知能やVR(VirtualReality)など、フィクションの世界でしか存在しなかったような技術は導入の敷居が下がり、既に普及しつつあります。
また、スマートウォッチ、スマート家電などの登場により、ここ数年でIoT(あらゆるモノがインターネットに接続されること)の概念も浸透しました。
身の回りのなにがインターネット接続されているかどうか、もはや気にならなくなっているほど生活の隅々にITテクノロジーが行き渡っています。
ITテクノロジーは今後もあらゆる業界に浸透し、融合していくでしょう。
どのような業種・ビジネスであれ、ITテクノロジーを無視することはもはや不可能でしょう。
各業界ごとに、ITテクノロジーをどう活用すればいいのかを考えなければいけない段階にきています。
自身が所属する業界ではどのようにテクノロジーを取り入れればいいのか、いまいちイメージがつかない方が多いかもしれません。
しかし、テクノロジーとあらゆるジャンルを掛けあわせたプロダクトは日々生み出されており、テクノロジーと無縁と思われるような分野でも果敢に融合させようと奮闘しているスタートアップ企業やクリエイターが続々と登場しています。
そのようなクリエイターの発掘を目的とする、m-flo/PKCZ® のVERBAL氏がナビゲーターを務めるラジオ番組「INNOVATION WORLD」の収録現場にお邪魔してきました。
今回の収録では、J-WAVEが5月14日、筑波大学と共同開催するイベント「INNOVATION WORLD FESTA 2016」の出演者の一部を招いたトークセッションと、次世代のイノベーターとなり得るスタートアップ企業2社のピッチ(ショートプレゼン)が行なわれました。
イノベーターを発掘し、あらゆる分野とテクノロジーが融合し発展することを支援する本番組のコンセプトは、今後、事業を成長させていくための重要なヒントが隠されているかもしれません。
今回は、番組収録の様子をダイジェストでお届けします。
「INNOVATION WORLD」とは?
https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/
m-flo/PKCZ® のVERBAL氏がナビゲーターを務める「INNOVATION WORLD(J-WAVE、毎月最終日曜日22:00~22:54)」では、「イノベーター発掘プログラム」というコンセプトのもと今をときめく起業家の方々を招いてトークセッションと、革新的なテクノロジーやアイデアを持つ起業家・クリエイターによるピッチ企画が行われています。
これまでに、LINE元代表で現C Channel代表の森川亮氏や堀江貴文氏、田原総一朗氏らが出演しており、VERBAL氏と白熱したディスカッションを展開しました。
(過去の出演者一覧はこちら)(2020年8月5日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)
「INNOVATION WORLD」はラジオ番組だけに留まりません。冒頭でも紹介したとおり、リアルイベント「INNOVATION WORLD FESTA 2016」の開催を控えています。
「INNOVATION WORLD FESTA 2016」概要
http://j-wave.co.jp/iwf2016/
2016年に開催される科学技術の国際会議「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」の公式プレイベント(前夜祭)として、J-WAVEと筑波大学が共同で「INNOVATION WORLD FESTA 2016」を開催することとなりました。
「音楽とテクノロジーの祭典」と銘打たれた本イベントでは、m-floのVERBAL氏とCChannel森川氏がイベントプロデューサーを務め、堀江貴文氏や夏野剛氏などのテクノロジー界隈の最前線で活躍する面々と、m-flo、小室哲哉氏などのトップアーティストが一同に会し、ジャンルを超えた融合を試みる様々な企画が用意されているようです。
今回の収録でも、イベント出演者の一部を迎えたトークセッションが展開されました。
「INNOVATION WORLD FESTA 2016」出演者によるゲストトーク
m-floと一緒に曲を作れる!?インタラクティブな作曲企画が進行中(m-flo)
イノベーションを掲げているだけに、今回のm-floのステージは従来のLIVEとは全く異なる企画が進められているようです。
何が行なわれようとしているのか、VERBAL氏と☆Taku Takahashi氏は以下のように語っています。
VERBAL氏:INNOVATION WORLD FESTA では、普通のLIVEはしたくないっていのうはありますね。デビューして17年、☆Takuと出会って35年になる。違うことをしたいよね。
☆Taku氏:イノベーションをいかにシェアするかってことで、公開楽曲制作をやろうかなと。時間のリミットがあるなかで、果たして皆と一緒に作れるのか?!っていうところにチャレンジしたいね。普段どういう風に楽曲を作るかなんて、皆あんまりイメージつかないんじゃないかな?
VERBAL氏:僕達がいつもスタジオでやってるような作業を大画面に映しながら、☆Takuと僕と会場の皆さんで、どうしようかって話ながら進めるイメージだよね。
☆Taku氏:僕がトラック作っている時に、たまたま来てる友達とかに「こっちの太鼓とこっちの太鼓の音、どっちがいいかな?」と聞くことがあるんだけど、今回はそれを会場の皆さんに聞いたりできたらいいなと思います。
VERBAL氏:あとは、マイクを立てて、その場で歌える人がいたら入ってきてくれるとかいいよね。
☆Taku氏:僕らも初めてやるのでどうなるかわからないけど、それでリリースなんかできたら面白いかもね!
小室氏とパフォーマンス集団白A共演によって何が生み出されるのか(m-flo × 白A)
「映像と人間をコラボレーション」させ、「エンターテイメントとテクノロジーを融合して、新しいエンターテイメントを生み出すことを目的としている白A。「INNOVATION WORLD FESTA 2016」のステージでは小室哲哉氏との共演が決定しています。
VERBAL氏:今回は小室さんとステージをご一緒していただくと思うんですけど、どういったステージになりそうですか?
白A COCONA氏:まだ決まってはいないんですが、やっぱり、僕達の既存のメドレーをやってもしょうがないよねっていうのは出たんですよね。新しいことをやろうということで今考えているのは、小室さんのキーボードと僕らの映像ソフトをつなげて、キーボードと同期したプロジェクションマッピングを作って、それと連動したパフォーマンスができたらいいなと思っています。
☆Taku氏:それって、決められた映像が流れるのではなくて、小室さんの演奏によって動きが変わっていくことになりますよね。なので、よりLIVEに近くなるっていう。
白A COCONA氏:そうですね。小室さんがドレミって弾くとそれに合わせて映像もパフォーマンスも変わって。ある程度パターンは必要とは思うんですけど、LIVEと僕らがシンクロできるか、挑戦したいですね。
Siro-A: Piers Morgan Hits Golden Buzzer for a Creative Dance Group - America's Got Talent 2015(「America's Got Talent」公式チャンネルより)
次世代のイノベーションを起こる可能性を持つスタートアップ企業2社によるピッチ
番組内では、「INNOVATION WORLD FESTA 2016」に出展するスタートアップ企業2社によるピッチも行なわれました。両社とも、テクノロジーを駆使して全く異なるジャンルの融合を実現しています。
電玉(けん玉×IoT)
[電玉](http://dendama.jp/)株式会社電玉が開発した「電玉」は、けん玉をIoT化してセンサーを搭載し、オンラインでのバトル機能も実装されています。
元は高齢者とのコミュニケーションを変えるためのプロジェクトとして始まり、今、世界中で大ブームを巻き起こしているけん玉に目をつけたところから「電玉」が生まれました。
センサーが搭載されたけん玉とアプリを連動させることで、場所にとらわれず、世界中のユーザーとオンライン上でバトルができるよう設計されています。
海外でけん玉がブームというのは日本にいるとなかなかイメージしづらい部分が多いかもしれませんが、☆Taku氏は*「NYに行った時、日本とは全く接点のないような少年がけん玉のプロフェッショナルをやっていた。クラブで僕がDJしながら、その子はけん玉をプレイしていたよ。」*と語っており、アメリカのストリート界隈にはかなり浸透しているようです。
TABO(2次元×3次元)
[TABO](http://tabo.touch.plus/jp/)iPadPro専用の3センチ四方の自走型ロボット「TABO」は、タッチスクリーンに自身の動作を認知させることで、スクリーン内の世界と連動させることが可能です。収録中、タッチプラスの馬場氏は*「僕には子どもがいるんですが、YouTubeとか、ずっとスクリーンのなかでばかり遊んでいる。そういう世界を否定はしないんですが、現実世界とリンクさせることはできないかと考えて、TABOを作りました。」*と、開発時の思いを語られていました。
電玉、TABO共に、「INNOVATION WORLD FESTA2016」内で体験ブースが設けられるようです。
まとめ
「INNOVATION WORLD」には、異なる2つの分野を融合させ、新たな流れを起こそうとするアーティストや起業家が集まっています。
イノベーションのきっかけになるのは、異なる分野の融合です。
あらゆるカルチャーとテクノロジーを融合させる実験場となる「INNOVATION WORLD FESTA 2016」は、今後のテクノロジー活用において非常に示唆に富んだコンテンツが揃っているでしょう。
「INNOVATION WORLD FESTA 2016」の詳細はこちら
豪華アーティストとイノベーターが集結!テクノロジーと音楽の祭典 J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2016開催!
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
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- セッション
- Googleアナリティクスは、ホームページに適切に組み込めばアクセス状況を把握できる便利なサービスです。Googleが無料で提供しており、日本でも大手企業や金融機関、政府など、その利用のシェアを広げています。そこで、もっとも基本的な単位がセッションです。
- コンセプト
- コンセプトとは、作品やサービスなどに一貫して貫かれている考え方をいいます。デザインと機能がバラバラだったり、使い勝手がちぐはぐだったりすると「コンセプトが一貫してないね」などと酷評されてしまいます。
- コンセプト
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
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- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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