YouTubeアナリティクスで見ておきたい4つの指標

YouTubeアナリティクスを活用するとYouTubeの運営が円滑に進みます。しかし得られるデータが多すぎて、どれからチェックすればよいのか分からないこともあるでしょう。そこで、見ておきたい指標4つに絞って紹介していきます。

1.ユーザー属性

YouTube運営において、動画を視聴しているユーザー属性を把握するのは重要なことです。男女の比率やどこの地域から見られているのかといった情報を分析することで、動画の内容の訴求性を高めることが可能です。

YouTube Studioを上手に活用すれば、動画を求めている人物像もしだいに見えてくるでしょう。分析を通して生活スタイルや興味を理解し、深堀していくことが重要です。

またユーザー属性を意識していないチャンネル運営は、危険な要素が多く含まれています。ターゲットが不明瞭なニーズの少ない動画など、受け取り手の満足度が低い動画につながる可能性が高いです。これはチャンネルの評価が下がり、しだいに成果が出づらくなることを意味します。

まずはチャンネルの視聴者がどのような属性なのか。それをもとにどんな動画を出していけばよいのかを模索していきましょう。

2.視聴者維持率

再生回数が多くても、訴求ポイントが表示される前にユーザーが離脱してしまっては意味がありません。

そこでチェックしたい項目が「相対的な視聴者維持率」です。これは、クリエイターツール内にあるアナリティクスの中の「視聴者維持率」で確認することができます。

例えば、平均と比べて常に下回っている場合は、ユーザーは動画に対して特にモチベーションがないことを示しています。グラフを見て平均を下回っている部分を見直し、動画を再編集してユーザーの離脱を防ぎましょう。

3.チャンネル購読数

YouTubeが「この動画をみた人におすすめ」のように動画を上位表示する基準のひとつとして「チャンネル登録者数」があります。チャンネル登録者数が少ないことは、動画へのリピート率が低いことや動画1本あたりの拡散度の低さを意味します。目的にもよりますが、チャンネル登録者数はある程度意識しておく必要があるでしょう。

また「チャンネル登録をしているユーザーは、登録していないユーザーに比べて2倍多く動画を視聴する」という調査結果も発表されています。

なお、チャンネル登録者数は、クリエイターツールの中のアナリティクスのうち「登録者」で確認することができます。

4.シェア

動画に限らず、ユーザーのエンゲージメントを測る上でSNSへのシェアは重要な指標となります。シェア数が多いということは、SNS上での情報の拡散が多いということです。

また、シェアが少ないということは、人にすすめるほどの共感を得られていないことが挙げられます。動画をバズらせたいのであれば、重要視したい項目です。

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YouTubeチャンネル運営における考え方と押さえるべきポイント

YouTubeチャンネル運営における考え方と押さえるべきポイント

YouTubeチャンネルを運営する上で⽋かせない⽬的やKPIの設定⽅法、視聴回数を増やすテクニックについて解説します。