月間アクティブユーザー数は5億人以上、日間アクティブユーザー数は3億人以上(2016年7月時点)を誇る巨大SNSのひとつであるインスタグラム。

参考:Instagram Today: 500 Million Windows to the World|Instagram Blog*(2020年8月14日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)*

ビジネスツールとしても活発に利用されているインスタグラムですが、2016年5月31日に新機能3つの発表がありました。
日本での実装時期は未定でしたが、同年8月15日にはついに日本でも解禁されました。

今回は、ビジネス活用をさらに充実させてくれるインスタグラムの新機能3つをご紹介します。
なお、日本での実装は始まったばかりですので設定画面等がまだ表示されていない場合があります。

自社のアカウントを確認して未対応の場合は、対応されるまでにどのような活用をしていくのか検討しておくようにしましょう。

ビジネスプロフィールへ変更する方法

インスタグラムでビジネスプロフィールを使用するには、Facebookページをインスタグラムアカウントと連携させる必要があります。
そのため、まだFacebookページを作成していない方は、あらかじめページを取得しておきましょう。
加えて、ビジネスアカウントは非公開アカウントに設定することはできませんので注意してください。

続いて、個人アカウントからビジネスアカウントへの変更を行います。
以下の手順に従って変更してください。

※日本での導入が発表されたばかりの新機能ですので、まだ実装されていない場合もあります(筆者はまだ導入されていませんでした)。
以下の手順のstep2以降が行えない場合は未対応ですので、対応され次第行いましょう。

step1.

1.png
プロフィール画面を表示します。
画面右上に表示されている歯車のアイコンをタップしてください。

step2.

オプション画面が表示されますので「アカウントの項目の中にある「ビジネスプロフィールへ切り替える」をタップします。

step3.

すると現在管理しているすべてのFacebookページが表示されますので、インスタグラムアカウントと連携したいページを選択してください。
なお、現在はインスタグラムビジネスアカウントと連携することができるのは1つのFacebookページのみです。

複数のFacebookページを連携させたい場合は、インスタグラムアカウントを新しく作成する必要があります。

step4.

最後に「ビジネスプロフィールを設定」のページで企業情報を確認します。
変更がある場合は情報を編集し、最後に「完了」をタップすれば切り替えの完了です。

ビジネス向けに発表された3つの新機能

1.プロフィールの追加

インスタグラムのプロフィール画面に、企業情報を掲載することができます。
追加できる情報は、主に以下の4つです。

  • 企業のカテゴリ
  • そのまま企業へ電話がつながる電話番号
  • メール送信フォーム
  • ユーザーの現在地から企業へのアクセスマップ

これまでユーザーが企業へコンタクトを取りたい場合は、投稿にコメントを残したりダイレクトメッセージ機能を使用する必要がありました。
この新機能により、ユーザーと企業の距離感が近くなり、コミュニケーションを活発化させることができます。

アクセスマップや電話番号も掲載できますので、集客への直接的な手段としても有効です。

2.インサイト

これまで、インスタグラムには自社アカウントのフォローに関する情報や反応のよかった投稿などを分析する機能が搭載されていませんでした。
今回発表された新機能では、このような分析をインスタグラム上で手軽に行えるようになります。

フォロワーの属性や興味関心、インスタグラムがオンラインになっている時間帯などを分析することで、よりユーザーに有益で好まれる投稿が行いやすくなります。
ただし、フォロワー属性を確認するには100人以上のフォロワーがいることが前提となります。

インサイトで確認できる情報は、主に以下の5つです。

  • リーチ:投稿を見たユニークなアカウント
  • インプレッション:投稿が閲覧された回数
  • フォロワー属性:年齢・性別・位置情報・リーチ・エンゲージメント数などのフォロワー属性の確認
  • URLのクリック回数:プロフィールに掲載しているURLがクリックされた回数
  • フォロワーアクティビティ:フォロワーが1日にインスタグラムを利用している平均回数

3.プロモーション

過去にインスタグラムに投稿した内容を、広告として出稿できる機能です。
出稿期間の指定はもちろん、Facebook広告と同様に配信先をコントロールできたりインスタグラムからオススメされたターゲットを選択することも可能です。

この機能では、過去の投稿内容のうちエンゲージメントの高かったものを広告として再利用できる、時間がなくても簡単に広告出稿が可能などのメリットがあります。

操作も非常に簡単で、広告として利用したいすでにアップロードされている投稿と広告の利用目的を選択し、CTAボタンでユーザーにとってもらいたいアクションを追加するだけです。

これまで広告出稿に対してハードルを感じていた方でも、簡単に出稿できますのでぜひ活用してください。