14.一貫性の原理

一度決めたことは無意識のうちにやり通そうとする人の性質を「一貫性の原理」といいます。「決めたこと」というと大げさな感じもしますが、つまりは自分で「やりたい」と思ったことをやろうとする性質のことです。

例えば、ダイエット食品のランディングページの場合、

「夏までに痩せたいですか?」(→痩せたい)
「堂々と水着を来られるカラダになりたいですか?」(→なりたい)

という風に、このページを観ているであろうユーザーの欲求を刺激し、少しずつイエスを取ったうえで、

「この商品を使えば理想の身体が手に入ります」

と訴求することで、ユーザーは痩せたいという欲求を満たす為にその商品を購入する、という流れが起きやすくなります。

15.認知的不協和

自身の中で、矛盾する2つの感情を抱え、不快感を感じることを「認知的不協和」といいます。例えば「タバコは吸いたい。肺に悪いことはわかっている」という状態は「認知的不協和」といえます。
ランディングページ上で、「痩せたいけどついつい食べ過ぎてしまう」という悩みを抱えている人が共感できるようできるだけ具体的に悩みをその認知的不協和が起きている状態を解消するためのサービスはこちらです、という訴求ができればコンバージョンに至る可能性が高いでしょう。
***
http://www.ochamura.com/lp/kuwatsubu/lp940.htm?adpcnt=80E_NC

こちらのダイエットサプリ販売のランディングページでも、途中において、

今までダイエットの天敵だったお酒や甘いもの
スリムになる為にはガマンガマン…でも食べたい!
と認知的不協和を表現し、ユーザーの共感を得て、

桑粒習慣があれば、そんなストレスを感じずに食事を楽しんでいいんです。

と自社商品のアピールを持ってきています。

まとめ

世にあるランディングページは短くまとめなければいけない分、ユーザーの心に響かせるための様々な法則が盛り込まれているものがほとんどです。
普段、プライベートでもランディングページに触れる機会はあると思いますので、その際にはそのランディングページを完全なユーザー目線で閲覧してみましょう。
上記のような心理学用語を知った上で、ランディングページ内の情報の何に共感できたか、できなかったかを分析してみると、より理解を深められるでしょう。

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