
リリース後、どう周知すればいい?企業アプリの拡散方法まとめ
- 2016年12月1日
- ニュース
企業が自社サービス関連
アプリ
をリリースしても、世間に知られている著名な企業でない限り、なかなかダウンロード数が伸びることはありません。
ユーザー
がダウンロードする
アプリ
はゲームや
ツール
カテゴリのものが多く、それ以外は全体の1/3以下です。
新規 ユーザー ではなく、既存 ユーザー をターゲットにすればダウンロードしてもらえる可能性は高く、 エンゲージメント 向上にも寄与するでしょう。
今回は、自社の既存顧客向けの
アプリ
周知方法について解説します。
広告
を出稿して周知を図る方法もありますが、まずは既存
ユーザー
に直接届ける方法から取り組んでみましょう。
ユーザー 層によって アプリ の利用度合いが違うことを理解しよう
無数のスマートフォンアプリが配信されている現在、
ユーザー
は実際どれだけ
アプリ
を利用しているのでしょうか。
Google
では200万以上の
アプリ
が配信されていますが、その中から
ユーザー
が利用するのは、ほんの一握りです。
参考:
AppleのApp Store、アプリ数200万本、総ダウンロード数1300億回、デベロッパーへの支払い総額は500億ドルに
(引用:http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/10/Newsrelease20161026.html)
ニールセンが行った2016年7月の調査によると、スマートフォン
ユーザー
が月に1回以上利用している
アプリ
の数は平均30個でした。
特に、利用時間の少ない
ユーザー
(ライト
ユーザー
)は平均13個の利用に留まり、利用される
アプリ
はコミュニケーション用の
アプリ
やニュース
アプリ
でした。
アプリ
制作に踏み切る前に、まず自社のユーザーがどの程度
アプリ
を利用するのかを考えてみましょう。
スマートフォンの利用時間が長い
ユーザー
層は
アプリ
の利用数も長く、自社
アプリ
を利用してもらえる可能性は高くなります。
逆に利用時間が短かったり、スマートフォン自体を利用していない
ユーザー
層がターゲットの場合、
アプリ
の利用を促すのは困難です。
また、年代によっても
アプリ
の利用状況は異なります。自社のユーザーはもともと
アプリ
を利用する顧客なのか把握するようにしましょう。
自社 ユーザー に アプリ を周知する方法
自社の顧客に
アプリ
を利用してもらうには、
オンライン
で行う方法とオフラインで行う方法があります。
どのような業態かによって向いている方法が異なるので、自社に合わせて行いましょう。
自社ホームページで告知する
自社のホームページで告知する方法です。
ネットショップなど、ホームページへアクセスする顧客が多い企業であれば、ホームページに掲載する効果は高いでしょう。
また、ネットショップであれば、決済後の
サンクスページ
に掲載する方法もあります。
アプリ
を使えば手軽に購入できることをアピールすればメリットを感じてくれるはずです。
SNSで告知する
ホームページよりもさらに直接的にダウンロードを促す方法もあります。
Facebook
や
Twitter
、LINEなどのSNSはスマートフォンの
ユーザー
にとって利用率の高い
アプリ
の一つです。
SNSの アカウント を持っている場合は、そちらでも周知も行いましょう。
スマートフォンの利用者へ アプリ の告知を行えば、 リンク を設置してそのまま アプリ ストアへ誘導することができます。
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— 西武池袋本店 (@seibu_ike) 2016年11月16日
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アプリ
の周知を進めるには、ダウンロードする手間や時間がかからないような工夫も必要です。
Google
ではユニーバーサルアプリ
広告
や体験プレイ
広告
などの、
広告
からダイレクトに
アプリ
ストアへ進める
広告
も提供しています。
広告
を利用する際には、このような機能も利用してみるといいでしょう。
実店舗で案内する
ホームページやSNSだけではなく、実際の店舗がある場合はそちらでも案内を行いましよう。
店内に掲示する
店内の目の付きやすい壁面にポスターを貼ったり、飲食店であれば席ごとに卓上POPやチラシやを貼るのも手です。
居酒屋であれば、一人でスマートフォンを操作しやすいトイレの個室に貼るのもいいでしょう。
レジで案内する
清算の際にレジで、店員さんが直接
アプリ
のダウンロードを促す手法もあります。
「今インストールすれば、こちらのお会計から10%オフになりますよ」「
アプリ
を使えば、お取り寄せ商品の到着がすぐにわかりますよ」など、精算時のやり取りに
アプリ
を利用するメリットを結び付けると効果的です。
顧客と店員の関係性が強ければ、 広告 を打つよりも効果的かもしれません。
同梱品として アプリ のチラシを入れる
ネットショップの場合、商品を郵送する箱の中に
アプリ
の案内を同梱してみましょう。
顧客に見てもらうチラシを作るためには以下の記事も参考にしてみてください。
参考:
チラシを使って集客する際の押さえておきたい3つのポイント
まとめ
アプリ
は市場で発売されている数は膨大ですが、一人のユーザーが利用する
アプリ
の数は多くても30個程度です。
また、ダウンロードされても3日のうちに80%利用しなくなるというデータもあります。
参考:
モバイルアプリの80%が数日で使われなくなる理由と対策
アプリ
による収益を高めるためにも、配信後は継続的に周知を行いましょう。
大々的な展開を望むなら様々な
広告
の手法があります。
広告 を打つ際は、狙う ユーザー 層がどのように アプリ を利用しているのかを把握しましょう。アンケートなどで現在の顧客のスマートフォンを使う時間の傾向がわかれば、その時間に合わせて 広告 を配信すると効果的です。
企業が
アプリ
を運営する上で大切なのはダウンロード数だけではなく、実際の利用者を増やすことです。
まずは現在の顧客に周知を行い、確実に
アプリ
の利用者数を増やしていくようにしましょう。