ホームページデザインを見やすいものにすることは、非常に重要なことです。
しかし、それ以上に多くの方にホームページを訪れてもらうことはさらに重要です。
つまり、それは閲覧するユーザーがいなければホームページの存在価値がゼロに等しいからです。

果たして、ホームページへの様々なサイトからの流入を増やす(トラフィックを上げる)には、どのようにすればいいのでしょうか。

従来はSEO(検索エンジン最適化)が主流でしたが、今では検索エンジンだけではなくSNSからの流入やダイレクト流入(URLを直接入力してサイトにたどり着く流入)など、様々なトラフィックチャネルが存在します。あらゆるチャネルからどのようにホームページへの導線を張って流入を増やすかは、Webマーケティング担当者の永遠の課題です。

そこで今回は、ホームページのトラフィックを上げるための21の方法論について紹介していきます。
  

コンテンツの中身やタイミングについて

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1. 魅力的なコンテンツを作る

小手先だけでSEO対策を行う時代は終わり、現在はコンテンツマーケティングに注力・関心を寄せる企業が増えています。ただし、その際、用意するコンテンツは、内容に面白味があったり、役に立つものでなければSNSで拡散されず、検索時に上位表示……という結果にはなかなか結びつかないのが実情です。

魅力的なコンテンツを作るには魅力的なタイトルで始めることが大切です。
ユーザー検索エンジンソーシャルメディアの投稿フィードをスクロールして、読み飛ばすかの勢いで次のタイトルに目を向けています。

そこで、魅力的なタイトル、あるいはそれを補完するような視線を奪うサブタイトルをつけることが肝心となります。

一方で気をつけなければならないのが、「釣り」と呼ばれるタイトルが存在することです。
タイトルは立派なのに、内容がお粗末であれば、それがあらわになった途端、ユーザーはホームページから離脱してしまいます。つまりはマイナスイメージを与えてしまう形になってしまうわけです。
ただ反対に、内容が非常に充実していてオリジナリティがあり面白いものであれば、トラフィックは増加します。
シェアするに値する内容であれば、ユーザーが勝手に拡散してくれるのです。
  

2. 無料で引きのあるフロントエンドコンテンツを用意する

ブログやホームページシェアしてもらうために、そこに何が書かれているかをもう一度確認しておきましょう。

一般的には、面白くて、役に立つコンテンツを定期的に配信することが大切だと言われています。

ユーザーは会社のプロモーションや施策に興味があるわけではなく、こうしたコンテンツ「反応すること」を楽しんでいるということをもう一度理解しておきましょう。

そして、引きのあるコンテンツには「値札」をつけてはいけません。
初めて訪問したようなホームページを訪れたユーザーの場合、情報に価値があるかどうかをその場で判断するのが難しいので、情報自体に興味を持つことは少ないと思ってください。
無料で引きのあるコンテンツがあれば、ホームページに対するエンゲージメントが高まり、結果としてもう少し先まで読み進めてみようかな、とユーザーに次の行動を促すことができます。
  

3. 誠実にコミュニケーションを取る

ユーザーの情報リテラシーに対する感度は年々上がってきているので、ユーザーはいい加減な情報を流すブログと誠実なブログを嗅ぎわけて、その結果いい加減な情報のブログは淘汰されていきます。

本当に価値のある情報を時間をかけて作れば、自分の経験や意見も交えてシェアしたり、コメントしたくなるものです。
  

4. アンケートを実施する

ユーザーがどんな情報やコンテンツを欲しいかがわからなければ、アンケート調査を行うというのも一つの手立てです。
さらにアンケートを実施することで、ユーザーが何を欲しているかだけではなく、そのユーザーがどこに住んでいて、どんなものに興味があって、嫌いなものは何かまでわかるようになります。

直接疑問をぶつけてユーザーに意見を聞くこともできますが、面白いクイズを実施してユーザーに謎解きをさせながらさりげなく意見をもらう、というのもまた一つの方法です。
結果を公表すれば、ユーザーが再訪する理由にもなります。

こうした施策は、ホームページブログへの常連でもそうでないユーザーにも使えるので、非常に便利です。
  

5. 動画を効果的に使う

Facebookやインスタグラムのフィードでも毎日流れてくるように、動画は画像に比べて視線を集めやすいものです。
しかしながら、単に動画を投稿に貼り付けるだけの場合と、効果的な動画を使ってマーケティングを行うのとでは、やはり雲泥の差があります。

動画の内容を効果的に活用するためには、例えば次のような方法が効果的です。

・ できるだけ素材集ではなく自分で撮影したものを使う
・ 実際に作った動画を複数のプラットフォームに投稿する
・ 動画のタイトルにぴったりなハッシュタグをつける
・ ホームページのブランディングや価値づけになる動画内容にする
・ 動画でストーリーを語ったり、起承転結のある内容にする

これだけで、拡散のされやすさが大きく変わるはずです。
  

6. トラフィックを出しやすい時間帯・曜日に書く

さじ加減が難しい部分ですが、記事の内容だけが全てを決めるのではありません。
実際は投稿のタイミングも非常に重要です。

それでは、トラフィックを出しやすい時間帯や曜日は、どのようにして見つけていけばいいのでしょうか。

一番いい方法は、Google Analyticsの来訪者レポートを確認することです。
一旦一番集客できる曜日を見つけてしまえば、週間の投稿数を変えなくともアクセスを伸ばすこともできます。
逆にホームページのアップデートや仕様の変更がある場合には、一番トラフィックが少ない曜日の一番アクセス数が少ない時間に行うのがベストということになります。
  

タイトルやタグ付けについて

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7. 戦略的なドメインを取得する

ブログ記事のタイトルは、もちろん重要です。

ただし、その前に考えておくべきこともあります。それが、ブログドメインを決めることです。

ブログドメインも適当に決めるよりは、戦略的に決めていったほうがもちろん良い結果が出ます。
できるだけ短く、覚えやすく、引きのあるドメインで、すでに競合に使用されていないドメインを選ぶ必要があります。

Googleのようにすでにブランドとして定着しているドメイン(Googleの場合はhttp://www.google.co.jp/)でも認識されますが、そうでなければできるだけ一般的な言葉を入れたほうが覚えやすいでしょう(例えばオークションの場合はauctionという文字列を入れる、といった具合です)。
ブランド名と一般名詞が組み合わさったドメインの場合は、ある程度ブランドが浸透した時にもブランドを想起しやすく、そうでなくとも一般名詞がどんなホームページなのかを伝える手助けをしてくれます。
  

8. わかりやすく魅力的な冒頭部分を書く

サイトのドメインや、ブログ投稿のタイトルの次に重要なのが、冒頭部分です。
冒頭部分は飛行機でいうパイロットのような存在で、潜在的な読者がブログを読むことでどういう方向に進んでいくのかを決めていく、重要な役割を担っています。

もし冒頭部分で読者を笑わせることができれば、このホームページ全体や書き手であるあなたが面白いという印象を与えることができます。
あるいは冒頭部分で考えさせる質問を投げかければ、ホームページや書き手がウィットに富んでいるという印象を与えることができるでしょう。

また、タイトルに悩んでいる場合は、次のようなテクニックを使うのも手です。

・ リストアップできる数字を入れる (例:「3つのコツ」「7つのポイント」など)
・ どの層に向けて書いているかを明確にする (例:「上級者向け」「初心者必見」など)
・ 比較できる数字を入れる (例:「マイナス5kg」「コスト20%削減」など)
・ 何に役立つかを明確にする (例:「資料作成に役立つ」「カロリーオフに大活躍」など)
・ 簡単にできることを伝える (例:「素人でも簡単!」「1日たったの5分」など)
・ 不安を煽る (例:「要注意!」「あなたは大丈夫?」など)
・ トレンドや知名度を活用 (例:「新年度だからこそ」「Googleでもやっている」など)

ただし、こうしたタイトルの付け方ばかりを行うとタイトルのパターンが形式化するので、困った時に参考にする程度にしましょう。
  

9. 記事にタグをつける

多くのブログベンダー(ブログシステムを提供しているサービス)では、タグ付けを行うことができます。
しかし、タグ付けを行う機能があっても、正しくタグ付けを行えている方は少ないかもしれません。

タグ付けを正しく行えば、検索エンジンにもキーワードとして拾ってもらいやすくなるだけではなく、UXの改善にもなり、一石二鳥です。
また、タグ付けが正しく行われることで、ユーザーは関連する情報の中で古い投稿を検索することが容易にもなります。

ただし、念頭に置いておいていただきたいのは、あらかじめ投稿内容を作成する前にどんなタグを付けるかを決めておいていただきたいということです。
後から思いつくままに、あれもこれもとタグを増やしてしまうとユーザーのためにも検索エンジンのためにもなりません。

できるだけ頻度の高いキーワードに絞って、少数精鋭で戦略的にタグ付けを行うようにしましょう。
  

取り除いたほうがいいもの

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10. あえて発行日を付けない

時と場合、あるいは人の好みにもよりますが、あえてブログを投稿した日付を掲載しない、という戦略をとることもオススメです。

その理由は、ほとんどのユーザーはできるだけ新鮮な情報を求めていて、何年も前の情報を探しているわけではないからで、更新頻度がそれほど高くない場合などには有効な手立てと言えます。
また、ニュース記事のような即時性を求める記事ではなく、方法論やテクニックなどをまとめている投稿の場合は、普遍性が高く、いつ書かれたかというのが大きな問題にならない場合があり、そうした場合も有効です。

もちろん、発行日をブログから取り除いたからといって、トラフィックが魔法のように高くなるということはありません。それでも発行日を掲載することにあまり意味がないのであれば、思い切って削ってみてもいいかもしれません。
  

11. 意味のないリンクは消す

SEO時代のように被リンクの「数」をむやみやたらに増やすことは減ってきましたが、被リンクの「質」はいまでも重要です。
リンクユーザーが移動するための動線でもありますが、同じようにGoogleの検索ボットが移動する動線でもあります。
そのため、UXの観点からも、検索エンジンの観点からも、意味のないリンクは消しておくべきでしょう。
  

検索に引っかかりやすくするために

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12. キーワードの戦略的選定

自分がキーワードだと思ういくつかの言葉を無造作に羅列することがSEOに有効だと考えている方は、いまだに存在します。
もちろん、それが逆効果になる場合もあるので注意しましょう。

キーワードを選定する時に考えておきたいことは、キーワードと本文の関連性や、キーワードに対する競合の数です。
Googleが提供しているキーワードプランナーを使えば、関連するキーワードをピックアップして検索ボリュームを調べることができます

また、キーワードを差し込む場所も重要です。
本文はもちろん、メタタグやメタディスクリプション、タイトルURLにもキーワードを差し込むには有効です。
一方、本文ではキーワードを意識し過ぎて、何度もキーワードを登場させるのは逆効果になります。本文では伝えたいことを率直に書くことが重要です。
  

13. 画像の最適化

検索エンジンで上位の結果を得るために、大抵はコンテンツそのものに着目します。

しかし、多くの方が後回しにしてしまうことがありますが、画像の最適化です。
具体的には、次のような方法で画像を適切に管理していきましょう。

・ 短い、適切なファイル名をつける
・ Altタグをつける (ただし、キーワードの羅列にならないようにする)
・ 特定のディレクトリ(フォルダ)に入れてまとめておく
・ 単一のフォーマットにまとめる (.gif.jpg.pngを混合させない)

これらを気を付けるだけで、ページ速度が上がり、ユーザーの利便性にも検索エンジンからの発見しやすさにもつながります。
  

ほかのコミュニティに参加し、自分のコミュニティをつくる

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14. ブログコミュニティに参加する

自分が持っているブログと同じブログコミュニティに参加することで、同じ興味を持っている方とつながることができるので、自身のブログやホームページへの流入が期待できます。
ほかのブログを読んで、感想をコメントし、Facebook等で拡散してみましょう。

Twitterアカウントを持っている場合は、業界で有名なブロガーの発言をリツイートしてみましょう。
フォロアーがリツイートを見つけてくれた場合には、フォローしてくれたり、リツイートで発言を拡散するのを手助けしてくれることがあります。
  

15. 関連性のある人や会社をフォローする

SNSで活動をする上での最終的な目標は、自身のWebサイトにトラフィックを集めることです。
同じテーマに興味・関心のある可能性のもっとも高い人々は、関連性のある人々や会社です。
間違っても、フォロー数を増やしたいからといって、スパムアカウントをフォローすることのないようにしましょう。

一番効果的なのは、すでに自分をフォローしているアカウントの中で、積極的に活動しているアカウントをフォローし返すことです。
ツイートを分析し、フォロアーが何を考えているのかを学び、何をしてほしいかを的確にキャッチしましょう。
  

16. 戦略的にコメントする

ほかのブログのコメント欄を活用して、積極的にトラフィックを集めようとすることは一つの方法です。
ただし、闇雲にあらゆるブログにコメントを書いても、トラフィックを集めきれないことがあります。

その理由はシンプルで、「そのコメントにどれだけ説得力があるか」を、そのブログの持ち主や訪問者もしっかり見ているからにほかなりません。

コメントをする際には、以下の点に気をつけてみてください。

・ コメントが記事のトピックと関連している
・ コメントにはっきりとした意見や感想が入っている
・ ほかの人のコメントを参照したり言及したりしている
・ できるだけ最近の記事で、コメント欄が盛り上がっている記事にコメントしている

盛り上がっている記事に積極的に関与していくことが重要です。
  

17. 自身のホームページのコメント欄にも関わる

一方で、自分のホームページブログのコメント欄にも積極的に関わりましょう。
せっかく来訪したユーザーがコメントを残しても、放置したり無視したりしたらユーザーは再訪してくれなくなってしまいます。

これというのは、自分の話したいことだけ話して相手の意見を聞き入れない行為に似ています。

可能な限り、人間的なやりとりが行えるように努力したほうがトラフィックの増加にも役立ちます。
返報性の原理といって、コメントを返してくれたらさらに自分も返したくなるという関係性が構築されるからです。

例えば、次の点に気を付けてみてはいかがでしょうか。

・ あえて結論を書かずにコメントでユーザーに結論を募ってみる
・ コメント欄で意見を聞いてみる
・ 積極的なコメンターに言及する
・ コメンター同士で活発なコメントを言いあえるように仕向ける

ただし、自分自身がコメント欄に加わることが最も大切です。
  

18. メーリングリストやニュースレターを活用する

現在やりとりが行われているユーザーとは別に、新たにコメントやツイートを残してくれるユーザーを引っ張ってくることも大切です。
裾野を広げるための効率的な方法として、メーリングリストやニュースレターを活用するのはいかがでしょうか。

ニュースレターやメーリングリストは読者に直接情報を届けることができます。
最新記事に関する情報はもちろん、白熱した議論が行われている投稿に関しても書いて見てください。
  

SNSについて

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19. SNSアカウントの最適化を行う

トラフィックをあげようとむやみやたらにSNSで投稿数を増やしても、時間の無駄に終わることがあります。
まずは、自分のアカウントがSNS上でどのようなブランディングがされているのか、どのようにブランディングしたいのかを分析して、どんな内容を投稿すればいいのかを客観的に考えてみましょう。

ブランドイメージに合わない投稿を過去にしているのであれば、そうした投稿を削除して整理してみましょう。
例えば、インスタグラムでも様々な写真を一挙に載せるよりも、テーマを絞って写真を投稿した方が興味のある人にフォローしやすくなります。
  

20. 複数SNSを使いわける

Web関連の業務に就かれている方であれば、Facebook、Twitter、インスタグラム、いずれかのアカウントを持っているのではないでしょうか。

しかしながら、例えば、Facebookとインスタグラムでは年代別のエンゲージメントに差があり、Facebookよりはインスタグラムを中心に活躍しているユーザーのほうが年齢層は低めです。
そこでできるだけ、これら3つのアカウントは併用しながら、投稿する内容を変えて発信することが大切です。

一方で、Tumblrだけとか、Pinterestだけとか、ニッチなSNSに絞って発信していってもトラフィック増加にはあまり期待できません。
TumblrやPinterestにもユーザーはいますが、3大SNSに比べるとユーザーボリュームが全然違います。
適切なアカウントで、適切に発信していくことが大切です。
  

21. マーケティングプランを考える

SNSを効果的に活用する一番の方法は、すでにSNSを活用している企業や個人を分析し、いいところを取り入れることです。
プロフィール欄も自分の書きたいことではなく、人気のあるほかのアカウントのプロフィール欄にどんなことが書かれているのかを分析して、そのフォーマットにしたがって書いてみましょう。

また、どんな投稿を、いつ発信するのかも重要な要素です。
次の点に着目すると、新たな気付きが生まれます。

・ 競合するアカウントの投稿を監視する
・ 盛り上がっている投稿は、なぜ盛り上がっているのかを考えてみる
・ 拡散されている記事をSNS上で検索してみる
・ 競合ブログの内容を改善する形で投稿してみる

  

まとめ

以上、トラフィックを上げるための方法について列挙していきました。

トラフィックの増加は、一朝一夕ではできませんが、コツコツ行っていくことで次第に効果が現れます。
一度に全てを取り入れることは困難なので、1つずつ取り入れられそうなものからやってみてください。