ちゃんと丁寧に確認したつもりなのに、いざ公開してみると、リンクが切れていたり、誤字脱字が見つかったり……と後から問題に気付いた経験、皆さんはいかがでしょうか。
思わず"ウンウン"と頷いてしまった方も少なくないのではないでしょうか。

構想段階から時間をかけて、膨大なコスト・リソースを投入して制作したホームページ
それだけにできれば完成したとならば早く公開したいですが、ここは改めて今一度、公開前の最終チェックを行わなければなりません。
焦って公開してしまい、思わぬミス・トラブルを引き起こさないためにも、必ず実施することをオススメします。

そこで今回は、立ち上げ時にスムーズかつしっかりとチェックをするためにも最低限確認しておくべき項目をリストアップしてご紹介します。
  

ホームページ立ち上げ時に確認すべき基本チェック項目

1. 誤字脱字などの細部をチェックする

どんなに気をつけて書いていても後から誤字脱字を発見してしまうことは少なくありませんので、必ず誤字脱字チェックをおこない不備がないか確認しましょう。
また、文章そのものが読みやすいものになっているかも気をつけておきたいポイントです。
文章校正ツール、サービスを活用すれば高度な文章チェックができます。
  

2. タイトルタグを正しく設定する

ページタイトルを設定するタイトルタグクローラーやユーザーがページの中身を認識するのに役立ちますので、全てのページに適切に設定する必要があります。
「無題」といった初期設定のままになっているもの、無意味なタイトルになっているものがないか確認します。
  

3. ディスクリプションを適切に書く

ディスクリプションとは、検索エンジン検索結果で表示されるページの説明部分のことです。
この部分が検索キーワード、タイトルタグにマッチする内容になっていないと、せっかく検索して見つけてもらえても訪問してもらえない可能性があります。
狙っているキーワード、タイトルタグに沿った説明文を考えましょう。
  

4. 画像にはalt属性を必ず入れる

alt属性とは画像の代替テキストのことで、画像を閲覧できない環境において情報をテキスト・音声で得られるようにする属性です。
画像検索でもalt属性が読み取られるため、適切に入力しておく必要があります。
alt属性はHTMLソースにおいて「 alt=""~"" 」のように記述しますので、ページのソースを表示し入力されているかどうか確認していけばチェックが可能です。
目的のページ上で右クリックし「ソースの表示」を選択すると表示できますので、確認してみてください。
  

5. リンク切れがあれば修正する

リンク切れとは、リンク先が404 Not Foundなどでアクセスできない状態をいいます。
クローラーが巡回する際にリンク切れがあるとそれ以降のページを巡ることができなくなってしまい、インデックス登録がスムーズにいきません。
リンク切れしているページがないか、全てのページをチェックする必要があります。
  

6. フォーム、カートを導入していればテストを実施する

フォーム、カートを設置している場合、正しく動作するか一度テストを実施してみます。
動作以外に、PC以外のデバイスで見やすいかどうか、自動返信の文章は適切かどうかもチェックが必要です。
  

7. SNSを用意する

Twitter、FacebookといったSNSからの流入は、ホームページの集客には欠かせないものです。
ホームページとあわせてFacebookページなども用意し、情報発信をおこないましょう。
  

8. PC以外のデバイスからも閲覧してみる

ここ最近スマートフォンの利用者が増え、スマートフォンからのWebアクセスも格段に増えました。
そこで、PCだけでなくスマートフォンからの閲覧に対応する必要があります。
実際にスマートフォンでページを表示し、快適に見ることができるか、おかしい部分がないかを確認してみてください。
  

9. ウェブマスターツール(Google Search Console)を設置する

ウェブマスターツールはGoogleが提供する管理者向けツールで、Googleが登録したホームページをどのように認識しているかを把握することができます。
ホームページの集客において欠かせないツールですので、登録しておきましょう。
  

10. Googleアナリティクスが正しく設置できているか確認する

GoogleGoogleアナリティクスは無料ながら高機能なWeb解析ツールで、ホームページを立ち上げたらぜひ活用したいツールです。
しかし、自分で設置をしなければいけないためうまく設置できていなかったということも少なくありません。
Googleアナリティクス設置後は、設置や設定に問題がないか確認します。
  

11. 更新予定を計画しておく

ホームページを公開する前に更新予定を計画しておくと、その後の運用がスムーズです。
無理のない程度に更新予定を立てておき、計画に沿って更新していきましょう。
もし計画通りに更新ができなかった場合、一度振り返りあらためてスケジュールを組んでみてください。
  

12. 使用頻度の高いページをブックマークしておく

効率よく運用するためにも、使用頻度の高いホームページ、サービス、ツールはブックマークしておきましょう。
例えば、Googleアナリティクスのようなツールはブックマークしておけば手軽に毎日チェックができ、習慣づくことで大体の数値も分かるようになります。
  

13. SNSの効果測定方法を確認する

ホームページを公開したら、作っておいたSNSのアカウントで紹介したり、記事の情報を発信します。
積極的に情報発信をおこない、SNSからの流入を増やしましょう。
また、より良い成果を出すためには効果測定を実施するのも大事ですので、どのような方法で調べることができるかを確認しておきます。
Yahoo!JAPANのリアルタイム検索など様々なサービスがあるので、気に入ったものをブックマークしておきましょう。
  

14. 問い合わせ対応などをシュミレーションする

問い合わせメールへの対応、オペレーションを事前にシュミレーションしておかないと、いざというときに手間取ってしまいがちです。
ホームページからのせっかくの成果を逃さないためにも、一通りシュミレーションを実施しましょう。
  

15. 万一のトラブルに備えて準備をする

ホームページを運営するにあたり、情報漏洩への対策も必要です。
万一の際のサポート、保守の連絡先を控えておくのはもちろん、セキュリティ関連の情報収集や情報漏洩を防ぐためのルール作りをしておきます。
また、いざというときに慌てず迅速に対応するためのマニュアル作りも重要です。