2017年1月17日を以って動画共有サービスVine(バイン)の提供が終了し、新たに「Vine Camera」がリリースされました。

Vine Camera は従来のVineの特徴だった「6秒間のループ動画」を撮影することができ、保存した撮影データを、SNSをはじめとした情報共有サービスにてアップロードできる仕様となっています。

今回はVineの終了に伴ってリリースされた「VIne Camera」アプリの使い方を紹介します。企業サービスのプロモーションやマーケティングにも有用なため、ぜひともご覧ください。
  

「Vine Camera」の始め方

Vine Camera」は既存のVineアプリのアップデート版としてリリースされています。既にVineアプリをダウンロードしていた方は、アプリをアップデートすると「Vine Camera」に自動で置き換わります。Vineをあらかじめダウンロードしていなかった方は、以下のリンクからアプリページにアクセスすることができます。
  

Step1. アプリをダウンロードする

iOSであればApp Store、AndroidであればGoogle Play ストアにてダウンロードが可能です。
  
App Store(iOS
Vine - App Store

Google Play ストア(Android
Vine Camera - Google Play の Android アプリ
  

Step2. アプリを開く

アプリを開くと、リニューアルによって姿を消したVineアイコンが現れます。Vine Cameraのアイコンは、黒を基調としたデザインへと変更がなされました。

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「利用規約とプライバシーポリシー」を確認し、「同意する」をタップします。

https://ferret.akamaized.net/images/5884b00dfafbd84565000186/original.jpg?1485090829

以前のVineアプリでは「Twitterアカウントの連携」か「メールアドレスの登録」が必須でした。
しかし、カメラアプリとなった「Vine Camera」では不要となったため、誰でも登録作業なく始めることが可能となりました。
  

Vine Cameraの使い方

その場で撮影をしてループ動画を作成する場合

  1. 画面を開いたら、指で長押しをすると撮影が始まります。

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2.指を離すと、撮影が一旦ストップします。画面を長押しすると撮影が再開し、最大6.5秒の動画を作成できます。

https://ferret.akamaized.net/images/5884ad1f7f58a81119000166/original.jpg?1485090078

3.撮影した動画は、右上のアイコンから編集画面へと移ります。また、右下のアイコンをタップすると、下書きとしての保存が可能です。

https://ferret.akamaized.net/images/5884bd81fafbd8456a00015c/original.jpg?1485094273

4.編集画面では、左下の「キリトリ」のアイコンから、動画を部分的に切り取ることができます。
動画を投稿・データフォルダ内に保存する場合は右上をタップします。また、右下のアイコンをタップすると、Vine Camera内で下書きができます。

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5.動画のカメラロールへの保存・Twitterへの投稿を行います。Twitterに投稿する際には、140字以内のテキストと投稿に用いるアカウントを選択します。

スライド1.jpg

6.Twitterで投稿すると、以下のようになります。

  

Vine Cameraにてツールの利用・編集作業をする場合

Vine Cameraでは、撮影をアシストしてくれる多様な機能を備えています。また、編集時にも役立つ機能もあるため、活用次第ではクリエイティブな動画を作成することも可能です。
  

アルバム内の動画を利用する場合

左下のアイコンをタップすると、アルバム内の動画をアップロードできます。撮影途中の動画とつなぎ合わせることもできるので、撮影時間が前後する動画を組み合わせられます。

スライド2.jpg
  

動画で部分的に削除したい場合

「プレビュー/取り消し機能」を使えば、撮影モードの画面上でボタンをタップし、撮影した動画クリップをすぐにプレビューで確認できます。気にいらない場合には、同じボタンをもう一度タップし、撮影を取り消すことが可能です。

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インカメ撮影に変更する場合

右から2番目のアイコンをタップすると、インカメラ設定になります。これにより、撮影者自身を写しながらの撮影が可能となります。

スライド3.jpg
  

下書きに保存した画面を確認する場合

1番右のアイコンをタップすると、下書きを確認できます。
アイコンに付いている数字は、下書きに保存している動画の数を指します。

スライド5.jpg
  

撮影を補助する機能

撮影モード画面で工具のアイコン(画面中央)をタップすると、撮影機能を選択できます。
左から「グリッド機能」、スマートフォンの前面カメラ/背面カメラ両方で使えるようになった「フォーカス機能」、直前に撮影したものを薄く表示することでコマ撮りの際の位置合わせが簡単にできる「ゴースト機能」、さらに暗い場所での撮影に効果的な「補助光機能」が搭載されてます。

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2016年1月17日を境に変わったこと

6.5秒以内の動画をTwitterに投稿すると自動的にループ再生に

Twitterで6.5秒以内の動画を投稿すると、自動的にループ再生される仕様になりました。Vine Cameraが実質「動画撮影&編集ツール」へと変わった中で、6秒動画としてのアイデンティティを唯一残した部分と言えるでしょう。この仕様は通常のカメラアプリで撮影した動画も含まれるため、カメラロールからの直接のアップロードにも適用されます。
  

過去に投稿されたVine動画のアーカイブサイトを開設

サービスが終了すると自動的にサイトは閉じるのが普通です。しかし、Vineの場合は過去の動画をアーカイブ形式でオンライン上に残し続けています。Vineの投稿日やタイトル、投稿者名などに加え、「いいね」の件数、ReVine(リバイン)された回数、Vineの再生回数などが、メタデータとして閲覧可能な状態となっているのです。

Vine アーカイブサイト
  

引き続きTwitter社のアナウンスに注目を

今回のVine Cameraのリリースをキッカケに、既存のVineサービスが終了し、VIne Cameraのリリースを始めとした様々な動きが生じました。

VineのSNS機能は消失してしまいましたが、Twitter社は今後既存のVineフォロワーをTwitterに移行する作業を行うというリリースを発表しました。
VineとTwitterに関する疑問点・変更点は以下のFAQにてまとめられています。

FAQs about Vine | Twitterヘルプセンター
  

まとめ

Vineは終了してしまいましたが、Twitter内でのループ再生が可能となったことにより、Twitterでプロモーションを行う際のクリエイティブの手段が増えました。

Vine Cameraは短時間の動画を作成するツールとしては洗練されているため、気軽に撮影を行うための最適な選択肢と言えるでしょう。

Twitter用の動画を作成する際に、ぜひともVine Cameraを活用してみてはいかがでしょうか?