デジタルマーケティングの世界では、「ダッシュボード」という言葉が頻繁に使われます。

ダッシュボードは、もともとは自動車における計器盤のことを指します。

デジタルマーケティングの世界では、現状の数値をリアルタイムに把握するためにいくつかの要素を赤/緑/黄のランプ、警報マーク、ドリルダウン表示、サマリ表示、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなどで一括表示したものを指すことが多く、デジタルダッシュボードとも呼ばれます。

昨今はデジタルな数値だけでなく、営業数字や売上数字などをダッシュボードで表示するKPIダッシュボード」サービスが登場しています。

今回は、いつどこにいても進捗が確認できる「KPIダッシュボード」の特徴やサービスをご紹介します。

KPIダッシュボードってなんだ?

dashboard.jpeg

KPIとは?

KPI(Key Performance Indicator)とは、*「重要業績評価指標」と訳される、組織の目標達成の度合いを定義する評価指数のことです。
例えば、「ダイエットを頑張る」という定性的な目標よりも、「1日の摂取カロリーを1800kcal未満にする」と
定量的に決めた方が目標達成しやすくなりますよね。
同様に、ビジネスの現場においても、売上や業績に関係する指標をKPIという
「数値」として管理することで、達成度合いを可視化*することができます。

デジタルマーケティングの分野においては、KPI「UU(ユニークユーザー数)」「PV(ページビュー数)」「セッション」「CVR(コンバージョン率)」などがよく使われます。
PVが多くてもUUが少なければ見込み顧客を増やさなければなりませんし、UUが多くてもCVRが低ければ売上や登録に関して別の打ち手を考えなければならない、といったことが分かります。

一方、通常のマーケティング現場においても、「顧客数」「回転率」「リピート率」単価などを重要な指標として挙げる企業も多くあります。
KPIをしっかりと理解し、運用することによって、打ち手が見えやすくなり現状を打開できるので、ビジネスにおける目標達成を実現することにつながります。

KPIダッシュボードとは?

demo.gif

KPIを常に見えるようにするには、ホワイトボードに書き出したりエクセルを使ってアナログで管理する方法もありますが、最近ではKPIダッシュボード(KPIビジュアライザー)」と呼ばれるサービスを使って管理する方法が主流になってきています。

ホームページの訪問者数などの重要指標をリアルタイムに表示するKPIダッシュボードとして、Googleアナリティクス」が有名ですが、KPIダッシュボードサービスを使うことで、同じような画面で自分の目的にあったKPIカスタマイズして表示することができます。

KPIダッシュボードを使えば、自身のパソコンやiPhoneなどのモバイル端末でいつでも自分・チームのKPIを確認・共有することができます。
また、KPIダッシュボードを社内の共有モニターなどに常に表示しておけば、重要指標をリアルタイムで確認しながら業務に取り掛かることができます。

KPIダッシュボードを提供しているベンダー

1. Geckoboard

1_geckoboard.jpeg
https://www.geckoboard.com/product/

Geckoboardはドラッグ&ドロップで直感的にカスタマイズできるKPIダッシュボードサービスです。
マーケティングやEコマース、CEOのための経営指標表示など、あらゆる場面に向けてカスタマイズできます。
また、常設のテレビモニターに映し出すことを想定したフルスクリーンモードも実装されています。

料金も手頃で25ドルから始めることができます。

2. AppInsights

2_appinsights.jpeg
https://www.appinsights.com

AppInsightsはカスタマイズしやすいKPIダッシュボードサービスです。
FacebookやAWS、salesforce、エクセルなど様々なサービスとの連携も可能です。
料金は89ドルから始めることができます。

3. DOMO

3_domo.jpeg
https://www.domo.com/jp

DOMOは日本語にも対応しており、大規模な事業を行なっている事業者向けにKPIダッシュボードサービスを提供しています。
Yahoo!やDeNA、Recruitなど1,000社を超える導入実績があります。

4. Dashing

4_dashing.jpeg
http://dashing.io

自分でダッシュボードを作りたいなら、Dashingがオススメです。
DashingはオンラインeコマースプラットフォームのShopifyが提供しているフレームワークで、HerokuRubyが使えれば短時間でダッシュボードを構築することができます。
社内イントラネットなど、ローカルホストで運用することも可能です。

5. MIERU

5_mieru.jpeg
http://mieru.info

MIERUは国産のKPIダッシュボードサービスです。
1ユーザーあたり150円と、比較的安く利用できるのもうれしいですね(契約は10ユーザー単位となります)。
カラフルなカンバン形式で重要指標を見える化することができます。

6. SimpleKPI

6_simplekpi.jpeg
https://www.simplekpi.com

SimpleKPIはさまざまなテンプレートが用意されたシンプルなKPIダッシュボードサービスです。
月額99ドルの1プランだけですが、ユーザー数、ダッシュボード数、設定KPI数などはどれも無制限なのが特徴です。

まとめ

オンラインKPIをチームで共有することができれば、時間や場所に縛られることなく重要指標を確認することができます。
KPIダッシュボードは、モバイルで持ち運びができたり、テレビモニターでリアルタイムに映し出したり、目的に合わせて使うこともできます。

ビジネスにおいては、現在地と目標を数値で確認することが重要なのは言うまでもありません。
ぜひ、こうしたKPIダッシュボードサービスを使って、チームで進捗確認を行なってみるのはいかがでしょうか。