スニペットに表示させるには

では、このようなスニペットを表示させるにはどうしたらいいのでしょうか。
通常のスニペットやある程度、ホームページの管理者によってコントロールが可能です。
ですが、リッチスニペットや強調スニペットはGoogle独自のプログラムで判断されるため、意図的な表示はできません。

その事実を踏まえた上で、表示のポイントを解説していきましょう。

「通常のスニペット」を表示させるポイント

スニペットを表示させるにはmeta discripeion (メタディスクリプション)というコードを入力することで反映できます。

<head>
<meta name="description" content="ウェブページの内容を説明した文章をここに記載します。">
</head>

ホームページを構成しているHTMLの< head >タグ内に、上記のコードを挿入することで設定できます。

その際には、以下の3点に注意するようにしましょう。

1. 説明する文字数を120文字以内にする。
2. ターゲットキーワードをいたずらに含ませない。
3. 全てのページで同じmeta descriptionを使用しない。

検索エンジンごとにスニペットとして表示される文字数に制限があり、基本的には120文字程度に押さえるのが妥当です。
また、何度も同じキーワードを並べたり、すべてのページで同じ内容を表示させたりとホームページの掲載内容と異なる表記はやめましょう。

また、検索キーワードによってはmeta descriptionで設定した内容が表示されない場合もあります。

meta descriptionの詳しい書き方についてはこちらの記事で紹介しています。合わせてご参照ください。

記事:
SEOの真実!検索結果のクリック率向上にはmeta descriptionがとても重要

参考:
Improve snippets with a meta description makeover| Webmaster Central Blog
Googleスニペットを大解剖!

「リッチスニペット」を表示させるポイント

Googleはリッチスニペットとして特定の要素を表示させる方法に、以下の3つを挙げています。

1.メタ タグを使用して、文書内の重要な情報を識別する。
2.HTML 内でリッチ スニペット マークアップをインラインで使用する。
3.HTML ページに PageMap データを追加する。
Googleカスタム検索ヘルプより引用)

上記の方法をとることで、リッチスニペットとして表示されることが可能になります。
ただし、表示内容はGoogleのプログラムによって判定されるので、必ずしも意図した表示になるわけではありません。。

1.メタタグを使用して、文書内の重要な情報を識別する。

メタタグ(meta)とは、ホームページを構成するHTMLの< head >タグ内に含むコードを指します。
先ほどの挙げたdescriptionの他にも、ページ内の重要なワードを示すkeywordsやホームペーゾの作者名を表すauthorなどが挙げられます、

これらのタグを使用することで、Google側がプログラムで判定を行い、必要に応じて文字のフォントを強調するなどリッチスニペットとして表示します。

2.HTML内でリッチスニペットマークアップをインラインで使用する

リッチスニペットに関わるマークアップを埋め込み、Googleに認識してもらうようにする方法です。マークアップとは写真や商品情報、価格などの各要素に対して「これは写真ですよ」というようなタグをつけることを指します。

Googleではマークアップの方法についてガイドラインを公開しています。
こちらも合わせて参照してみましょう。

参考:
Mark Up Your Content Items

3.HTMLページにPageMapデータを追加する。

PageMapとはGoogleが独自に開発した構造化データ形式です。
構造化データを利用することで、リッチスニペット内に「Download(資料のダウンロード)」「Full Page View(ページビュー)」など、独自の要素を入れ込むことができます。

参考:
PageMap

「強調スニペット」を表示させるポイント

強調スニペットに関して、Googleは下記のように回答しています。

Q.自分のページを強調スニペットとして設定できますか?
A.ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。Google では、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをプログラムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。

つまり、強調スニペットを意図的に作成することはできません。また、一度強調スニペットとして取り上げられても、Googleのプログラムの変化により変更されることもあるでしょう。

しかし、多くの強調スニペットを見ることで、どのような情報が挙げられているかの傾向はわかるでしょう。

例えば、下記のような場合です。

スクリーンショット_2017-02-15_14.35.59.png

この強調スニペットでは、ホームページ内に含まれる料金の情報が抽出されています。
実際に、リンク先のホームページを見てみましょう。

スクリーンショット_2017-02-15_14.37.40.png
https://ryugaku.kuraveil.jp/country_canada/

スクリーンショット_2017-02-15_15.21.17.png

ホームページを見ると、ページ内のテーブルが強調スニペットとして取り上げられていることがわかります。

ページソースからもわかる通り、テーブルはタグとして機能しています。
このような図を画像として埋め込んでしまうと、テーブル=表としては認識されません。

Googleにとって、その要素が何を示しているのかをはっきりとさせることで、強調スニペットとして取り上げてよいものなのかを判断してもらうようにしましょう。