Alexaとは?

AlexaはAmazon Echoシリーズに搭載された音声認識アシスタントですが、音声認識プラットフォーム全体を指してAlexaと呼ぶ場合もあります。
音声による対話や音楽の再生、リストの作成、天気予報や交通情報などのリアルタイムでの情報提供など、さまざまなことが可能です。

現在、Alexaとのやりとりやコミュニケーションは英語やドイツ語でのみ利用可能ですが、2017年中には日本語対応されるのではないかとの見方もあります。
スマートフォンからコンパニオンアプリを経由して操作を行うこともでき、コンパニオンアプリ上でSkillと呼ばれるソフトのインストールや音楽の制御、アラームの管理やショッピングリストの表示などが行えます。

Skillとは?Skill Kitとは?

Skill(スキル)とは、サードパーティーが開発したAlexaを介して提供されるサービスです。
各種Skillはコンパニオンアプリを通して無料でダウンロードすることができます。

Skillを使えば、音楽を再生したり、一般的な質問に答えたり、アラームを設定したり、ピザを注文したり、Uberでタクシーを呼んだりできます。
サードパーティーの開発者は、Alexa Skill Kit(ASK)を使用してAlexaのSkillを開発し、公開することができます。

Skillの種類

Webデザイナーがホームページを作ったり、エンジニアがスマートフォンアプリを作るように、ASKを活用してAlexaのSkillを開発することができます
将来的には日本語対応することが予想されるので、ASKを使ってSkillを描いてみたいと思っているひともいるかもしれません。
Alexaは音声を使っているので一見すると開発が難しそうに思えますが、プログラム自体は文字で書かれているので、開発はこれまでのアプリケーションと同じくタイプしていきます。
それでは、ASKの概要について簡単に見ていくことにしましょう。

Skillには現在3つの種類があり、これをSkill Typeといいます。

1. Custom Skills

Custom Skills(カスタムスキル)はすべてゼロから自分の手で作っていくSkillのことです。
自由に書くことができるので、アイデア次第であらゆることが可能です。
例えば、Googleカレンダーと連携して「●時に六本木の会議室を押さえておいて」と予約を入れたり、「子供部屋の様子を映して」と家にある見守りカメラを起動させたりすることができます。
要するに、APIさえあればそれを「声」によって操作することができるというわけです。

2. Smart Home Skills

Smart Home Skills(スマートホームスキル)は、Skillの中でもスマートホーム機能に特化したSkillです。
このSmart Home SkillsのAPIの中には、スイッチのトグル、温度調整などの機能と各家電への接続認証を行う仕組みが組み込まれています。
これらのAPIを使ってSkillを組み立てていくことで、スマートホームシステムを全体として組み立てることができます。

3. Flash Briefing Skills

Flash Briefing Skills(フラッシュブリーフィングスキル)は、簡潔に言うとニュースの配信用のSkillになります。
これはテキストコンテンツインターネット上から取得して配信する仕組みで、ソースはRSSまたは直接JSONから読み込むことができます。