ferret編集部:2015年1月19日に公開された記事を再編集しています。

**EVERNOTE(エバーノート)**を知っていますか?ネットにデータを保存し(もちろん自分だけしか見られません、公開も可能)、さまざまに活用できるサービスです。

世界中で多くのユーザーに利用されており、ホームページ担当者やアフィリエイターなど、Webマーケティングに携わる人には必須のツールとなっています。

本記事では、エバーノートの使い方と、Webマーケティングに役立つ機能を中心に解説します。

<アジェンダ>
・どんどんクリッピングしよう
・ノートを保存する~メールでも保存可能
・メール保存時の便利なコマンド
・ノートの検索~画像から文字を認識
・スライドショーにもつかえる
・声を文字変換できる~ブログのアイデアメモや入力速度向上に
・Googleアナリティクスのバックアップに
・まとめ

エバーノートとは~クラウド保存の他サービスとの違い

大切な仕事のためのワークスペース | Evernote

エバーノートはあらゆるデータを無制限(月間転送量制限はありますが)に貯めておけるサービスです。貯めた(クリッピングした)データはホームページからでも、スマホからでも、ネットにつながっていればいつでも閲覧が可能です。

・Gmail(上図左上)
 添付ファイルにすることで実質データ保存が可能。タグではなくラベルで管理。

・エバーノート(右上)
 基本転送量は無制限でタグが使えるなど検索性に優れる。

・ドロップボックス(左下)
 自分のパソコン内のデータと同じものをネット上に保存(同期)。制限がある。

・Googleドライブ(右下)
 ワードやエクセル、画像などのドキュメントをネット上に保存・加工できる。

エバーノート以外は、基本的にどのサービスも保存容量の上限があります。数ギガから十数ギガという大容量なので通常利用では問題ありませんが、容量を増やすには有料オプションを利用するなど制限があります。

どのサービスでもネット上にデータを保存しておく、という使い方はできますが、エバーノートはその容量の多さから、とにかくいろいろなデータを貯め、後から見返すといった資料保存庫に特化して便利に使えることが魅力です。

また、検索性に非常にすぐれています。その精度は、画像内の文字でも検索できるほどです。

どんどんクリッピングしよう

****

エバーノートには、データを貯めることを支援するアプリや機能が充実しています。

スマホにインストールすると、画像閲覧アプリなど多くのアプリで、EVERNOTEへのシェアボタンが使えるようになります。

Androidでは、ウィジェット(ホーム画面においておけるツール)も使えます(上図左)。パソコンではChromeブラウザの追加プログラムとして、見ているページを保存できるもの(右)もあります。

Evernote Web Clipper - Chrome ウェブストア

メールで保存もできる

メール対応

エバーノートに登録したユーザーに個別にメールアドレスが付与されます。

そのアドレスあてにメールを送信すると、自分自身のエバーノートの保存ができるのです。もちろん添付ファイル付きで文字以外のデータも保存できます。

通常使うメールで重要なものは、埋もれさせないためにエバーノート宛にメールしておく、という使い方もオススメです。

メール保存時の便利なコマンド

しかしこれだけだと、Gmailで自分宛てに出すのと変わらないのでは?と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、エバーノートでは、件名に記号(コマンド)を追加することで、好きなフォルダ(ノートブック)に分類したり、タグをつけたりできます。

メールタイトルに以下の記号付きで送信することで自動分類が可能です。

@ 特定フォルダ(ノートブック)分類。
  例:@web webというノートブックに分類

# タグを付与。
  例:#仕事 仕事というタグを付与。

! 日付指定でリマインダに保存。
  例:!2015/01/15 2015年1月15日にリマインダ

たとえばWeb予約時に、1月12日に行くライブチケットがホームページに表示されたとします。表示されたチケット内の文字をコピーし、メール本文に貼り付けます(前述のChrome拡張プログラムでもできますね)。

タイトルを「ライブ !2015/01/12 @趣味 #武道館」としてエバーノートに送信すれば、自分だけの忘備録として使えます (「ライブ」というタイトルで、趣味に分類され、武道館というタグ付けがされ、2015年1月12日にリマインダされます)。

整理しながら、容量を気にせずどんどん保存できる、それがエバーノートなのです。

エバーノートの基本的な使い方

ノートを保存する~メールでも保存可能

エバーノートに情報を記録(保存)するのはとても簡単です。

たとえば、以下のように板書された文字を、メモ用に撮っておけます。エバーノートを起動(もしくはウィジェットから)し、新規作成でカメラを選びますと撮影モードになり、ノートに添付できます

カメラ

撮影後はエバーノート画面で修正したり、文字情報を追加したりできます。

保存

ノートの検索~画像から文字を認識

画像であっても、エバーノートが認識して検索対象にしてくれます。議事録の保存などには重宝します(もちろん共有もできます)。正式にエバーノートを導入している高校もあるほどです。

認識する

十数分すると認識され、上図のように検索対象になります。保存後、パソコンなどから資料を閲覧し再編集できるので、そのときにタグ付けなどをしておけば、さらに検索性が増します。

スライドショーにもつかえる

画像をたくさん添付したノートでは、スライドショーもできます

スライドショー

スマートフォンやタブレットなどでプロジェクタに接続できるものがオススメです。ノートを表示させ、上図のように、メニューから「スライドショー」を選択します。

すると、メ ニューなどが隠れ、画像が画面いっぱいに表示されるのです。あとは*スワイプでページ送り(戻し)*ができますので、プレゼンなどに使えます。

Webマーケティングに役立つ使い方

ブログを更新しているアフィリエイター、Googleアナリティクスを活用しているWebマーケッターなどにオススメな使い方があります。

声を文字変換できる~ブログのアイデアメモや入力速度向上に

音声入力

ノート作成時にメニューから音声テキスト変換を選びます。スマホに向かって話すだけで、声を文字に変換してくれるのです。

たとえば、運転中など手を離せないときにアイデアが思いついた、話したほうが早い、というときに便利です。

Googleアナリティクスのバックアップに

メール送信

Googleアナリティクスにはレポート画面をメール送信できる機能があります。週1、月1など定期的に送信できます。その宛先をエバーノートにしておけば、資料のホームページのアクセス状況を整理できます。

メールに添付されたレポートのPDFなどのファイルも、検索対象になりますので、とても便利です。

また、上図のウェブマスターツール(Google Search Console)のデータは、保持期間が3ヶ月しかありません。バックアップとしてもエバーノートが便利です。

まとめ

エバーノートは、たんなる情報保存場所としての使い方にとどまりません。その保存方法も多彩で、かつ検索性も非常に高いものです。

<まとめ>
・どんなファイルでも保存でき、基本容量制限がない。
・資料の保管に特化しているため、保存や検索が多彩。
・効率をあげる使い方など、奥の深さが魅力。

無料版でもこれだけのことができるエバーノートですが、有料版ですと、さらに効率化できる機能が満載です(画像内文字認識が早くなるなど)。こちらもおすすめです。

エバーノートをあなたの第2の脳として、ぜひ活用してみてください。

大切な仕事のためのワークスペース | Evernote

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