ESGを経営戦略に盛り込んでいる企業事例

CSRとして環境や社会を意識した取り組みを行うだけでなく、ESGへの取り組みを株主に対して積極的に開示している企業があります。
そのなかでも代表的な2社を紹介していきましょう。

1.関西ペイント

関西ペイントでは、マレーシアやインドなど熱帯地域での虫を介した感染症の拡大を防げる「アレスムシヨケクリーン®」の開発など、環境に貢献する商品開発を行っていることでESG銘柄にも指定されています。

参考:
環境への取り組み|関西ペイント

2.三菱重工

三菱重工では社会的課題のうち優先して取り組むべき問題をESGに対する重要課題(マテリアリティ)として定め経営戦略として取り組んでいます。

重要課題に対してKPIを定め、企業の経営状態や事業内容についてまとめている統合報告書のなかで公表しています。

参考:
[重要課題(マテリアリティ)|三菱重工]
(http://www.mhi.co.jp/csr/management/materiality.html)
CSRへの取り組み|三菱重工
[ESG銘柄の株価上昇率 化学・電機、環境先行で上位]
(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO06695250R30C16A8ENK001/)
[経営戦略としてのESG]
(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/275626/121900022/?rt=nocnt)

まとめ

ESGとは投資における視点の一つで、国連責任投資原則(PRI)として記載されたことで投資家からの注目を浴びることとなりました。
2014年には世界規模でのESG投資残高は約21兆4000億ドル(約2580兆円)に上り、日本国内においても東証一部銘柄を対象に「ESG銘柄」が設定されるなど動きが活発になっています。

このような中で企業がESGを意識した経営を行うには、経営戦略としてESGに取り組む必要があるだけでなく、IR部門とCSR部門との実務レベルでの連携が欠かせません。
また、ESGへの取り組みから投資を促すには、投資家向けのESG説明会を開くなど投資家との相互のコミュニケーションも必要となるでしょう。