金言3:パフォーマンスを出せるメンバーになる~なぜ全員にリーダーシップが必要なのか

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<珠玉の記事3>なんで全員にリーダーシップを求めるの? - Chikirinの日記

後者のチームがどうなるか、想像できますよね。正しいかもしれないけど、物事を前に進めない発言を繰り返し、本旨に関係のないくだらないことにいつまでもこだわる。

有名ブロガーのちきりん氏は数々の名記事を書き、書籍も多数ヒットを飛ばすほどの文豪です。独自の切り口とわかりやすい文体や主張は、読み手を選ばず響きます。

そんなちきりん氏の記事の中から、チーム論について公開当時とても話題になったこちらを紹介します。

なぜ一メンバーにもリーダーシップが求められるのか

表題の疑問は誰しもが一度は抱いたことがある疑問だと思います。みんなが主役ではぶつかりあってしまうのではないかと。しかし、この記事を読めばそうではないことがよくわかります。

実際、Googleの人材募集ページにもリーダーシップが求められています。そして、メンバーが能動的かつ主体的に問題解決をし、パフォーマンスを上げることが求められているのです。それだけ自主性や自己責任をまっとうできる人たちの集まりだからこそ、今日の成功があるのだと伝わってきます。

リーダーシップ
応募者が、これまでチームを動かすためにさまざまな局面でさまざまな能力をどのように発揮してきたかを見ます。

参考リンク採用プロセス - Google 人材募集

誰もがリーダーになれるチームが起こす化学反応

ちきりん氏は、記事中でリーダーシップの重要性を「誰かをひっぱる」ということよりも、「リーダーになった経験から学んだことによる主体性」が重要だと言及しています。人の上に立ち、強力にプロジェクトを進め、不測の事態にも対応する、そんな経験を積んだ人物が一メンバーになったときの頼もしさはないでしょう。

そういったメンバーの主体性が「チームの中で発揮されること」の大切さを、チームラボの猪子寿之氏も早稲田大学の講演で語っています。

僕らは、チームラボという社名どおりチームでものをつくるんだけれども、僕自身もそうなんだけれども、個人で考えたり個人で作業をするというよりは、チームで考えてチームで作業しながらまた考えていくという、結構共同作業的なことが仕事のほとんど
参考リンク「宿題もテストも“班”でやらせろ」チームラボ猪子氏、“社会の要請とはまるで逆”と学校教育を批判 | ログミー[o_O]

あの圧倒的な創造性を持つ猪子氏でさえ、その考え方が、チームの中ではどう生きてくるのか、ということに考えを巡らせていることがわかります。たしかに、その圧倒的な個性や発想力をメンバー全員が持ち、それが衝突という化学反応を起こすことで生み出されるクリエイティブは、世界と戦えるような力強さが生まれないはずがありません。

強烈な個性や発想を、さらにメンバー同士で磨き合う、そんな集団を目指してみませんか。

あなたのチームの意識を変えよう

ちきりん氏の記事はどれもドキッとする切り口で、誰しもがぼんやりと考えはいるが、一歩が踏み出せない人に刺さるものが多くあります。

外資系企業の最前線という厳しい環境で活躍してきたちきりん氏だからこその説得力がそこにはあります。

あなたも、その個性を発揮することへの恐れや不安を捨て去り、化学反応を起こしてみませんか。

<珠玉の記事3>なんで全員にリーダーシップを求めるの? - Chikirinの日記
ちきりん