利用時間

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第I部情報通信メディア・機器の利用時間と行為者率より

インターネットの利用時間は、平日で99.8分、休日では120.7分となり2012年から年々上昇しています。一方でテレビ視聴時間が大きな減少を見せておらず、テレビを見ながらインターネットを閲覧する「ながら見」が一定数いる事がわかります。

テキスト系メディア(新聞、雑誌、Webサイト等)の平均利用時間:Webサイトの利用時間が書籍の1.5倍まで増加

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第2章コンテンツ類型ごとのメディアの利用時間と行為者率より

新聞・雑誌・テキスト系のWebサイトなどテキスト系のメディアを平日に利用する時間の平均は、2016年度の調査ではテキスト系のWebサイトがもっとも多く95.1分となりました。

2015年にはWebサイトの利用時間は雑誌・書籍・コミックを上回り、もっとも利用時間の長いメディアとなっています。また、休日の利用時間も平日同様Webサイトの利用が最も長く、109.3分という結果になりました。

コミュニケーション系メディア(メール、通話、SNS等)の平均利用時間:10代男女におけるSNS利用時間の差が浮き彫りに

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第2章コンテンツ類型ごとのメディアの利用時間と行為者率より

メールや通話、SNSといったコミュニケーション系メディアの平日における利用時間は、ネット通話が最も長く2015年の46.1分から大幅に上昇し、88.7分となりました。

特に20代でのネット通話利用率が上昇する一方で、30代が携帯電話を使う傾向は前年と変わらず、利用時間全体が底上げされた事がわかるでしょう。

また、男性と女性を比較してみると、特に10代のソーシャルメディア利用時間に大きな差が現れています。
10代男性の利用時間は34.9分にとどまったのに対して、10代女性は84.4分と長くなっています。この背景には、女性のインスタグラム利用者数増加が挙げられるでしょう。

実際、ニールセンが2016年4月に行った調査によると18〜34歳女性におけるインスタグラムの利用者数は前年から409万人増となっており、男性の143万人増に比べてはるかに増加しています。

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第2章コンテンツ類型ごとのメディアの利用時間と行為者率より

参考:
[「Instagram」アプリの利用者数が2016年4月に1,000万人を突破 ~ニールセン、スマートフォンアプリの利用動向を発表~ | ニールセン デジタル株式会社] (http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/05/Newsrelease20160531.html)