2017年7月12日、Facebookは、すべての国と地域でMessenger広告の提供を開始することを発表しました。
2017年4月時点でMessengerの月間利用ユーザーは全世界で12億人を超えており、メッセージアプリとして社会に定着しています。また、広告からチャット形式の会話へつなげられるのもポイントでしょう。

今回は、Messenger(メッセンジャー)広告の仕様と特徴を解説します。
「Messengerで広告が出せるようになったのは知ってるけど、いまいちどんな広告なのかわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。

参考:
[Messenger広告が世界中で利用可能に | Facebookニュースルーム] (https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/07/messenger-ads/)
[Facebookの「Messenger」、月間アクティブユーザーが12億人に|CNET Japan] (https://japan.cnet.com/article/35099698/)

Messenger(メッセンジャー)とは

Messenger___Google_Play_の_Android_アプリ.png
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.facebook.orca&hl=ja

Messenger(メッセンジャー)とは、チャットや無料通話機能を備えたメッセージアプリです。Facebookのメッセージ機能がもととなっていることもあり、Facebookの友達と連携しているのが特徴でしょう。

2017年4月には月間ユーザー数が全世界で12億人を越え、社会に広く定着しています。

Messenger広告配信の流れ

リスティング広告Twitter広告などでは、広告をクリックすると特定のURLに遷移します。
Messenger広告は、広告からMessengerへ誘導することで、ただサービスのページへ移動させるだけでない交流が可能です。

Facebookのニュースフィードに広告配信を行った場合を想定して考えてみましょう。

スクリーンショット_2017-07-19_16.00.39.png

Facebookのニュースフィードに広告を配信すると、画像やテキストで商品の宣伝が行えます。画像の場合は「お問い合わせ」というCTAボタンを設置しており、クリックした先でサービスへの問い合わせが行えることがわかるでしょう。

ユーザーが広告をクリックすると企業とのメッセージ画面が立ち上がります。メッセージ画面には、企業側からのメッセージが表示されます。

さらに、そのメッセージからと特定のリンク先へ遷移させることができます。
画像の場合、「資料をダウンロードする」というボタンをクリックすることで、企業の運営している資料ダウンロードページへと誘導されました。

この流れを表すと下記のようになります。

 ニュースフィード上の広告>メッセージ画面>自社ホームページへの遷移

このようにMessenger広告は、表示されてすぐに特定のURLリンクするような広告とは異なり、コンバージョンに至るまで複数のステップを経由することがわかります。

その分、メッセージや画像などを用いてアプローチが行えるのが独自の強みでもあるでしょう。

参考:
[Messenger広告はどう表示されますか。 | Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/1726475564333544)
Testing ways for people and businesses to engage on Messenger