Facebookの運営を戦略的に行うためには、目標の設定が不可欠です。
ただ、今までFacebookに触れた事が少ない人にとっては、どのような目標を設定すればいいのかわからないかもしれません。

今回は、Facebookの運営に役立つ主な指標12種類をご紹介します。

「いいね数」や「シェア数」といった基本的な点だけでなく、投稿が表示された回数や投稿を見た人の数を管理することで自社の狙いに合わせた目標を設定できます。
ぜひこれから計画を立てようという方は参考にしてみてください。

Facebook運営に役立つ12の指標

1.いいね数

 チェックできる場所:投稿、プロフィールページ、Facebookインサイト、広告マネージャー(広告に対する「いいね」の場合)

Facebookには、投稿に対する「いいね」と、プロフィールページに対する「いいね」の2種類存在します。

投稿への「いいね」は投稿内容に対してユーザーがポジティブな感情を抱いた際に投稿につけるものです。「いいね」以外にも「超いいね」や「ひどいね」など、ユーザーの感情を表すことができるため、投稿に対してユーザーがどのように反応しているのかを推し量る基準となります。

一方、プロフィールページへの「いいね」はユーザーがアカウントそのものに対して「いいね」と感じた時につけます。
「いいね」をつけると、そのユーザーのニュースフィードに投稿が表示されるようになるため、投稿を見ているユーザーの基準にもなります。

参考:
[ページへの「いいね!」 | Facebookヘルプセンター] (https://www.Facebook.com/business/help/711740495562856)

2.コメント

 チェックできる場所:投稿、Facebookインサイト(コメント数のみ)広告マネージャー(広告へのコメントの場合)

投稿に対してつくコメントの数や内容です。
コメントの数は定量的な指標となり、コメントの内容は定性的な指標となります。

例えば「新商品のビール、あなたならいつ誰と飲みたいですか?ぜひコメントください」といったコメントを呼びかける投稿の場合、コメントが投稿への反響を表す指標となるでしょう。

参考:
[投稿へのコメント | Facebookヘルプセンター] (https://www.Facebook.com/business/help/754554267920200)

3.シェア数

 チェックできる場所:投稿、Facebookインサイト、広告マネージャー(広告の投稿に対するシェアの場合)

特定の投稿に対してユーザーが他のユーザーにシェアした数です。
投稿内容がどこまで多くのユーザーに広がっているのかの指標となります。

参考:
[投稿シェア | Facebookヘルプセンター] (https://www.Facebook.com/business/help/1525495737681452)

4.フォロワー数

 チェックできる場所:プロフィールページ、Facebookインサイト

アカウントの投稿をチェックするためにフォローしているユーザーの数を指します。
アカウントが発信している情報に対する反響や、投稿がどの程度のユーザーに届いているかといった基準にも利用できます。

5.エンゲージメント

 チェックできる場所:Facebookインサイト、広告マネージャー(広告へのエンゲージメントの場合)

エンゲージメントとは、投稿やプロフィールページなどに対してユーザーが起こしたすべてアクションを指します。
例えばコメント、シェア、クーポンの取得、写真や動画の表示、リンクのクリックなどがあります。

参考:
[投稿のエンゲージメント | Facebookヘルプセンター] (https://www.Facebook.com/business/help/735720159834389)

6.インプレッション

チェックできる場所:Facebookインサイト、広告マネージャー(広告のインプレッションの場合)

インプレッションとは、投稿や広告の表示回数を指します。
多くのユーザーに見てもらい、サービスの認知度を高めることを目的とした広告では、特に重要な指標となります。

参考:
[インプレッション数 | Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/675615482516035)

7.インプレッション単価(CPM)

 チェックできる場所:広告マネージャー

インプレッション単価とは広告運用において利用する指標であり、インプレッション数1,000件ごとにかかった平均的なコストを指します。

1つの広告キャンペーンにかかった合計広告費をインプレッション数で割った数値を1,000倍したものです。
インプレッション1,000あたりにかけている金額が高くなっていないか広告費の推移を把握する際に利用します。

参考:
[CPM(インプレッション単価)|Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/753932008002620)

8.リーチ

 チェックできる場所:Facebookインサイト、広告マネージャー(広告のリーチの場合)

リーチとは、投稿や広告を見たユーザーの数を指します。
同一ユーザーに対して複数回投稿を表示した場合でも表示された回数ごとにカウントする「インプレッション」とは異なり、リーチはユーザー単位でカウントします。

そのため、投稿や広告が何人のユーザーに届いているかの指標として利用できます。

参考:
[リーチ | Facebookヘルプセンター] (https://www.Facebook.com/business/help/710746785663278)

9.フリークエンシー

 チェックできる場所:広告マネージャー

フリークエンシーとは、ユーザー1人あたりに広告が表示される平均的な回数を指します。
ユーザーに対して複数回広告を見せることで広告を印象付けたい場合や、同じユーザーに対しては配信したくない場合、参考にします。

参考:
[フリークエンシー | Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/1546570362238584)

10.ページビュー

 チェックできる場所:Facebookインサイト

ページビューはプロフィールページにアクセスした人の数を指します。
Facebookユーザーだけでなく、GoogleやYahoo!検索といった検索エンジンからきたFacebookユーザーでない人からのアクセスも含みます。

参考:
[私のFacebookページを見た人の数はどこで確認できますか。 | Facebookヘルプセンター]
(https://www.facebook.com/help/257762887594688)

11.アクションボタンのクリック数

 チェックできる場所:Facebookインサイト、広告マネージャー(広告内のCTAボタンの場合)

CTA(コールトゥアクション)ボタンがクリックされた回数を指します。
CTAボタンとはユーザーに問い合わせやホームページへのアクセス、サービスの予約などの行動を促すために設置するボタンであり、プロフィールページ広告内に設置できます。

サービスの利用や問い合わせに直結する数値のため、アカウント運営や広告の目標としても設定しやすいでしょう。

参考:
[Facebookページにアクションを促す言葉を追加するにはどうすればよいですか。|Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/help/977869848936797?helpref=faq_content)

12.再生時間

チェックできる場所:Facebookインサイト、広告マネージャー(広告として投稿した動画の場合)

投稿した動画の再生時間を指します。
サービスや商品を紹介する動画の場合、動画の再生回数だけでなく、再生時間も重要となります。自社が見てほしい場面まで再生されているかどうかのチェックにも利用できます。

まとめ

ここまで紹介してきた指標はFacebook内で計測できる数値の中でも主要なものです。
これらの数値はFacebookの分析機能である「Facebookインサイト」上で確認できます。

自社の運営の中で重要視すべき指標が何なのか定まってきたら、実際にFacebookインサイトを確認して現状の数値を把握します。
定まった指標に対してどのようなアプローチができるのかを考え、施策を実行することでFacebookの運営をより良いものにしていきましょう。

参考:
Facebookページインサイトの活用方法|ferret [フェレット]