エクスペリエンスを大事にするインフルエンサーマーケティング

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これまでは、第3者のレコメンドという、身近な存在が紹介することで効果的なリーチを獲得してきましたが、これからはリーチさせたい情報の浸透度合いもポイントになります。

従来のように、インフルエンサーにモノやサービスを使用してもらいその感想を語ってもらうだけではなく、より本音で語っているか、紹介するブランドへ本当に好意を持っているか、インフルエンサーがそう思える環境をつくることが我々のすべきことになってくるのではないでしょうか。

国内でのインフルエンサーのマーケットは拡大しており、企業の製品紹介をするインフルエンサーが非常に多くなっています。これまでのように「人」の信頼性に頼っていれば届いた情報も、「人」と「ブランド」の親和性による共感が不可欠になっています。

実際に、あるブランドアンバサダーとして活動しているインフルエンサーから、「何度かプロモーションで依頼されて使用したアイテムが本当に気に入ってしまって……リアルに紹介する時はその気に入ったブランドを紹介してしまう」という声すら聞こえてきます。

つまり、情報を届けたいフォロワーへのエンゲージメントバリューを高めるために、まず発信者であるインフルエンサーのブランドに対するロイヤリティを高めることがポイントになってきます。

複数回インフルエンサーへアプローチしていく方法に加え、これからはより体験的で、かつ非日常のプライスレスな体験を提供することがブランドとインフルエンサーの良好な関係を築いていくに大切な要素となります。
  

まとめ

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ブランドの情報を生活者に浸透させるバリューの高いエンゲージメントを獲得するにあたり、単純にフォロワー数の多さでインフルエンサーを起用するのと、パーソナルな情報を知りブランドロイヤリティの高いインフルエンサーを起用するのとでは歴然としたプロモーション効果の差が出ます。

どんな種類のリーチをとりたいかによって、フォロワーに与える影響度合いが変わってくる昨今、最適なインフルエンサーとのマッチングができるかどうかは大事にしたいポイントです。

芸能人やタレントのブランドロイヤリティを高めることは難しいですが、生活者と近い視点で判断をしているマイクロインフルエンサーこそ、ブランドにとって大きな影響を持つため、彼女たちのブランドロイヤリティの向上に努めることが大切です。