チャネルごとのターゲットを意識する

スマートフォンの普及率が年代によって異なるように、SNSの利用率も、それぞれユーザー層に違いがみられます。年代別の推移を見ると、SNSの利用率は全体的に上昇しているものの、割合としては圧倒的に若年層が占めています。

代表的SNSの利用率の年代別推移.png

引用:
平成29年版情報通信白書|総務省

SNSで自社の情報発信を行う場合は、まず若年層をターゲットとすると取り組みやすいでしょう。しかし、ざっくりとした「若年層」というターゲットだけでは、マーケティングと同じく、顧客に響くアピールはできません。

年代だけでなく性別も含めた細かい利用率を参考にし、各SNSのユーザー層の特徴を掴んでいきましょう。

FacebookとTwitterのユーザー層

今回は、最も主要なSNSであり、情報発信源として活用されているFacebookとTwitterのユーザー層を分析します。

SNS利用率.png

引用:
平成29年版情報通信白書|総務省

Facebook

Facebookは、月間アクティブユーザー数が20億人以上(2017年6月時点)の、世界中で利用されている実名制のSNSです。

参考:
Facebook社 2017年第2四半期(4月-6月)業績ハイライト|Facebook Inc.

上図を見ると、20代から30代の利用が多いことがわかります。40代や50代も4人に1人は利用しています。性別でみると、男性の方がやや幅広い年代の中でバランス良く利用しているようです。

Twitter

Twitterは、月間アクティブユーザー数が3億2,000万人(2015年12月時点)の、気軽な呟きで交流できるSNSです。

参考:
Twitterが国内ユーザー数を初公表 「増加率は世界一」|ハフィントンポスト日本版

上図を見ると、10代から20代の利用が多いことが分かります。Facebookと違い、30代以降の利用率は格段に下がっています。10代に向けたアプローチはTwitterに強みがあるといえます。性別でみると、若干ながら女性の方が多く利用しているようです。

その他のSNSの利用状況をみたい場合は、下記も参考にしてみてください。

参考:
総おさらい!国内主要SNSの利用状況まとめ(Facebook・Twitter・インスタグラム・Snapchat)|ferret[フェレット]