プレゼンテーション(以下、プレゼン)などで使用する資料を作成するツールと言えば、PowerPoint、またはKeynoteが特に有力な2大ツールです。

どちらも非常に便利なツールであることに間違いはありませんが、この2つのツールに勝るとも劣らない資料作成ツールに「Googleスライド」があります。こちらはGoogleが提供しているツールの1つで、Googleアカウントがあれば誰でもすぐに使用することができます。

今回は、まだGoogleスライドを使用したことのない方に向けて、そもそもGoogleスライドとは何か、何ができるのか、についてご説明します。併せて、無料で使用できるスタイリッシュなテンプレート集3つもご紹介しますので、ぜひ活用ください。
  

Googleスライドとは

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Googleスライド
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Googleスライドとは、Googleが提供している「G Suite」のビジネスツールのうちの1つで、スライドショーを作成できる無料サービスです。

Microsoftが提供しているPowerPointや、Appleが提供しているKeynoteに類似したサービスであり、資料作成などを行う際に非常に便利です。PC版はWindows、Macともに対応しているほか、Android・iOSともにモバイルアプリをダンロードすることも可能です。

誰でも無料で利用できることはもちろん、Windows・Mac間の互換性を考慮する必要もないため、ビジネスシーンでは特に重宝すること間違いありません。

初めて使用する際は、Googleアカウントにログインした状態で上述したURL、またはインストールURLからGoogleスライドを開き、画面中央に表示されている「Googleスライドを使う」をクリックしてください。
  

Googleスライドの3つの特徴

1. いつでもアクセス&編集ができる

Googleスライドで編集したデータは、PC本体に保存されるのではなく、Googleドライブ上に自動で保存されます。そのため、1度自分のアカウントでログインするとPC、スマートフォン、タブレットと各種端末で作業を行うことができます。
  

2. Web上のフリー画像が利用可能

Googleスライドでは、ローカルに保存されている画像をスライドショーで使用できるほか、独自で画像を検索・挿入できる機能が搭載されています。検索結果にヒットした写真は再使用を許可されたもののみ表示されるので、基本的に著作権を気にすることなく画像を利用することができます。
  

3. PowerPoint・Keynoteとの互換性

Googleスライドで作ったスライドショーは、PowerPointやKeynoteで確認することができます。もちろん可逆性があるため、PowerPoint・KeynoteでGoogleスライドの資料を閲覧することも可能です。

ただし、完全な互換性があるわけではなく、文字のフォントや、図形、記号などで一部変化が生じる場合があります。これは、Googleスライドに搭載されている日本語フォントの数がPowerPointやKeynoteよりも少ないことが原因の1つです。

商標名や企業名など、フォントをはじめ、図形や記号などにこだわりがある場合には注意が必要です。