ライブコマースで「売れる」ための「コツ」は?

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「タオバオ」の公式チャンネル撮影の様子 / CHINA.ORG

インフルエンサーが配信元となっているケースもありますが、「メルカリライブ」や「BASE LIVE」のように、一般ユーザーにもライブコマースへの門戸は次第に広がりつつあります

それでは、どのようにすればライブコマースで「売れる」ようになるのか?一見従来のコマースサイトとは毛色が異なるため、始めてみたいけれどどのようにすればよいか分からず困惑している方もいらっしゃるでしょう。ここでは、*商品が「売れる」ようになるためのちょっとした「コツ」*をまとめてみました。

1. テーマを決めて系統を揃える

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これは従来型のECサイトにも言えることですが、なんでも取り揃えるお店よりは、「専門店」のほうが特定の人の心を掴みやすく、結果的に売上が上がるケースが多いようです。

万人の心を掴みたい、という気持ちは誰もが抱くかもしれませんが、商品が「売れる」ということにフォーカスをするなら、できるだけ「ニッチ」なテーマを選んで、そのテーマを掘り下げるのがよいでしょう。

自分の強みを専門とすれば、ライブコマースではその専門性をライブで発揮することができます。一方、自分が扱ったことのない商品を無理に扱おうとすると、商品をうまくプレゼンテーションすることができず、商品の魅力を十分に伝えられません。自分の土俵を決めて、そこに視聴者を集めることが大切です。

2. 視聴者だけが得られるメリットを用意する

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ライブコマースで継続的に視聴者を惹きつけるには、*「観てよかった」*という感想をできるだけ早く視聴者に抱かせることです。そのためには、視聴者だけが得られるメリットを用意するとよいでしょう。

ここでいうメリットとは、物理的なものに限りません。ライブコマース中に視聴者の名前を呼んだり、コマースサイトでは知ることのできない商品の「ヒミツ」を暴露したりと、視聴している人だけが得することを用意するということです。

単に商品ページを見れば分かる情報だけを紹介しても、なかなか視聴者数は増えません。どんな情報や企画を用意すれば視聴者が集まりそうか、考えてみましょう。

3. 実際に購入されたことを実況中継する

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ライブコマースでは1回の「生放送」で複数商品を販売する場合が多いようです。この「ライブ感」をうまく演出するには、実際に購入されたことを実況中継するのがベストプラクティスです。

具体的には、商品が売れたら、ベルを鳴らしたりして商品が売れた旨や、商品を購入したユーザーのハンドルネームを読み上げ、お礼を言います。純粋に、購入ユーザーの幸福感が増大するだけでなく、商品は限られているので「バーゲン」のような心理状況にもなります

テレビショッピングでは目の前の商品が誰に売れたのかはわかりませんが、ライブコマースではどのユーザーが視聴しており、チャットでも誰が発言したかが分かるようになっています。この点をうまく利用して、販促につなげてみてください。