Webサイトの解析を行う際によく使用されるツールが、Googleアナリティクスです。
無料で細かく情報を得ることができるので、重宝するツールと言えます。
しかし、初心者の方にとっては、使われている用語が難しい、意味が分かりにくいなどの悩みを抱える方も多いです。

今回は、Googleアナリティクス初心者の方がこれだけは理解しておきたい、Googleアナリティクス用語17選を解説します。
用語を理解するだけでも、Googleアナリティクスへの理解度が格段に深まりますので、実際にGoogleアナリティクスの画面を見ながら、本記事を読むことをオススメします。

ユーザーサマリー

1.ユーザー

指定した特定の期間内に、1回以上Webサイトにアクセスしたユーザー数のことを指します。
以前は、ユニークユーザーという名称でした。

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ユニークユーザーの用語説明

ユニークユーザーの用語説明

ユニークユーザー(UU)とは、ホームページ内の特定のページにアクセスした人数のことです。ホームページにアクセスしたユーザーは、はじめてアクセスしたユーザーと再アクセスしたユーザーに大別されます。このうち複数アクセスした人を一人と数え、実際にページを訪れた人数を割り出したのがユニークユーザーです。「ユニークユーザー数」ともいいます。

2.セッション

Webサイトの訪問回数のことを指します。
数え方には大きく以下の2つのルールがあります。

・一度AというWebサイトを訪問して他のBというWebサイトへ移動したユーザーが、Aでの最後のアクション(クリックなど)から30分以内にAに戻ってきた場合は同じセッションと見なして、カウントは1とする。

・30分以上経過して戻ってきた場合は、新しいセッションと見なして、カウントは2とする。

デフォルトでは30分と設定されていますが、変更することも可能です。

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https://ferret-plus.com/1047

3.ページビュー(PV)数

ページの閲覧数です。
ページが表示される度にカウントされるので、同じページを再読み込みしたり、繰り返し訪れたりなどの場合でもカウントされます。

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セッションの用語説明

セッションの用語説明

Googleアナリティクスは、ホームページに適切に組み込めばアクセス状況を把握できる便利なサービスです。Googleが無料で提供しており、日本でも大手企業や金融機関、政府など、その利用のシェアを広げています。そこで、もっとも基本的な単位がセッションです。

4.直帰率

Webサイトを訪問したユーザーが、その他のページを閲覧せずにページから離脱した割合を指します。
直帰率が低い場合は、ページ内のコンテンツに満足していると考えられるため、低い方が望ましいです。
ただし、離脱率だけでは、Webサイト全体がユーザーのニーズに応えられていると判断することはできません。

5.平均セッション時間

Webサイトを訪問した人の平均滞在時間のことを指します。
平均セッション時間が長ければ、ユーザーがWebサイトに興味がある、有益な情報を得られると感じていると言えます。

ユーザー行動(新規とリピーター)

6.New Visiter

指定した特定の期間内に、Webサイトを初めて訪問したユーザーを指します。
この項目を確認すると、集客や行動に関するレポートが表示されています。
各項目の用語は、上記を参照してください。

7.Returning Visiter

指定した特定の期間内に、Webサイトを2回以上訪問したユーザーを指します。
この項目を確認すると、集客や行動に関するレポートが表示されています。
各項目の用語は、上記を参照してください。

集客サマリー

8.トラフィック

Webサイトを訪問したユーザーが、どのチャネル(WebサイトやSNS、検索など)から訪問してきたのかを示す項目です。

押さえておきたい各項目については、以下の通りです。

9.Organic Search

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーがキーワードを検索して、検索結果として表示されたURLの中から選択して訪問したことを示します。
Organic Searchからのセッション数が多ければ、提供しているコンテンツは、検索順位が高い、もしくは魅力的なページタイトルであると判断していいと言えます。

詳しくはこちら
https://ferret-plus.com/934

10.Social

ユーザーがSNSからWebサイトに訪問を示しています。
FacebookやTwitter、はてなブックマークなどの各種SNSからのアクセスがカウントされます。

11.Referral

他のWebサイトから、ユーザーが訪問してきたことを示しています。

12.Direct

参照元のWebサイトがない訪問を示しています。
ユーザーが直接URLを入力してWebサイトに訪問した場合や、ユーザーがブラウザにブックマークしていて、そこから訪問した場合などがカウントされます。

集客キャンペーン(オーガニック検索)

13.not provided

Googleが、検索キーワードの情報を提供しないアクセス」を指しています。
これはGoogleがプライバシー保護の理由から情報提供をしておらず、解析をすることができないことが関係しています。

14.not set

Googleが何らかの理由により情報を取得できなかった「不明なアクセス」を指します。
主に、ヤフーリスティングからの流入やリダイレクトが原因となる他、リファラースパムなども「not set」となります。
急増しないかぎり、あまり気にする必要はありません。

行動サマリー

15.離脱率

ユーザーが複数のページを見た結果、最後に離脱することになった割合を示しています。
例えば、特定のページに限って離脱率が高い場合は、離脱する原因を見つける必要があります。

詳しくはこちら

離脱率の用語説明

離脱率の用語説明

離脱率とはホームページを見ている人が、そのホームページから去り、アクセスの記録などを取れなくなる状態の割合のことを言います。ホームページ運営者はどのページでユーザーが離脱(去った)のかをチェックし、改善に役立てることが多いです。

16.離脱ページ

離脱する直前に閲覧していたページを指します。
例えば、商品の購入ページなどで購入には至っていないのに離脱率が高い場合は、このページのサイト設計や導線コンテンツに問題があると言えます。

17.ページ別訪問数

特定のページに何回訪問があったかを示しています。
1回の訪問で同じページを何度閲覧したとしても、ページ別訪問回数は1とカウントされます。

例えば、ユーザーがA→B→C→Aという順番にページ遷移をしたとします(A、B、Cはそれぞれ1つのWebサイト内にあるページを示します)。
この場合、Aのページ訪問数は1ということになります。

上記で説明したPV数と混同しがちなので、しっかりと区別して理解しておきましょう。

まとめ

いかがでしたしょうか。
混同しがちな用語や、理解しにくい用語もありますが、用語の意味を理解できれば正しい検証を行うことができます。

用語を理解することができれば、表示されている数字からどのようなことが分かるのかまで見えてくるでしょう。

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