Webディレクターは、何かと職域の広い職種と言われます。基本的な業務としては、Web制作の企画や制作進行管理などですが、より良いWeb制作を実現するためには幅広い知見を持っていると非常に武器になります。

では、Webディレクターが持っていると力を発揮できる知見とはどのようなものがあるのでしょうか?

BtoBに特化したサイト制作!運用もラクラク|ferret One

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業務進行全体のクオリティを高めるマーケティングの知識

先ほども書いたようにWebディレクターはWeb制作の進行管理など、幅広い業務に携わります。そのため目標設定から分析・改善といった業務全般に関わるデジタルマーケティングの知見が必要となってきます。

Webで解決を目指す課題はマーケティング課題であることが多く、「Webでどのような情報発信をすれば顧客のビジネスに良い効果を発揮するか」を考える必要があります。

マーケティングの知識として、以下のものを考えることが挙げられます。

ペルソナ設定

例えば、Webの設計段階でまず「どんな人がサイトに訪れる想定か?」を考えるために「ペルソナ」を設定しなくてはなりません。制作するWebサイトを見て、ユーザーにどうなって欲しいのか?どのような心境の変化を促すのか?などを想定し、サイトで実現したいこと(ゴール)を設定する必要があります。

参考:
ペルソナを作成してターゲットユーザーを明確にしよう

KPI、KGI

制作されたサイトを運用してより効果を出していくためには、KPIKGIの設定などを検討します。KGIKPIは、目標とその目標に辿り着くまでの過程を共通して認識できるように言語化・数値化された指標です。

KGIKPIをしっかり設定できるようになることが重要です。

参考:
目的を定めてKGIとKPIの設定をしよう

MA

また、近年ではWebサイトを活用したマーケティングオートメーション(MA)など、様々なデジタルマーケティングの手法が確立されています。ただ制作するだけでなく、発展的なデジタルマーケティングの展開まで提案できると、より価値を発揮できる可能性があります。

デザイナーと円滑に業務をするためのデザイン/UI・UXの知識

デザインの知識もWeb制作には大いに役に立ちます。「センスがないから、全部デザイナーさんにお任せする」と思ってしまう方もいらっしゃいますが、センスというのは知識の上に成り立つものです。

最終意思決定のために必要なデザインの知識

Webディレクター自らがでデザインをできる必要は必ずしもありませんが、デザインに関する基礎知識などを持っていれば、デザイナーさんに任せきりにならずしっかりとした指示出しができるようになります。また、最終的に意思決定をするのはディレクターの仕事のため、本当にこのデザインで良いのか?を判断し、クライアントに説明するためには、デザインに関する知見があると非常に進めやすくなります。

より良いデザインを作り上げるためにも、デザイナーと高度なディスカッションができることも良い効果をもたらします。

UIUXはWeb制作において重要であり、これらの知見はとても重宝されます。UIデザイナー、UXデザイナーと呼ばれる職種も近年注目されており、Webサイトの使いやすさ、良質なユーザー体験の設計などが重要視されています。単純なサイトの見た目だけでなく、機能性や使いやすさ、ユーザーがどのような体験ができるかといった観点を持つことがより良いサイト制作を実現します。