Webサイトブログの運営をしていると、ドメイン変更の検討をすることがあります。

例えば、社名やサイトの方向性の見直しや独自ドメインの取得があった場合には、ドメインの変更をしたほうがいいでしょう。

なぜなら、サイト内のコンテンツドメインの一貫性は、サイトのブランディングやユーザビリティにも大きな影響を及ぼすからです。

とはいえ「ドメイン変更のやり方がわからない」「ドメイン変更のSEOへの影響は?」といった疑問があると思います。

そこで今回は、SEOへ悪影響を与えないドメインの変更方法ドメイン変更の注意点について解説していきます。

目次

  1. ドメイン変更のデメリット
    1. 今まで積み上げたサイト評価がリセットされてしまう
    2. 外部リンクによるSEO効果がなくなってしまうことも
  2. リダイレクト処理とは?SEO効果と方法
    1. 301リダイレクトと302リダイレクトの違い
    2. SEO効果を最大限に保つドメイン変更手順
      1. URLのリスト化をする
      2. URLマッピングの作成
      3. リダイレクトの設定
      4. サイトマップ送信でGoogleに認識してもらう
  3. ドメイン変更でリダイレクト処理する際の5つの注意点
    1. リダイレクトの解除タイミング
    2. テーマの異なるページやペナルティのあるページへのリダイレクト
    3. リダイレクトをかける範囲
    4. SNSでのシェアカウントはリセットされる
    5. HTTPS化をしておく

ドメイン変更のデメリット

先程説明したように、ドメインの変更は、サイトとドメインの一貫性やユーザビリティにおいて大きな影響があります。

さらに、検索エンジンからのペナルティを受けて検索順位が上がらなくなってしまったサイトの改善にも役立ちます。

ただし、ドメイン変更には「サイト評価がリセットされる」「外部リンク効果がなくなってしまうリスク」というデメリットも。

ここでは、この2つのデメリットについて詳しく解説していきます。

今まで積み上げたサイト評価がリセットされてしまう

まず、今まで積み上げたサイト評価がリセットされてしまうデメリットがあります。

ドメインを取得してから今まで積み上げてきた期間を「ドメインエイジ」と言います。このドメインエイジは、表示順位を検索エンジンが決定する材料のひとつです。

新規に取得したドメインが表示順位を上げるには、再びドメインエイジを蓄える必要があります。

つまり、検索エンジンに評価されるまでには一定の期間が必要で、その間はサイトの集客が落ちるケースもあるのです。

外部リンクによるSEO効果がなくなってしまうことも

ドメイン変更によって、外部リンクによるSEO効果がなくなってしまうこともあります。外部リンクによるSEOとは、他のWebサイトからのリンク獲得によって表示順位を決定する指標です。

ところが、ドメイン変更を行うとURLが全て変更されてしまいます。

これによって、他のWebサイトからのリンクが正しく機能せずに検索エンジンの評価を下げてしまうことにもなるのです。

ここまで読んでいただいて「サイト評価が下がってしまうのは困る」と思った方も多いでしょう。

しかし、サイト運営をするにあたってドメイン変更をすることがあるのも事実。

そこで、次は「サイトの低評価のリスク」を極力排除できる、リダイレクトについて解説していきます。

リダイレクト処理とは?SEO効果と方法

リダイレクト処理とは、サイトのSEO効果を極力落とさずに新規ドメインに引き継ぐ方法です。

その方法は以下の4つの方法があります。

  • htaccessを使う
  • PHPを使う
  • JavaScriptを使う
  • HTMLのmetaタグを使う

この4つの方法の中で最もGoogleで推奨されているのは、htaccessを使ったリダイレクト処理です。

htaccessを使ったリダイレクト処理の方法には「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の2つがあります。

ここからは「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の違いや、具体的なリダイレクト方法について解説してきます。

301リダイレクトと302リダイレクトの違い

結論から言うと、301リダイレクトと302リダイレクトでは、できることに違いはありません。どちらも自動的なページ転送と転送前の評価の引き継ぎもできます。

以前は、302リダイレクトはメンテナンスやサーバートラブルといった場合の一時的なリダイレクト方法で、評価の引き継ぎはできないとされていました。

しかし、2017年にGoogleによるリダイレクトの使用変更があり、現在ではその差はなくなっています。

ただ、302リダイレクトよりも301リダイレクトのほうが「SEO評価受け渡し処理速度」が早いといった特徴があります。

この特徴により、今後リダイレクトするドメインを恒久的に使用するのであれば、301リダイレクトのほうが適切なのです。

SEO効果を最大限に保つドメイン変更手順

リダイレクトによってSEO効果低下を防ぐには、間違いのない手順でドメイン変更を行う必要があります。

その変更手順は以下のとおりです。

  1. URLのリスト化する
  2. URLマッピングの作成
  3. リダイレクトの設定
  4. Googleに認識してもらう

このような手順を追うことで、SEO効果を保ったリダイレクトが可能です。

また、Googleからも以下の詳しい手順の記載が発表されています。

新しいサイトを準備する - Search Console ヘルプ

URLのリスト化をする

まずは、現在使用しているドメインURLをリスト化を行います。

CMSによっては全URLをリスト化できるプラグインもあるので、活用するとスムーズにできるでしょう。

URLのリスト化は、次に行うURLマッピング作成に必要な準備です。

URLマッピングの作成

次はURLのリスト化をもとに、ドメイン変更後のURLを当てはめたURLマッピングの作成をします。

ドメインの変更だけであれば、URLドメイン部分の変更だけ行えば完了です。

リダイレクトの設定

いよいよリダイレクトを行います。先程解説したように、リダイレクトは301リダイレクトがよいでしょう。

301リダイレクトでは、「.htaccessファイル」を作成して行います。

この「.htaccessファイル」は対応していないサーバーもあるので、事前に使用しているサーバー会社に問い合わせておくと安心です。

以下の記事でも301リダイレクトについて説明しているので、参考にしてみてください。

301リダイレクトとは〜htaccessを利用して転送を行う方法

301リダイレクトとは〜htaccessを利用して転送を行う方法

ホームページを運営していると、URLの転送が必要になることは多々あります。その際、旧URLが持っているGoogleからの評価を引き継いで転送することができるのが301リダイレクトです。本記事では301リダイレクト(mod_Rewriteが使える場合)のやり方をご紹介します。

サイトマップ送信でGoogleに認識してもらう

リダイレクトが無事完了したら、ドメイン変更前後の2つのサイトマップGoogleに送信します。

サイトマップの送信はGoogleサーチコンソールで行え、URLの変更をGoogleがより早く認識してくれます。

以下のGoogleサーチコンソールのヘルプページにも詳細手順が記載されているので参考にしてみましょう。
Googleサーチコンソールヘルプページ

ドメイン変更でリダイレクト処理する際の5つの注意点

ドメイン変更でリダイレクト処理をする際には、以下の5つの注意点があります。

  1. リダイレクトの解除タイミング
  2. テーマの異なるページやペナルティのあるページへのリダイレクト
  3. リダイレクトをかける範囲
  4. SNSでのシェアカウントはリセットされる
  5. HTTPS化をしておく

これらの5つの注意点を理解しておくと、リダイレクトの効果を最大化にできます。

ひとつずつ解説していきます。

リダイレクトの解除タイミング

検索エンジンがサイトを認識するまでの、約半年から1年間はリダイレクト設定の解除はしない方が無難です。

というのも、他サイトでの外部リンクで旧サイトが表示されてしまうことがあるからです。

テーマの異なるページやペナルティのあるページへのリダイレクト

ページのテーマと関係のないページへのリダイレクトSEOに悪影響を与えてしまい、かえってGoogleからの評価が下がってしまいます。

また、ペナルティ評価も引き継いでしまうので、ペナルティのあるページリダイレクトから削除してくと安心です。

リダイレクトをかける範囲

上記以外のページは基本的に全てのページリダイレクトを行っておきましょう。そうしておかないと、積み重ねてきた評価やコンテンツの価値もなくなってしまいます。
また、サブドメインリダイレクトは忘れがちなので、しっかり行っておくべきです。

SNSでのシェアカウントはリセットされる

301リダイレクトドメインエイジ外部リンクなどの影響は引き継ぎますが、SNSでのシェアカウントはリセットされます。

SNSでの拡散やアクションをメインにメディア認知を高めている場合は、影響が出ると予想されるので注意が必要です。

HTTPS化をしておく

もしまだ、サイトURLHTTPS化されていなければ、ドメイン移行のタイミングで行っておきましょう。

HTTPSページはSSLによる暗号化通信であり、サイトのセキュリティ面で重要な役割を果たしています。HTTPS化はGoogleも推奨しており、サイトの集客にも大きく影響します。

HTTPSページでは個人情報の漏えいリスクがあることから、Googleが提供しているインターネットブラウザ「Chrome」でも警告文を表示させているのです。

SEOの観点から考えても、ユーザーを守るセキュリティの強化をしておくことは有効と考えられます。

まとめ

今回は、今までのSEO効果を無駄にせずドメイン変更をする方法として、リダイレクトの解説をしました。

リダイレクト処理は少し面倒かもしれませんが、サイト運営を行うにあたって重要な処理です。

せっかくのサイトの評価やブランディングを無駄にしないためにも、方法や注意点を参考にして正しいリダイレクトを行いましょう。

SEOの基本をさらに知る

SEOに効果的な画像の選び方とは?2つのポイントと使い方を紹介

SEOに効果的な画像の選び方とは?2つのポイントと使い方を紹介

記事内に挿入する画像について、正しい使い方をご存知ですか?なんとなく見栄えがいいという理由でのみ、使用している人もたくさんいるでしょう。しかし、SEO対策を行う上で、正しい画像の使用の仕方を理解しておく必要があります。この記事では、SEOに効果的な画像の使い方、選び方、注意点について説明していきます。

SEO対策に効果のあるサイトマップとは?SEOとの関係性と作成方法を紹介

SEO対策に効果のあるサイトマップとは?SEOとの関係性と作成方法を紹介

検索エンジンで上位表示を狙うためには、サイトマップを作成することが大切です。しかし、サイトマップの作成方法はおろか、それ自体を詳しく理解していない人も多いのではないでしょうか。確かに、数あるSEO対策の中でもサイトマップの作成は重宝されるのものではありません。逆にサイトマップの作成がSEO対策に影響するということを知っている人の方が少ないくらいです。そこでこの記事では、サイトマップとは何か、SEOにどんな影響を与えるのかを説明します。また、サイトマップの作成方法も合わせて紹介します。